ロック大陸漫遊記 第175回
今週はワンアーティスト特集で、テーマは「ザ・スミスで漫遊記」でした。
スミスは1982年に結成されました。
草野さんはスミスの特徴として次の3つを上げていました。
- ボーカルの独特の歌唱
- アイロニカルで意味深な歌詞
- ギターのアルペジオメインのプレイ
興味深いのは草野さんがスミスから影響を受けたことです。大きく2つあります。
1つ目はアルペジオです。
スミスのアルペジオロックはスピッツも影響を受けた、と話したうえで「個人的にはフリッパーズ・ギターからラルクまで影響を受けたのではないかと考えている」とも言っていました。
2つ目はジャケットです。
「音楽だけではなくてレコードジャケットも素晴らしい」
「映画のスチル写真を使うなどして表ジャケットにメンバーの写真を使わないのがかっこいい」と言っていました。
草野さんは常々ジャケットに関心や強いこだわりを持っているのがわかっているので、その草野さんにここまで言わせるというのはすごいと思いました。(以前、ベルセバの特集のときも絶賛していましたが、今回はそれ以上です)
メンバーの写真を使わないというスピッツのジャケットのスタイルはスミスから来ていたんですね〜。
ちなみに、今までのジャケットのなかでは「みなと」がスミスのイメージに一番近いそうです。
そして、スミスの曲は「上京してすぐの寂しい部屋によく似合う」「マッチョなロックよりも攻撃的で、闇を抱えたロックンローラーに刺さった」とも話していました。
こうして話を聞いていると、スミスの影響はものすごく大きいように思えます。
特にアルペジオとジャケットというのはスピッツの重要な要素なので、スミスはかなり大事なバンドなのではないかと。
オンエアリスト
② William, It Was Really Nothing / The Smiths
③ Hand In Glove / The Smiths
④ This Charming Man / The Smiths
⑤ Cemetry Gates / The Smiths
⑥ Ask / The Smiths
⑦ London / The Smiths
⑧ Girlfriend in a Coma / The Smiths
⑨ WALK ON THE MOON / M-AGE
各曲メモ
② William, It Was Really Nothing:
アルペジオが印象的で草野さんがかなり好きな一曲
③ Hand In Glove:
デビュー曲。陰キャを称えるような曲。ベースがかっこいい
⑥ Ask :
「アスミー」とのところでいっしょに歌いたくなる。応援歌
⑧ Girlfriend in a Coma :
COMAは昏睡のこと。昏睡状態の恋人のことを歌っている。爽やかな曲調だけど内容は重い。ハワイのリゾート地を想像していたら180度違った
前回の2分のナンバー特集同様、2分程度の短い曲が多かったのでサクサク聴けました。
アルペジオも奇麗だし。
スピッツの音楽とのつながりにも注目しながらスミスを聴いてみるのも良いかもしれませんね。
YouTubeMusicプレイリスト
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