4月からNHK-FMで「ディスカバー・クイーン」というラジオ番組が始まりました。
僕は最近ファンになったばかりのクイーン初心者なので、クイーンのことをより深く知り、より楽しめられるようにと、毎週この番組を聴いています。
そんな僕が番組内で新たに知ったこと、興味を持ったことを備忘録がてらここに残していきます。
5月前半の2週はクイーンの1stアルバム「戦慄の王女」にスポットを当て、アルバムに収録された全曲を解説しました。
第5回 「戦慄の王女」(パート1)
【放送日】 '21 / 05/02
【DJ】サンプラザ中野くん,西脇辰弥
オンエアリスト
- We Will Rock You
- Keep Yourself Alive(炎のロックンロール)
- Keep Yourself Alive(炎のロックンロール)(De Lane Lea Demo)
- Steel Drivin Man / Buddy Merrill
- Doing All Right
- The Worst That Could Happen(恋のハプニング)/ The 5th Dimension
- Great King Rat
- Great King Rat(De Lane Lea Demo)
- My Fairy King
- In Only Seven Days
メモ
1週目はアルバムのA面「炎のロックンロール」から「My Fairy King」までを解説しました。
炎のロックンロール:
- ギターはカセットテープ2台を使って録音し1台はわざと回転ムラを出して再生し、エフェクトがかったようにしている
- 歌は録音を継ぎ足しているので、ブレスがずっと続いているように聞こえる
- AメロBメロのなかで頻繁に転調している
- クイーンは違和感を作る達人
- ギターソロはブライアンがカントリーのスティール・ギターの音にインスパイアされたのではないか?
Doing All Right:
- イコライザーで高音を上げて低音を下げて音を細くしてリバーブを深くかけることで、夢のような蝶々が飛んでいるような雰囲気を作っている
Great King Rat:
- 曲中でロジャーかブライアンが一歩先んじて入るので、アイコンタクト無しカウント無しで生演奏が可能という構成に注目
- 右からはノーマルな歪んだギター、左からはワウペダル。ギターが対話しているようギターソロ
My Fairy King:
- 初めてフレディのピアノが聴ける曲
- リードボーカルと金切り声と裏声のコーラス
- 取り付く島がない曲。面白がったつくりをしている
第6回 「戦慄の王女」(パート2)
【放送日】 '21 / 05 / 09
【DJ】サンプラザ中野くん,西脇辰弥
オンエアリスト
- Mustapha
- Liar
- The Night Comes Down
- Modern Times Rock'n'Roll
- Son And Daughter
- Jesus
- Seven Seas Of Rhye(輝ける7つの海)
- Good Old-Fashioned Lover Boy(懐かしのラヴァー・ボーイ)
メモ
2週目はアルバムのB面「Liar」から「輝ける7つの海」までを解説しました。
Liar:
- デモバージョンよりも30秒短い。無駄を削ぎ落としている
- 歌の始まる前にハモンドオルガンを使っていて、荘厳な感じが出ている。一方で、フレディの歌声が少年のよう
- ロジャーのドラムのハイハットの使い方が独特。32秒からに注目
The Night Comes Down:
- 普通はスネアとバスドラは中央定位だが、この歌はスネアは若干右、バスドラは若干左に定位している
Modern Times Rock'n'Roll:
- ギターもベースもボーカルもハネてないが、ドラムだけハネてる
Son And Daughter:
- 「低い」が正義という風潮があるが、この歌ではリフをギターとベースが同じオクターブで弾いている。でもそれがいい
Seven Seas Of Rhye(輝ける7つの海):
- ペダルを踏みっぱなしでピアノを弾いている
今週の西脇さんの名言「クイーンはロックにすら縛られない」
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