僕が買ったNW-A106には専用イヤホンが付属していないため、A100シリーズ専用のイヤホン「IER-NW510N」(以下510N)を別途購入しました。
イヤホンが付属していないA100シリーズを購入して510Nを新たに買おうか悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
そこで実際に510Nを使ってみた感想を「外観・装着性」「音質」「ノイズキャンセリング」の順に書いていきます。
外観・装着性について
まずは外箱。
NW-A106と並べてみました。
非常にコンパクトです。(無駄が無い代わりに高級感もない)
なかを開けると付属品としてサイズの異なるイヤーピースが4種類入ってました。(最初からイヤホンに付いているもの1+替え3)
イヤホンの外観はこんな感じ。
ハウジングは豆みたいな形をしています。
耳に装着するとイヤーピースに対してハウジングが前に向きます。ちょっと変わったスタイルです。
ハウジングが小さいため付け心地は軽くて良いです。
なお僕はイヤーピースのサイズはLLが最適でした。
音質について
一般的なカナル型イヤホンに比べて一回り以上サイズが小さいこともあり、ドライバーユニットもΦ6mmと小さいです。
そのせいか、音は低音が弱めで、全体的に軽い印象を受けます。
良い点は、女性ボーカルやジャズのピアノ音は伸びやかで、ハッとするような美しさを感じるときがあることです。
悪い点はロック系の曲のパンチがちょっと弱いところです。
510Nの音の第一印象は良くもなく悪くもなく、普通です。(自分が1万円前後のイヤホンばかり買っているからかもしれませんが)
そんな510Nが本領を発揮するのは「ClearAudio+」をオンにしたときです。
立体感や音の迫力が他のイヤホンよりも断然良いです。あるべきところにあるべき音が配置されいる感じがします。これは「おお!すごい」と声を上げたくなります。
おそらくA100シリーズ専用イヤホンということで最適に音が調整されているのだと思います。
510Nを買ったなら「ClearAudio+」はぜひ試してみてください。
ノイズキャンセリングについて
これはかなり残念な結果でした。
まずホワイトノイズがあります。
僕はNW-A25HN付属のNCイヤホンを持っています。それにもかかわらず510Nを買った主な理由は、A25HNイヤホンをA106に挿してノイズキャンセリングをオンにするとホワイトノイズが出たからでした。
A100専用の510Nを使えばホワイトノイズはなくなると期待したのですが、510Nでもホワイトノイズが出てしまいました。サーっという音が聞こえます。
またそもそものA106のノイズキャンセリングの効果も弱いです。
ソニーのBluetoothヘッドホン「WH-H910N」を付けたときのような静寂が訪れることはありません。
それどころか自分が所有しているNW-M505、NW-A25HNといった過去機種よりもノイズキャンセリングの効果は弱いです。
オンになっているのかわからないくらいの変化しかありません。
室内だとエアコンのゴオーという音がやや小さくなるくらい。
しかも外音がちょっと小さくなっても、音楽を停止しているとホワイトノイズが聞こえて気になるので、音楽を聴きながらじゃないとノイズキャンセリングは使えないと思ったほうがいいです。
過去機種よりもノイズキャンセリング性能が低いというのはなんとも残念な話です。
過去機種のNCイヤホンから買い替えるべき?
僕はNW-A25HNに付属しているNCイヤホンを持っていますが、それと510Nとを比較して、買い替えるほどの改善はないと感じました。
まずノイズキャンセリングの効果はほとんど変わりません。両者ともホワイトノイズがあります。
音質は一長一短です。25HNイヤホンの方が低音が出ていて、510Nの方が全体のバランスがいい印象です。
過去機種のNCイヤホンを持っているなら510Nは見送ってもいいと思います。
一方、今ノイズキャンセリングイヤホンを持っていなかったり、1万円よりも安い有線イヤホンしから持っていないならば、選択肢の1つとして510Nは十分にあります。
やはりA100シリーズ専用ということでA100本来の音を引き出してくれているので。
特に「ClearAudio+」をオンにすると他のイヤホン以上に高音質な音楽体験ができます!
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