QUEEN初心者のひとことアルバム感想その1 〜QUEEN II, オペラ座の夜, The Game

   最近、「洋楽と言えばクイーン」な毎日を過ごしてます。

   と言っても、もともとそんなに洋楽は聴かないのですが(^_^;)

   理由は今更ながら映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観てクイーンにハマったからです。


   最初はベスト盤のグレイテストヒッツI,IIを聴いていました。しかし、それだけでは物足りなくなり、今はオリジナルアルバムをちまちまと集めては聴いています。

   集めるにあたって1stアルバムから順に時代を追っていくよりは、自分が興味のある作品から聴いていきたいと思いました。

   そこでネットのレビューやAmazonプライムで配信されているクイーンのドキュメンタリーを参考にしました。

   まず最初に購入したのは次の3つのオリジナルアルバムです。

  • クイーン II - Queen II (2nd, 1974)
  • オペラ座の夜 - A Night at the Opera (4th, 1975)
  • ザ・ゲーム - The Game (8th, 1980)


   今回はこの3作のひとこと感想を書きます。

QUEEN II, オペラ座の夜, The Game MQA


   と、その前に……


クイーン ヒストリー 1973-1980

   僕がアルバムを買う前に参考にしたドキュメンタリー映像がこちら(↓)です。

   デビューから1980年までの前期クイーンを追っています。

   レビューを見るとクイーンマニアな方々からは酷評されていますが、僕のような初心者には時代背景やクイーンのバンド像がわかっておもしろかったです。

   なお、クイーンヒストリー2も出ており、こちらは後期クイーンを追っています。


   この記事では「クイーン ヒストリー 1973-1980」を「ヒストリー①」、「クイーン ヒストリー2 1980-1991」を「ヒストリー②」と呼ぶことにします。


   では、次からアルバムのひとこと感想になります。


クイーン II 

   クイーンの2作目のアルバムです。


   ヒストリー①のなかで「クイーンのアルバム史上最もヘビーロックな一枚」と紹介されていたので、気になって購入しました。

   聴いてみると、うん、たしかに重厚です。笑


   LP盤発売当初はブライアン・メイが主に作曲した1〜5曲目を「サイド・ホワイト」、フレディ・マーキュリーが作曲した6〜11曲目を「サイド・ブラック」と呼んでいたそうです。

   でもクイーン歴の浅い僕にはそれほど明暗の差は感じられませんでした。

   強いて言うなら、フォーク調のやわらかい④「Some Day One Day」がホワイト代表で、ドラマチックで妖しい⑨「The March Of The Black Queen」がブラック代表といったところでしょうか。


   中世を舞台にしたファンタジーのような曲名もあったりして、ヘビーですがどこか古風な印象を受ける一枚です。


オペラ座の夜

   クイーンの4作目のアルバムです。


   あの「ボヘミアン・ラプソディ」が収録されており「クイーンの代表作」ということで購入しました。


   事前に「アルバム全体で一つの作品になっている」という情報を仕入れていたので、身構えて鑑賞しましたが、実際にはいろいろなタイプの曲が入り混じっていて、そこまで堅くなる必要はありませんでした。

   ①「Death On Two Legs」、⑧「預言者の唄」、⑪「ボヘミアン・ラプソディ」のような、おどろおどろしかったり壮大に展開する曲(僕が当初「オペラ座の夜」に持っていたイメージに近い)もあれば、②「うつろな日曜日」、④「マイ・ベスト・フレンド」、⑤「’39」のような、おどけたり、かわいらしかったり、カントリー調だったりする気楽な曲もあります。

   一曲一曲は曲調も雰囲気もバラバラですが、全体としては一つの物語のようにまとまっていて、身構える必要はないですが聴き応えがあるのもたしかです。

   こういうアルバム重視の作品作りは今の邦楽シーンには無い気がしますね。


   個人的にはカントリー調(フォーク調?)の「’39」が好きです。(歌詞はSFらしいですが)

   また「預言者の唄」はヘッドホンをつけて中盤のコーラスを聴いていると四方八方から声が飛び交って、なにか呪文を唱えられているような気分になり、頭がぐるぐるしてきます。長い曲ですがクセになります。

   それにしても「ボヘミアン・ラプソディ」は圧倒的ですね。バラードあり、オペラあり、ロックあり。特に「ガリレオ!ガリレオ!」の後のグイグイ上がっていく感じはすごいなと。

   歌の内容は訳詞を読んでもさっぱりですが(^_^;)


ザ・ゲーム

   クイーンの8作目のアルバムです。


   ヒストリー①のなかで「最もセールス的に成功したアルバム」として紹介されていたので購入しました。(wikiで調べてみたら米国で一番売れたクイーンのアルバムと書いてありました)


   本作を境に70年代から80年代に時代が移っており、一般的にこれ以降を後期クイーンと分けているようです。

   またバンドとしては初めてシンセサイザーを使用し、ディスコサウンドやブラックミュージックなどの新たな要素を取り入れていています。

   そのせいか、ヒストリー①やCD付属のライナーノーツを見ていると、これまでのクイーンとの作風の違いに昔からのファンはかなり戸惑い、賛否両論があったようです。

   しかし新参者の僕からすると、聴きやすくてノリがよくて、ただただかっこいい!好きなアルバムの一つです。


   ギターソロが咆哮する②「Dragon Attack」、ベースのリフが耳に残るディスコチューン③「Another One Bites The Dust」、明るいロックナンバー⑥「Rock it」など、どれもおすすめです。

   ランニングのBGMにもよく合います。


まとめ

   以上、ヒストリー①を参考にして購入したクイーンのアルバム3枚のひとこと感想でした。

   これらは僕が初めて買ったクイーンのオリジナルアルバムなわけですが、ヘビーロック(II)、ロックオペラ(オペラ座の夜)、ディスコサウンド(The Game)とジャンルが分かれていたので、バランスよくクイーンを知ることができました。初めて聴くにはぴったりだったのではないかと思います。

   リアルタイムでクイーンの熱狂を体験できなかったのは寂しい気もしますが、その代わりに、いろんなレビューを参考にして、あっちこっち自由につまんで楽しめるというのは後発者の特権ですね。


   次回は、ヒストリー②を参考にして購入した後期クイーンの3枚をひとこと感想します。


コメント