タワレコで予約したヨルシカのミニアルバム「創作」を買ってきました。
予約特典でオルゴールCD付き。(オルゴール曲は「強盗と花束」「春泥棒」でした)
ミニアルバムなので曲数は少なく、インスト曲1曲を含む全5曲です。
歌詞カードはポストカードのように1枚1枚分かれています。歌詞とは別にイラストが2枚入っています。
リード曲の「春泥棒」と「風を食む」を聴いたときから予想はしていましたが、聴いてみるとなんだか掴みどころのないアルバムでした。ふわふわとしています。
雲の上を歩いているようなというよりも、霞を食べさせられているような、といった方がいい。不思議な感じです。
1曲目の「強盗と花束」では「ソファが狭い」と言って家具屋を襲撃しようとしているし、そうかと思えば「花をあげたい」と言い出すし、言動が不思議です。
2曲目の「春泥棒」は冒頭のギターのリズムが歌に寄ってくれなくて(カラオケで歌うと難しいやつ)、リズムがつかめない。(僕が音痴なだけか?)
4曲目の「風を食む」は途中のハミングがふわふわしてるし、そもそも「かぜをはむ」という語感がふわふわしています。
5曲目の「嘘月」の歌詞は隠喩なのかメルヘンなのかもうわからない。
そんなわけで、どれもこれも霞のように掴みどころがない。
ジャケットが白いせいもあるかもしれない。
でも良いアルバムです。
澄んだ寂しさがあり、少し寒い春のような爽やかさがある。
特に「嘘月」が素敵です。
「僕はずっとバケツ一杯の月光を呑んでる」
「本当なんだ、昔の僕は涙が宝石で出来てたんだ
そうなんだ、って笑ってもいいけど」
「僕はさよならがほしいんだ
ただ微睡むような」
まるで絵本のよう。
奇麗でメルヘンチックでそれでいて毒がある。
気がつけば何度も聴いています。
ところで「春泥棒」と「風を食む」は対を成しているのでしょうか。
どちらも「春」「風」「花」が出てくる。
あと、「億劫」(春泥棒)は「くう(食う)」で「食む」(風を食む)なのかなと思ったり。
「泥棒と花束」と「春泥棒」も盗人つながりだし。
ちょっとずつそれぞれつながっているのかもしれませんね。
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