ソニーのウォークマン”NW-A106"を購入しました。
NW-A100シリーズの1つである”NW-A106”はアンドロイドを搭載したウォークマンです。
発表当初から興味を持ち、発売後は店頭で試聴もしたのですが、そのときは「おまかせチャンネル」がないことや、音楽アプリの操作性がいまいちだったことから、購入を見送りました。
しかし、発売から1年以上経ち、音楽環境も変わりました。CD(を取り込んだ音源)中心だったものがストリーミング(以下サブスク)の比重が増えてきました。
1年間散々悩んだ挙げ句、ランニング中にもサブスクで音楽を聴きたい!という欲望に負けて、とうとう”NW-A106”を買ってしまいました。
我慢したおかげで発売当初よりも値下がりしていたのはありがたいですが。笑
目次[非表示]
スマホとの2台持ちに最適なDAPの条件は?
スマホでも音楽を普通に聴けるこのご時世に、デジタルオーディオプレーヤー(以下DAP)をわざわざ買う理由は何でしょうか?
個人的には、(超高級ではない)エントリークラスのDAPはスマホとの2台持ちを意識して作られるべきだと考えています。
やや脱線しますが、数年前に発売されたウォークマン”NW-M505”は「スマホとの2台持ち」をコンセプトに作られた素晴らしい名機でした。”NW-A106”を買うまでは現役で使っていました。
とはいえNW-M505が発売された時代と今とではスマホとの2台持ちの条件も違ってきています。
では、いまDAPに求められている条件はなんでしょうか?
あくまで自分にとってではありますが、次のように考えています。
- 大型化したスマホよりも小型軽量で持ち運びやすい
- サブスク、Bluetooth接続などスマホでできる音楽体験は全てできる
- スマホよりもハイスペックな音楽体験ができる(LDAC、aptxHD、MQA、DSD、ノイズキャンセリングなど)
- スマホの負荷を減らせる(電池消費や使用容量の節約)
これらの項目について、”NW-A106”はどのように対応しているかをこれから1つずつ見ていきます。
と、その前に……
1) NW-A105かNW-A106か?
NW-A100シリーズ(以下A100)にはいくつか機種があります。
- A105: メモリ16GB
- A105HN: メモリ16GB、NCイヤホンあり
- A106: メモリ32GB
- A107: メモリ64GB
多くの人はおそらくA105かA106かで迷うのではないかと思います。
僕は値段は少し高いですがメモリの多いA106を選択しました。
アンドロイドの場合、OS等の領域確保のためスペックに書かれたメモリ全てを自由に使用できるわけではありません。
ネット情報によるとA105は初期状態で16GB中約10GBが使用済みで6GB程度しか空きがないようです。
音楽はSDカードに保存すればいいとはいえ、あまりに空きが少ないとシステムが不安定になりかねません。
その点、A106は初期状態でメモリの空き容量が約21.7GBありました。
これなら使っていくうちにアプリやキャッシュが多少増えても安心して使えます。
今は値段も下がってきているので、A105かA106か迷っている方は両方の機種の値段を一度見比べてみるといいかもしれません。
では、いよいよスマホとの2台持ちとしてのA100の真価を見ていきます。
2) 小型軽量が最高!
2-1) スマホと並べてみる
A106はディスプレイサイズ3.6インチ、質量約103gと非常にコンパクトです。
実際にスマホと並べてみるとその小ささがよくわかります。
下の写真の右がA106、左がSHARP”AQUS sense2”(5.5インチ)です。
A106がスマホよりも二周りは小さいことがわかります。
手に持ってみるとスマホはこんな感じ。
スマホの上部が手からだいぶはみ出しています。
一方、A106は手のなかにすっぽり収まります。
画面が小さいという弱点もありますが、音楽再生がメインなので画面が小さいデメリットよりも小さくて持ちやすいメリットのほうが大きいです。
2-2) ランニングのBGMに
A106を欲しくなった最大の理由がこれです。
ランニングのBGMにサブスクを持ち出したい!!
これまで僕はアームポーチにウォークマンを入れて走っていました。
ウォークマン(M505、A25)は数十gしかないので走っていてもほとんど気になりません。
しかしスマホは150gもあるため、アームポーチにスマホを入れて走ると腕を振るときにけっこう気になります。正直、ちょっと重い。。。
そこで白羽の矢が立ったのがアンドロイドを搭載したA106です。
なにせ約100gですし。
アームポーチに入れた状態を比較すると……
スマホは入り切らずに出っ張っているのに対して、
A106はすっぽり収まっています。OK!
実際に腕に装着して走ってみましたが軽くて全然気になりませんでした。
ランニングのお供に最適です。この軽さだけでもA106を買った価値があります。
なお、公道では耳が塞がらない骨伝導イヤホンを付けて走ってます。(aftershokzおすすめです!)
3) 音楽を聴く、動画を観る
A100はアンドロイドなので、スマホでできる音楽・動画鑑賞は一通りできます。
それがA100の大きなウリでもあります。
基本はスマホと同じなので、ホーム画面によく使うアプリを配置しておけば、音楽や動画へのアクセスも速いです。
僕は主に音楽関連のアプリをホーム画面に配置してます。(あとはdアニメも)
3-1) W.ミュージック
内蔵ストレージやSDカードに保存した音楽はソニー純正の”W.ミュージック”を使って再生します。
ハイレゾを再生できるのは(ほぼ)このアプリのみなので、これから長いつきあいになりそうです。
実際に使ってみると店頭で手に取って見たときよりも使いやすかったです。
なお、パソコンから音楽を転送する際にはソニーの”Music Center for PC”を使います。
3-2) YouTubeMusic
音楽のサブスクリプションサービスはSpotify、Amazon Musicなど様々ありますが、僕はGoogleのYouTubeMusicを愛用してます。
もちろんA106も対応しています!
というかサブスクをウォークマンで聴きたくてこの機種を買ったので使えなかったら困ります。
自宅ではWi-Fiでストリーミング再生し、気になるアルバムや最新のプレイリストを保存しておきます。
Wi-Fiのつながらない外では保存した楽曲をオフライン再生します。
これで、ランニング中も、出張で移動中の電車のなかでも、YouTubeMusicを楽しめます。
3-3) dアニメ
画面が小さいし、バッテリー容量も小さいのであまり動画再生には向きませんが、いちおうYouTubeやdアニメも観れます。
解像度はHDですが、画面が小さいのであまり気になりません。
ただ小さい!
4) 高音質で音楽を楽しむ
ウォークマンは音楽専用端末なのですから、スマホではできない高次元な音楽体験ができないと意味がありません。
高次元な音楽体験とは、音が良いのはもちろんのこと、音楽形式の縛りがなく、音楽に没頭できることを言います。(※筆者の勝手な定義です)
4-1) S-Master HX
最近はあまりアピールしていないようですが、ソニーお得意のフルデジタルアンプ「S-Master HX」が搭載されています。
また高音質を実現するために様々な工夫を本体に施し、部品にもこだわっています。
その結果として、スマホよりも格段に音質が向上しています。スマホの音がもやっとしたぼやけた感じだとしたら、A106の音はパキッとクリアです。
低音から高音まできれいに伸びてます。
ただ、ソニーの音は毎度そうなのですが、人によっては作られた音っぽく聞こえるかもしれません。
僕は「わかりやすくて良い音」と思って聴いています。
質実剛健な音が好みならONKYO/Pioneer製のDAPがおすすめです。
4-2) Master Volume
一般的なスマホと違い、音量調整幅がなんと120段階もあります。
細かい音の調整ができるのが音楽専用端末ならではです。
ただ、最小音量は思ったほど小さくならないんですよね。。。
4-3) ClearAudio+
純正の「音質設定アプリ」には「イコライザー」「DSEE Ultimate」「DCフェーズリニアライザー」「バイナルプロセッサー」など様々な機能が搭載されています。
自分は基本的にイコライザー系はあまり好きではないのでOFFにしてます。
「Direct」というボタンをタップすると一発で全てOFFにできるのが便利です。
僕が唯一使うのは「ClearAudio+」という機能です。
これをオンにすると立体感のある迫力のある音に変わってくれます。
ただ場合によっては音楽が大仰になって聴き疲れしなくもないです。
基本はOFFにしてたまにONにするのがいいかと思います。
とはいえ、聞き慣れた曲でもかっこよく生まれ変わったりするので、一度は試してみることをおすすめします!
4-4) MQA再生
実はA106を買った大きな理由の1つがこれです。
MQA音源の楽曲を聴きたかったからです。
最近クイーンのMQA-CDを集めていて、少しずつ増えてきました。
MQAを聴けて普段から使える端末がほしいと思っていたところにA100がMQAに対応していることを知ったのでした。
MQA-CDからMQAをリッピングしてウォークマンに転送するのは二手間ほどかかって面倒です。
取り込み後、「W.ミュージック」で開いていみると、「MQA 88.2kHz [HR]」と表示され、ちゃんとCD以上の音質になっていました。
「MQAの音はCDよりも良いか?」と問われると「ウォークマン+ハイレゾヘッドホンで聴いているので音は良いです」としか答えられないです。
同じ条件でただのFLACとMQAを比較しても自分の耳じゃわからないかも・・・まあ、いま聴いている音に満足していればそれでいいのです。笑
4-5) LDAC
自分のスマホがLDAC未対応のため、ウォークマンによってLDACに対応できたのが嬉しいです。
最近LDAC対応のヘッドホン(WH-H910N)を買ったので、早速LDACでつなげて聴いています。
Bluetoothでも「ハイレゾ対応」という響きがいい。(そんだけ?)
4-6) ノイズキャンセリング
A100シリーズは本体にノイズキャンセリング機能(以下NC)を搭載しています。
音楽に没頭するためには周囲の雑音を低減するNCは必須です。
しかしA106にはNCイヤホンの"IER-NW510N"が付属しておらず別途購入する必要があります。
いちおう公式にはNC対応は"IER-NW510N"のみらしいのですが、とりあえずA25HNに付いていたNCイヤホンを刺して聴いてみました。
結果的にNCは機能して外音は減ったのですが、代わりにサーッというホワイトノイズが流れました。イヤホン不正規だから?
ホワイトノイズは正規の"IER-NW510N"を買ったら解決するのでしょうか。
"IER-NW510N"を買おうかどうか迷っている今日このごろです。
4-7) 忘れてならない物理ボタン
と書いておきながら忘れかけていたのでこんな後半にきてしまいました。
A100はアンドロイドにもかかわらず音楽プレーヤーらしく物理ボタンを側面に備えています。
「電源」「ボリューム」以外に「再生」「早送り」「早戻し」があります。(「HOLD」もあり)
いちいち液晶を点けなくてもボタン操作のみで曲を一時停止したり早送りできるのは便利です。
見落としがちですが、こうした細かい点で音楽再生時の利便性が向上すると、音楽の体験の質が上がった感がします。
5) スマホの負荷を減らす
ウォークマンで音楽を聴くことは高音質で聴けること以外にも、スマホの負荷を減らせるというメリットがあります。
例えば、スマホの充電回数を2日に1回にしようとしたら、毎日スマホで音楽を聴いていたらまず無理でしょう。
またスマホのSDカードのなかにはカメラで撮った写真や動画やアプリのオフラインコンテンツが保存されています。
さらに自分所有の音楽データ(CD全部合わせたら1万曲以上)を全て保存しようとしたら、SDカードの容量が足りなくなります。(まあ音楽データは非可逆圧縮すればだいぶ小さくなるのですが)
そこでウォークマンの登場です。
ウォークマンがあればスマホのバッテリーやSDカードの容量を気にせずに音楽を楽しむことができます。
遠出するときなども、スマホで音楽を聴いているとスマホのバッテリー残量が気になりますが、ウォークマンであれば、最悪電池が切れても、スマホという通信手段は生き残ります。
このように音楽再生を分担することでスマホの負担が減るのは、スマホとウォークマンの2台持ちならではのメリットなのではないでしょうか。
6) まとめ
今回アンドロイドウォークマンであるNW-A106を購入し、スマホにはないメリットや魅力があり、スマホとの2台持ちにも最適ということを書かせてもらいました。
2台持ちをすすめる理由は、
- スマホよりもコンパクトで軽い
- スマホよりも高音質なファイルを再生できる(MQAなど)
- LDACやaptxHDなど高音質なBluetoothコーデックにも対応している
- 音楽再生に特化した物理ボタンが付いている
- スマホのバッテリー消費を減らせる
なによりも軽くて小さいのが良いです。最近のスマホは音楽を聴くためだけにランニングに持ち出すには、重くて大きすぎるので。
バッテリー持ちの悪さがかなり酷評されていますが、スマホとの差別化という意味でもぜひウォークマンのAシリーズは今後もこのコンパクトさを維持してほしいです。(下手にバッテリー容量を大きくしてサイズアップしてほしくない)
さて、A106を手に入れてからまだ2週間ほどしか経っておらずまだまだ使いこなせていません。なにせ中身はアンドロイドなので、音質の良さを活かしながら、もっといろいろ遊べる気がするんですよね。
次回は実際に使った感想をもっと詳しく書いていきます。
今のところスマホよりも音質も良いし、スマホと同じ使い勝手だし、おすすめのDAPですよ!
コメント
コメントを投稿