【感想】BAND-MAID "Unseen World" ~激しさが加速する!

    BAND-MAIDの4thフルアルバム "Unseen World" を聴いています。


なんかすごい箱に入ってきた

   出張中に予約注文していたBAND-MAIDのCDが届きました。

   予約したのが1ヶ月以上前だったのですっかり忘れてましたが、なんと梱包箱がアーティスト仕様!!

BAND-MAID "Unseen World" 楽天箱

BAND-MAID "Unseen World" 楽天箱

   かっこいい!!

   けど、これ捨てられないヤツだーー。


   ちなみに楽天で買ったので予約特典としてアクリルキーホルダーが付いてきました。

   やった。

BAND-MAID "Unseen World" 楽天 アクリルキーホルダー

"Unseen World" は3形態

   今回のアルバムは3種類の販売形態があります。

  1.  完全生産限定盤 7+7=14曲 2CD+Blu-ray
  2.  初回生産限定盤 12曲 CD+DVD
  3.  通常盤 CDのみ 13曲

   厄介なのが限定盤は通常盤に対してBlu-rayかDVDが付くというだけではなく、収録曲も違うということです。

   しかも通常盤よりも限定盤の方が単純に収録曲数が多いというわけではなく、②初回限定盤は③通常盤よりも1曲少なく、①完全生産限定盤は一番曲数が多いですが、③通常盤にしか入っていない曲があったりもします。

   また①完全生産限定盤は収録曲順が他と違っているうえに7曲ずつ2枚に分けて収録されています。


   なんだかよくわからないし、僕は今もCDプレーヤーで音楽を聞くことが多いのでCDが2枚に分かれると不便なので、CD1枚のみで一番シンプルな通常盤を購入しました。


   なお、通常盤にのみ収録されている13曲目の”without holding back”はインスト曲です。

   めちゃめちゃかっこいいです。これを聴けたから通常盤で満足かな。


"Unseen World" 感想

   まず全曲激しい。

   最初アルバムを通して聴いたときは荒波がいつまでも続く展開にやや食傷気味になりました。汗


   普通、アルバムのなかには緩急をつけるためにバラードなり遊びの曲なりあると思うのですが、そういうのが一切ない。

   唯一、中間点にある小鳩さんの「サヨナキドリ」だけはちょっと雰囲気が違うかな。

   とはいえそれも含めて、ずーっとテンション上がりまくりで、クライマックス続きまくりです。


   アルバム全体のイメージは、MVも公開されている1曲目の”Warning!”に集約されています。

   カーチェイスの映像と、車上でクールに演奏する5人の映像とが交差してものすごくかっこいい。


   よくあるアルバムのパターンは1曲目と最初の数曲は激しくて徐々にテンションが落ちていくというものです。しかし "Unseen World"は違います。

   1曲目のこのMVの高いボルテージのまま全13曲を突っ走ります。

   ロックモンスターですよ。


   コロナ禍だし、ステイホームだし、4枚目のアルバムだし、ふつうは少し落ち着くところです。

   でもBAND-MAIDはそんなに甘くなかった。激しさが加速しています。

   おそらく今作は4作のなかで一番激しいアルバムなのではないでしょうか。


   そして1回聴いたときはちょっとテンションについていけなくて「んんん??」となったのですが、ずーっとリピートしていると、この音の激流にもっともまれたくなります。

   明らかにどの曲もライブ向けなんですよね。

   この時期に、いやこの時期だからこそ?、攻めてます。

   BAND-MAIDすげー!、の一言。

   やっぱりかっこいいです。


全曲感想

   簡単に全曲の感想を書きます。


1.  Warning!

   冒頭のメロディはライブの出囃子になっている部分かな。

   その後に続くイントロの爆音に心がやられます。

   これだ、この攻撃性こそ、BAND-MAIDだ!という気分。

   疾走感もあって気持ちがいいです。


2.  NO GOD

   途中に挟まれる「LuLuLu」というコーラスが最初「クール」だと思ってました(^_^;)

   ライブでシンガロングしたら楽しそうな曲です。

   ベースソロのチョッパーがかっこいい。

   サビの「あなたの感情オエオエオー」のところがなんか好き。


3.  After Life

「叶うのなら来世他人で」という歌詞がドキリとする。


4.  Manners

   MVもあります。

   前作の「The Dragon Cries」のような粘っこいロックです。


5.  I still seek revenge.

   ベースが重い!

   今作はどれもベースが際立っています。

   ベースが暴れると迫力が違いますね。


6.  H-G-K

   ギターソロがかっこいい!

   Cメロからサビへの盛り上がりもたまらないし、「ああ生命が爆ぜるんだ」という歌詞もいい。

   前半のハイライトであり、ライブでも盛り上がるの間違い無しの一曲。

   おすすめ!


7.  サヨナキドリ(SAYONAKIDORI)  -Nightingale

   小鳩さんがメインボーカルの曲。

   良い意味で折り返し地点を感じさせてくれます。

   ここから後半スタート。


8.  Why Why Why

   この曲だけちょっと影が薄いかな。

9.  CHEMICAL REACTION

   なぜか女王様っぽく聴こえる歌(^_^;)

   後半のHey!Hey!の部分はライブではコール・アンド・レスポンスするんかな。

   盛り上がりそう!


10.  Giovanni

   静かな部分で貯めてサビで爆発させるタイプの歌。

   ギャップが気持ちいいです。


11.  本懐(HONKAI) -Ambition

   サビのメロディが美麗で疾走感が気持ちいい!

   今作はこういう曲が少なかったので貴重です。

   しかもCメロではボーカルのSAIKIさんとベース&ギターの掛け合いもあり、見どころ満載。

   歌良し、メロディ良し、楽器良しで、かなり贅沢な一曲なのではないでしょうか。

   あと「ねぇ 君の言動で世界が終わるみたい」という歌詞がセカイ系の物語みたいでちょっと好き。


12.  BLACK HOLE

   バンド史上最速テンポの曲だそうです。

   ドラムとギターがすごいことになってる!!

   まさにブラックホール。音の激流に飲み込まれていきます。

   圧巻です。


13.  without holding back

   ボーナストラック的なインスト曲。

   ライブ(お給仕)でも後半に楽器隊のみの演奏シーンがあって、めっちゃかっこよくて盛り上がります。

   ライブを思い出してワクワクが止まらない!


   で、その勢いのまま1曲目にリピート、と♫


まとめ!!

   最初聴いたときは激しすぎてなんだかついていけなかったですが、繰り返し聴くと、このコロナ禍によくこんな攻撃的なアルバムを作ってくださったな、とポジティブな気持ちでいっぱいになります。

   これはライブでこそ盛り上がるアルバムだなと感じました。

   早くまたお給仕行きたーい。


   ただ、1st,2ndアルバムのころの「YOLO」「Secret My Lips」「DAYDREAMING」のようなメロディアスできれいな曲がないのはちょっと寂しいかなぁ。

   歌詞カードを読んでいても英単語が多くて、歌詞の中身よりもメロディのノリの方を重視しているように思えます。まあそれはそれで良いのですが。

   このあたりで今作の好き嫌いが分かれるかもしれません。


   ちなみに"Unseen World"を聴いた後に"Just Bring it"や"WORLD DOMATION"を聴いたらおとなしく感じた!笑


 

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