金沢マラソンオンライン2020 感想 〜TATTAとGarminは連携しておくと便利

一人フルマラソンを走る

   今年の金沢マラソンは例年通りの形ではなくオンライン開催となりました。

   期間内(10/10〜11/10)に、どこを走っても何回に分けてもいいので合計42.195kmを走れば完走というルールです。


   僕はこれまでにハーフやフルマラソンの大会は何度も出場したことがあるのですが、練習では一度も20km以上を走ったことがありませんでした。

    そこで、このオンライン大会を機に、一人でフルマラソンを走ることに挑戦してみました。

   果たして結果は!?


TATTAとGarminを連携

   まずは準備です。

   距離の計測にはスマホアプリ”TATTA”を使います。

   このアプリで計測した距離が公式なものとしてカウントされます。

   しかし事前にTATTAをインストールして試走してみたところ、途中でアプリが停止して正しく測定できませんでした。暑い日だったのでアプリのせいと言うよりもスマホの熱問題だったかもしれません。

   せっかく42km走っても正しく計測されない可能性があるのは嫌だなーと困っていたところ、走る前日にTATTAとGarminを連携できることがわかりました。


   TATTAのアプリを立ち上げて、「…」→「各種設定」でGarimnと連携することができます。

TATTA Garmin 連携設定


   Garminの方が距離も正確だし動作も安定しているので、これで安心してフルマラソンを走れます。


自作マラソンコース

   実際の大会と違ってコースが決まっていないので、自分でコースを決めないといけません。


   そこで前日にGoogleマップでどんなコースがいいかを下調べしました。

   最初は金沢駅から高岡駅まで県境を超えて走ろうかと思ったのですが、戻ってくるのが面倒なのと、信号に引っかかるのが嫌だったので、信号のない犀川サイクリングロードをメインにしてコースを作りました。

   犀川サイクリングロードを上流に進み折り返して、海まで下って、また折り返して、自宅付近で完走になる、というコースです。


   また10kmごとに水飲み場(公園など)があるようにしました。(20km地点の公園は水飲み場があるか不安でしたが、行ってみたら水飲み場があったので安心しました)


   実際に走ったコースの高度グラフはこんな感じ↓


   約200m上ってから0mまで下りる、というハードだけどシンプルなコースです。


ランニング中の携行品

   フルマラソンのときに毎回持っていっているエナジーゼリー2本と塩タブレット2,3個はもちろんのこと、今回はエイドがないので、水筒も持っていきました。

   水筒は500ml入る自転車用の容器を使いました。なかに薄めたスポーツドリンクを入れておきます。

   これらをポシェットに詰めて肩にたすき掛けして走りました。


   水筒は500mlだと足りないので途中の水飲み場やコンビニで補給します。


   こうして10月11日の朝7時に走り出しました。

   天候は曇から晴れ。途中から日が照りだして暑かったですが雨もなく風もなくそれなりに良いコンデションだったのではないかと思います。


フルマラソンを走る

   実際に走ったコースをダイジェストで紹介します。


   まずは犀川下流の雪吊橋。

   ここからサイクリングロードを上流に向かって走ります。


   途中の河原でカモのグループを見かけました。


   大桑のゴルフ練習場辺りでサイクリングロードが終わるので、一般道に出ます。

   ここから山に向かって登り坂が続きます。


   更に数キロ登ると……、

   上辰巳の峠の茶屋。


   辰巳ダムとトンネル。



   このトンネルは昨年終了した百万石ハーフマラソンの折返し地点です。なつかしいー。

   今回はトンネルを通って更に山奥まで進みます。


   トンネルの先は未知の領域です。

   どんどん人家が減っていきます。

   途中に木造の小学校のような建物(廃校?)をみつけたり。

   普段とは違う景色が見れてかなり楽しかったです。


   折返しポイントの熊走橋に到着。


   この橋を渡り、次は対岸を走って海を目指します。

   鄙びた山村が続きます。


   辰巳ダムのそばにあるさくら広場。

   ここで約20km.


   水飲み場とトイレがあるので、時計を止めて水筒に水を補給して用も足します。

   軽くストレッチして、再開!


   辰巳ダムの真上の道路を走ります。爽快です。


   この後、勾配10%の坂を登ると朝来た道に合流します。

   ここからは下り坂です。


   やがて街の方に戻ってきます。

   このあたりから日が照り出してだいぶ暑くなってきました。


   河原の室生犀星碑。トイレと水飲み場があります。

   ここで約32km.


   時計を止めて水筒に水を補給します。

   軽くストレッチ。本番の大会と違って救護班も何もないので、故障がないように慌てず小休止して身体を整えます。


   犀川大橋。


   残念ながら残り9kmを切った辺りでいつもどおり失速。

   ここまで守ってきたキロ6分半のペースがガタッと落ちて、8〜9分になってしまいました。

   暑いし足は動かないし、とにかく辛い。

   残りは地獄ロード。


   帰りたくなりますががんばって海を目指します。

   気分は「あの坂を上れば海が見える」です。


   ヘロヘロになりながらようやく海浜公園に到着。

   約40km.


   写真の右手前に水飲み場があるので水分を補給します。

   もちろん小休憩。そろそろ足がつってきました。

   よくストレッチします。焼け石に水ですが。


    折り返して、サイクリングドードを上流に少し走ったところで、Garminの腕時計が鳴動しフルマラソン走破の合図。

    どうにか5時間は切れました。


   この後、自宅まで数kmを歩いて帰ったのですが、途中、道端で足がつって動けなくなったりけっこう大変でした。

   どうにか自力で歩いて帰れたものの、1時間近くかかってしまいました。

   距離をもっとうまく調整して自宅でぴったり42.195kmになるようにすればよかったです。反省。


オンラインマラソン感想

   今年は金沢マラソンに限らず、近隣のマラソン大会が軒並み中止となってしまったため、ハーフもフルも走れていない状況でした。

   なので練習とはいえフルマラソンを走れてよかったです。


   ただ、目標タイムを4時間35分に設定していたのに、目標通りのペースで走れたのは33kmまでで、結果的には5時間を切るのがやっとだったのが、若干心残りではあります。

   これが本番の大会で、沿道の応援や充実したエイドがあったとしても4時間半を切れたかは怪しいです。

   フルマラソン4時間からはだいぶ遠くなってしまいました。(年のせいか?)


   しかし!練習でフルマラソンを走れたのは今後の練習の強みになります。

   フルはさすがにきついですが、今回30kmまでは普通のペースで走れたので、今後は練習でも30km走を取り入れていこうと思います。

   なんとかフルマラソン4時間の体力を取り戻さなければ。


   あと、オンラインマラソンが走るモチベーションにつながるとわかったのは大きな収穫でした。

   今回のオンラインマラソンの参加費は1500円と安かったので、これからは良さそうなオンラインマラソンがあれば積極的に参加していきたいです。


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