秋の4連休に地元の医王山を登ってきました。
今回は下山ルートに、新しく出来た栃尾・尾根コースを使いました。
新しくなる前の栃尾方面のコースは荒れていて道に迷いそうでした。そのため、湯涌温泉に下りようとすると、遠回りでも道のはっきりとした小原方面に行かざるをえませんでした。
しかし、新しいコースが出来たことで簡単に栃尾方面に下りられるようになり、湯涌温泉までの距離がグッと縮まりました。
その結果、金沢駅前からスポーツセンター前行きのバスに乗って、見上峠口から医王山を登って湯涌温泉に下りて帰るという縦走コースがこれまでよりも簡単に行けるようになりました。
今回紹介するコースならば、一日で医王山のほぼ全てを網羅できます!!
コースマップ
見上峠登山口から入って、大沼、鳶岩、白兀山、夕霧峠、奥医王山を登って、栃尾集落跡に下ります。
栃尾から湯涌温泉までも歩く予定でしたが、車で拾ってもらったので2,3kmほど楽できました。
歩行距離 16.6km
歩行時間 5h45m(休憩含む)
なお、上記データはガーミン245で計測しました。
金沢駅〜医王山スポーツセンター
金沢駅の7番口から、7時49分発の医王山スポーツセンター行きのバスに乗って終点まで向かいます。
朝はこれ一本しか無いので逃さないように要注意です。
見上峠登山口〜西尾平休憩所
見上峠登山口はスポーツセンター前からしばらく歩くと左手に見えます。
連休の最終日で登山客もいっぱい通った後のはずなのですが、ここからキャンプ場までの道は蜘蛛の巣がいっぱい張っていました。
棒きれで蜘蛛の巣を振り払いながら進みます。
しばらく歩くとオートキャンプ場に到着。
あとで知ったのですが、前日に熊が出たようです。こわいこわい。
車道に一度出た後、左手にある登山口に再び入ります。
この辺りから登山客が増えるのか、キャンプ場を過ぎると蜘蛛の巣はありませんでした。
西尾平休憩所に到着。
車がいっぱい。ここから登る人も多いようです。
トイレもあります。
次は覗休憩所を目指します。
覗〜鳶岩~白兀山
しばらく林道を歩きます。
ベンチがあったり。左手には市街地が見えたり。
坂も緩やかなのでサクサク歩けます。
覗休憩所。
トイレに見える戸は開きません。トイレじゃないのでした。残念。
休憩所の左でも右でもどちらでも大沼に行けるのですが、近いのは右のコースです。
右に行きます。
さらに覗乗越を過ぎて、分岐を左に進みます。
大沼へは急な坂を下ります。滑りやすいので注意。
途中、膝をついた人の下半身みたいな倒木があったり。
木の葉の隙間から鳶岩が見えたりしました。
大沼。
神秘的な雰囲気があります。
休憩所にはトイレもあります。
この扉の先には何があるんでしょう。
怖くて開けませんでした。
少し下って、三蛇ヶ滝を見ます。
清涼感〜。
滝を見たら引き返して、鳶岩を目指します。
鎖を使って登ります。
落ち着いて登れば危険はないのですが、鎖場はけっこう長いです。
普段、腕の筋肉を使わないし、鍛えてもいないので、かなり体力を消耗します。(来る度に腕立て伏せしないとー!って思うですけどもね)
鳶岩!!
高度感がすごいです。
むかし、鳶の背に立って腰を下ろしたことがあるのですが、今はもう怖くてできません。
ここから小兀までが地味に長い。
お昼も近く、お腹も空いてきます。
小兀に着くと、何組かの登山客が昼食を取っていました。
晴れていたので金沢市街が眺望できます。
鉄塔がいっぱい並んでいるのも壮観です。
巨大な鉄塔が山にずらっとあると、遠近感が狂って見えるのは僕だけでしょうか。
昼食はコンビニのおにぎり3つ。
一服したら、次は白兀山です。
頂上はすぐそこです。
白兀山には見晴台があります。
小兀とまた違う景色が見えるので登ってみましょう。
360度の山々を眺めることができます。
ただこの日はちょっと曇っていて、遠くの山はいまいち見えなかったのが残念。
先を行くと、ナカオ新道との合流点。
それにしても危険アピールのものすごさよ。
ここまでされると「立ち入り禁止」と言っているようなものですよね。
誰も踏み入らないと荒廃してさらに難所になると思うんだけどなぁ。
途中、アルプスの稜線のような、風が吹き抜けて気持ちのいい場所があります。
登山道からいったん出て、夕霧峠の休憩所。
がんばって登ったのに車で来ている人を見るとちょっとがっかり。毎度のことなので慣れましたが。
雨の日はここで昼食を取ります。
トイレもあります。
2階からは散居村の素晴らしい景色。
一服したら次は奥医王山です。
奥医王山〜栃尾集落跡
見返り杉。
いまいちどのへんがすごいのかがわからない。
竜神池。
去年はなかったナウシカベンチ。
奥医王山の頂上。
見晴台もありますが、登ってもあまり景色はよくないです。
さあここからが後半のハイライト!!
新しくできた栃尾方面への登山道を行きます。
見晴台の右手の道を進みます。
しばらく行くと、小原方面と栃尾方面との分岐点。
ここを左に下りると沢コースです。これは以前からあるルートですね。
看板には「尾根コース ここから30秒」と書かれています。
下りは沢よりも尾根の方が滑らずに安心だろうということで、今回は尾根コースを使います。
尾根コースの看板。
いよいよ新コースです。ドキドキ。
明るい森の中を歩きます。
栃尾ラウンジ。
イワウチナワの丘。
エルク広場。
名前の付いたスペースがあるというだけでなんだかワクワクしますね。
途中何組かの登山客とすれ違いました。
奥医王山から先で人と会ったのは初めてです。
新しいコースができたおかげで山がにぎわっています。これなら熊も出てこないかな。
沢コースとの合流点。
あとはひたすら下りるのみです。
途中、視界が開けるとベンチがありました。一休みに最適。
やがて栃尾口に到着。
ここから湯涌温泉まではそれなりに距離があるのですが、歩いていたら途中で登山客の車に拾ってもらいました。ありがとうございます。
湯涌温泉
湯涌温泉側に下りるメリットはなんといっても温泉です。
総湯につかって汗を流してさっぱり。
館内にバスの時刻表が貼ってあるので、金沢駅行きのバスの時刻を確認して、時間を調整して一休み。
医王山登山まとめ
医王山は小さな山ですが、たくさんの要素が詰まっています。
2つの山頂(白兀山、奥医王山)、金沢市街の眺望(小兀)、難所の岩場(鳶岩)、神秘的な池と滝(大沼、三蛇ヶ滝)、温泉(湯涌温泉)。
下山に栃尾コースが使えるようになったことで、見上峠登山口から登って上記の箇所を全部回って縦走しやすくなりました。
今回歩いた尾根コースは一部滑ると危ない箇所もありますが、基本は歩きやすく、迷うこともないので、湯涌温泉から登ったり下りたりするには非常に便利です。
新しい栃尾コースを開拓していただいた方々に感謝します。ありがとうございます。
次は今回行っていない沢コースから登ってみようと思います。
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