"Amazon smart plug"の便利な使い方 〜声しか届かない場所を探そう

    7月にAmazonで半額セールをしていたので"Amazon smart plug"なるものを買ってみました。

   どんなものかというと、コンセントと家電の間に挿して、家電の電源のON/OFFをAlexaを介してできるようにするというものです。

   例えば、"Amazon smart plug"にライトをつなげます。そして、Alexaにむかって「ライトを点けて」と言えば電源がONになってライトが光り、「ライトを消して」と言うと電源がOFFになってライトが消えます。

   スマート機能のないただの家電を簡単にスマート家電化できるアイテムというわけです。

   但し、できることは電源のON/OFFだけです。また電源ボタンで物理的に電源をONにできないもの(表現が難しい……)には使えません。


   僕はスマート家電を持っていません。リビングにある”Echo dot”とスマート家電との連携は一度やってみたかったし、半額で1,000円なら安いので、"Amazon smart plug"を軽い気持ちでポチッてみました。


"Amazon smart plug"は難しい

   で、届いたのがこちら。

"Amazon smart plug" 外箱


   コンセントに直接挿すにはちょっと大きいサイズ感ですが、なかにWi-Fiなどいろいろ詰まっているので仕方ないのかもしれません。

"Amazon smart plug" 本体


   さて、届いたはいいけど何に使おう・・・

   意外と「声」で操作したくなるものって少ないんですよね。

   卓上ライトなら、わざわざ声でAlexaに頼まなくても手で操作すればいいですし、廊下にライトを置いて声で操作するのはセンサーの代わりとしては便利そうですが、廊下だとリビングのAlexaに声が届きません。

   ということで、とりあえず扇風機に使ってみることにしました。

   夏場はキッチンが暑いので、扇風機を”smart plug"につなげてキッチンの脇に置きます。調理中は手が空いていないので、声で操作するというのは理に適ってそうです。

(なお、"Amazon smart plug"を使う前にスマホの”Alexaアプリ”で初期設定をする必要があります。難しくはないので説明にしたがって設定しましょう)


   で、2週間ほど使ってみたのですが……結論は「わざわざ声で操作するほどでもない」です。

「Alexa、扇風機をつけて(止めて)」と声に発するくらいなら手で操作したほうが楽なんですよね、結局のところ。

   あと、”smart plug"の弱点として、必ず声でON/OFFしないといけないというのがあります。手で電源ボタンを押してOFFにすると、次に声でONにしても動作しなくなるため。

   これが意外と煩わしかったりします。


   ようは声で電源をON/OFFするのが便利なシチュエーションというのがなかなか無いのです。
   さて、どうしたものか。


手の届かないところに置いてしまえ

   ”smart plug"の使い途も困りましたが、狭いキッチンに扇風機を置くのも意外と問題があります。まず邪魔ですし、電源ケーブルが足元でバタバタしていて、からまると危ないです。


   そこで、扇風機をやめて、コンパクトなサーキュレーターに替えます。

   さらに、足元ではなくて、いっそ冷蔵庫の上に置いてみることにしました。

   これでキッチンがすっきり!

"Amazon smart plug"  冷蔵庫の上にサーキュレーター


    デメリットとして、熱の溜まっている上の方から風が来るのでいまいち涼しくないです。

   そして、サーキュレーターを冷蔵庫の上に置いたため、ボタンの位置が高くなり、手で操作するのが非常に面倒になってしまいました。


   手での操作が面倒……それならば、声で操作すればいいのでは!?

   ということで、このサーキュレーターに"smart plug"を追加します。

   するとなんということでしょう、

   手が届かなくても、声でサーキュレータをON/OFFできるようになったではないですか!

   これぞ、家電のスマート化の真骨頂。 "Amazon smart plug"がついに本領を発揮しました!


   ちなみに”smart plug”は冷蔵庫の上にある冷蔵庫用のコンセントの口の一つに挿しました。(コンセントが上にあるおかげでサーキュレーターの電源ケーブルも床を這わずに済んでます)

"Amazon smart plug"  冷蔵庫の上にサーキュレーター


   ……まあサーキュレーターにリモコンが付いていれば、リモコンを使えばいいだけなんですけどもね。うちのは安いモデルなのでリモコンがなかったため、「声」がリモコン代わりになって助かってます。


    なお、冷蔵庫の上部は放熱の必要性とかあったりして、サーキュレーターを置くのはあまり良くないかもしれません。そのへんは自己判断ってことで。


声しか届かない場所を探そう

   以上、"Amazon smart plug"の便利な使い方の一例でした。

   簡単に言うと、手の届かないシチュエーション=声しか届かない場所を探して使おう、ということですね。

   ただ、基本的にはこれはスマート家電を持っていない人が、今ある家電の一部の機能をスマート化して、スマート家電を擬似体験するための過渡的なアイテムに過ぎないかなーと思いました。

   面白いと言えば面白いので、ちょっと試してみたい人は買ってみるのもいいかもしれません。

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