型にハマらない自由なバンド「ディアフーフで漫遊記」感想

新曲「猫ちぐら」配信決定!

   今週も先週に引き続き、漫遊前の1曲は「猫ちぐら」でした。
   いい曲ですね、ステイホーム時代の思い出の曲になりそうです。

   さて、そんな「猫ちぐら」ですが、6月26日から配信されることが告知されました。
   サブスクでも配信されるようなので、朝起きたら聴けるようになってるのかな。楽しみです。 


ロック大陸漫遊記 第129回 感想

   今週のテーマは「ディアフーフで漫遊記」です。ワンアーティスト特集です。

ディアフーフとは

   ’94年にサンフランシスコで結成。’95年に東京から渡米したサトミマツザキがボーカルとして加入し、’96年にアナログ盤デビュー。マツザキは当初楽器を弾けなかったそうですが、加入1週間後にはツアーを決行。
   なかなか無茶苦茶なデビューですね。

ディアフーフとスヌーピー?

    草野さんが、冒頭でディアフーフについて「アバンギャルド。独自の世界を見せてくれる。こういう音楽ですよ、というのが難しいのでとにかく聴いてもらうしかない」と話していました。

      たしかにそのとおりで、オンエアされたものを聴いていると、変な曲、というか、実験的というか、なんだかよくわからない世界を見せられている気がしました。

   また草野さんは「荒々しく勢いだけで行っているように聞こえるが考え抜かれている」とも話していました。「例えるなら、スヌーピーの絵のような考え抜かれたヨレヨレ感」とも。
   なるほど!相変わらず表現がうまい。
   おかしな世界観だけど、土台は緻密に作られているってことですかね。

初期衝動をずっとキープし続けるバンド

   説明が難しいバンドだと草野さんは冒頭で言っていましたが、中盤でこんなふうに話しています。
「たとえば、エレキギターを初めてアンプに繋いで大きな音を出したときのような、
スティックを持って初めてドラムをたたいたときのような、
初期衝動をずっとキープしているバンド。
それでいて品がある」

   初期衝動をキープしている、というのがすごいですね。
   多作で今でも毎年のように作品を発表しているそうです。

草野さんの楽曲作りに影響も?

   草野さんは「曲作りしているとゲシュタルト崩壊するときがある」そうです。「メロディってなんだっけ?リズムってなんだっけ?」といったように。
   そんなときにディアフーフを聴くと、ああこれこれって感覚を取り戻せるのだとか。

   番組の最後に草野さんは「ディアフーフを聴くと自分の曲は型にはまっているんじゃないかと思ってしまう。もっともっと自由にいろいろな曲を作っていきたい」と話してました。

   ディアフーフはいろいろ刺激を与えてくれるバンドのようです。

   僕も今回聴いてみて変な音楽だなーと感じましたが、クセになりそうなものも持っているので、またちょくちょく聞き返してみようと思います。

オンエアリスト

① 猫ちぐら / スピッツ
② This Magnificent Bird Will Rise / DEERHOOF
③ Dummy Discards a Heart / DEERHOOF
④ Milk Man / DEERHOOF
⑤ O'Malley, Former Underdog / DEERHOOF
⑥ I Will Spite Survive Feat. Jenn Wasner / DEERHOOF
⑦ Future Teenage Cave Artists / DEERHOOF
⑧ 光について / GRAPEVINE

Milk Man

   最後に、草野さんがすごく好きな曲と言っていた(と思う)「Milk Man」のYoutube動画を貼っておきます。

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