あんな曲やこんな曲も!伝説の「スピッツ 横浜サンセット2013 -劇場版-」感想

   5月15日に突然「スピッツ 横浜サンセット2013 -劇場版-」がyoutubeで無料公開されました。
   (代わりに参戦予定だったMIKKE福井公演が想定通り延期になりました。涙)

   ファンの間ではず〜っと円盤化が望まれていた作品だけに、コロナ禍での公開はほんと嬉しかったです。歓喜、歓喜。やっほー。
   スピッツとスタッフの皆さんありがとうございます。

   僕は横浜サンセットを観るのは今回が初めてです。
   セットリストも詳しくは知らずに観たのですが、いやー、曲目がすごいですね。
   これを現地で観てたら昇天してそうです。この場にいた人がうらやましい。
   1曲目にいきなり「恋のうた」というのが反則だし、中盤の「アパート」「月に帰る」の流れが神がかってるし、アンコール前ラストの「海を見に行こう」も地味に美味しいし。最後を「夢追い虫」で飾るのも熱い!

   映像的なところでは、カメラワークが良かったです。動きすぎず、かといって単調でもない。
   またライブ会場の横が海になっていて、たまに映る港や船の光が演出に一役買っていました。

   以下、ハイライトをピックアップ。(youtubeのリンクはその曲に飛びます)

恋のうた

   https://youtu.be/W4Lkp42a-10?t=161
「恋のうた」は野外限定なのかな?
   1曲目に持ってくるあたりが憎らしいです。

ハチミツ

   https://youtu.be/W4Lkp42a-10?t=916
   Twitterのタイムラインがなぜか「しけっしけっ」って盛り上がっているのでなんだろうと思ったら、草野さんが「しけったビスケット」のところで噛んでたんですね。
   そのときの表情がかわいらしいです。あと、メンバーの「やっちゃった〜」っていう笑顔もいい。失敗しているのに申し訳ないけれど、観ていてちょっと和みました。良い映像いただいきましたって感じ。

アパート

   すごく好きな曲です。聴くと青くさい気持ちにさせてくれます。
   間奏でハープを吹くときに草野さんがアコギを縦に抱きかかえている姿が可愛いのです。

月に帰る

   絶対に一度はライブで聴きたい曲!でももうライブでは歌うことないんだろうなぁって思ってたんですけど、横浜サンセットで歌ってたんですね。また歌ってほしいです。生で聴けたら月まで跳ねれられそう。

   ところで、﨑山さんの左にあるバズーカ砲みたいな2つの黒い筒が何か気になったのですが、あれは「キャノンタム」というものらしいです。(Twitterで教えてもらいました。ありがとうございます)
   高い音が出ます。
   見た目もガンキャノン(?)みたいでかっこいいですよね。

   画面が青色のライトで埋め尽くされる演出が、海をイメージさせて秀逸。
   渚はアウトロのアレンジがどうなるかがライブでの楽しみの一つですね。
   今回はクージーのキーボードが深海に潜っていくような神秘的な響きを出していました。
   次は田村さんのベースにもっとスポットを当てたアレンジが聴きたいです。

夢追い虫

「夢で見たあの場所に立つ日まで」という歌詞がライブとリンクします。
   最後を飾るにふさわしい上がりっぷり!

   ライブ後に花火があがります。ド派手でしかも長い!
   これは会場で観たらきっと感動しただろうなと思います。歓声も大きかったですしね。

   なお、草野さんのMCによると、この日のセットリストは当時発売されていた14枚のアルバム全てを網羅しているそうです。(花鳥風月、色々衣は除く、かな)
   このことだけとっても、すごく貴重なセットリストだったんだなとわかりますね。

* * *
   以上、無料公開されている「横浜サンセット2013 -劇場版-」の感想でした。
   初めて観ましたが、ファンの方々が伝説と称して円盤化を待望していたのがわかる素晴らしい映像でした。(BD出たら買います!)
   セットリストが神がかってるし、メンバーもお客さんもみんな笑顔だし、観ていて元気になります。

   いつまで公開されるのかはわかりませんが、観られるあいだは大切に観たいと思います。