楽天ひかりがようやくIPv6対応!通信速度が1000倍になった

   めちゃめちゃ速くなったという話ではなくて、めちゃめちゃ遅かった、という話です。

自宅インターネット激遅の2週間 〜IPv4_PPoE編

   いろいろな割引やポイントに目がくらんで、ネットの評判も見ずに、自宅のブロードバンド回線を「楽天ひかり」に変更したのが失敗の始まりでした。

   4月28日にBiglobeから「楽天ひかり」への宅外工事が終わり、インターネットの設定もして、いざネットにつなげてみると、webページがなかなか表示されません。
   これはおかしいと思って通信速度を計測してみたろころ、いつも使っている「Biglobe通信速度測定サイト」では計測できないくらい通信が遅い。
   別のサイト(Googoleの「スピードテスト」など)で通信速度を測りなおすと、ダウンロードスピードがなんと0.2Mbps(200kbps)しか出ていないではないですか!
   格安SIMよりも遅い。通信速度制限を受けているくらい遅い。
楽天ひかり(IPV4)スピードテスト結果
楽天ひかり(IPV4)スピードテスト結果

   どうなってるんだこれは!?もしかしてIPv4(IPv6非対応)のせいか!?
   慌てて楽天ひかりのホームページを見に行くと、「4月20日からIPv6先行リリース。但し正式ではないため対応ルータをご自身で準備し手動で設定する必要あり」という知らせが載っているではありませんか。
   正式なIPv6対応は6月からなのですが、あまりの遅さにとてもじゃないけどそれまで待てません。早速手動でIPv6の設定をおこないます。
   しかし、インターネットにつながりません。何度設定を見直しても設定は合っているというのに。

   翌日からG.W.に入ったので、朝から楽天ひかりに問い合わせますが、電話対応はなくチャットのみの対応となっていて、しかもそのチャットが冷たい。「ルータのことはルータメーカーにお聞きください」
   絶対にルーターじゃなくて回線側の問題だろうと思いつつも、仕方ないのでIOデータ(ルーターのメーカー)に電話します。IOデータのオペレーターのお姉さんはとても丁寧に対応してくださりました。ありがとうございます。しかしIPv6ではつながらず。

   その後も、楽天ひかりにメールをしたり(結局最後まで回答はありませんでした)、チャットで何度もやりとりしたりしますが、IPv4_PPoEではつながっても、IPv6(DS-lite)ではつながってくれません。
   結局G.W.の前半はIPv6設定に悪戦苦闘して終わってしまいました。しかも結果は失敗。IPv4のままです。

   このときの楽天ひかり(IPv4)のインターネットがどれくらい遅かったかというと、昼も夜も速度は1Mbps以下。ひどいときは0.1〜0.2Mbpsしか出ません。
   プライムビデオはワンセグを観ているようなギザギザ画質ですし、画像の少ないブログですら読み込むのにタイムラグが発生します。

   ネットで情報を収集していると、Twitterには「IPv6にしたら爆速になった」という報告が速度結果のキャプチャ付きでいくつも流れています。(うらやましい!)
   しかし、なかには自分と同じくIPv6設定がうまくいっていない人もいました。
   そのなかの一人の方のTweetを見ていると、どうやら乗り換え前のプロバイダのIPv6の解約が遅れていて楽天ひかりの方でIPv6に切り替えられていない、というコメントがありました。
   もしかしたら自分もこれに該当するかも!?やっぱり回線側の問題なんじゃ……ということで、自力でのIPv6切り替えはいったんあきらめました。時間が解決してくれると信じて待つことにします。

   そんなわけで、G.W.後半はネットが超遅い環境で暮らしました。
   自宅にいるのに通信速度が200kbps。スマホでテザリングしたほうがまだ速いです。
   しかもコロナの影響で外出自粛。ネットのみが頼りという時期ですよ。
   夜アニメを観ていたらすぐに固まるし、サブスクで音楽を聴きながらネットサーフィンするとサイトが開かないし。
   何をするにしてもストレスがたまります。苦痛だ〜。

   次の契約更新のタイミングで絶対に楽天ひかりは解約してやるからな!!
   もう怨嗟しかありません。

普通にネットにつながる素晴らしさ 〜IPv6(DS-lite)編

   G.W.の終わりかけに、久しぶりに楽天ひかりのホームページをを見に行くと、「開通状況についてのご報告」と「IPv6が開通していないお客様について」というお知らせがありました。
   要約すると「4月17日以降に楽天ひかりを開通したものはIPv6の開通手続きが完了しておらず、5月11日以降順次対応する」と書いてあるではありませんか!
   やはり回線側の問題でした。そうならそうと早く言ってよ。G.W.前半の苦労はなんだったんだ。

   その後、12日の夜にこれまでどおりの設定でIPv6が無事開通しました。

    おお!ホームページが白くならずに読み込める!止まることなくサブスクの音楽や動画が観れる!普通最高!

「スピードテスト(Google)」で通信速度を測定するとダウンロードスピードは200Mbpsも出ているじゃないですか。速っ!
   夜10時半でこの速度なので十分すぎますね。
   IPv4時代が0.2Mbpsだったので、1000倍の改善です。
   嘘みたい。
楽天ひかり(IPV6)スピードテスト結果
楽天ひかり(IPV6)スピードテスト結果

   ちなみに乗り換え前の事業者(Biglobe)と今の楽天ひかりの通信速度はほぼ同じです。

   つまり、楽天ひかり(IPv6)にしてめちゃめちゃ速くなったという話ではなくて、楽天ひかり(IPv4)がめちゃめちゃ遅かった、という話でした。
   ぐるっと一周して戻っちゃった感じ。でもまあ、一年間は毎月2000円引きだから……意味はあったと信じたい。

感想まとめ!

   それにしても楽天ひかりは、IPv4だったとはいえ遅すぎるし、対応もひどすぎです。
   こんな品質の悪いものを大々的に宣伝して世に出すなんてありえない。
   楽天のサービス全般に対する信用はガタ落ちしました。

   みなさんも、ブロードバンド回線の選択は慎重に。安さやポイントに釣られたりせずに、よく評判も調べたほうが良いですよー。
   なんてったって、インターネットは速度が命です。200kbpsはありえんわー。