自宅の光回線を乗り換える際の2つの注意点 〜楽天ひかりでわかったこと

   自宅でインターネットに接続するための光回線ってけっこう費用がかかりますよね。
   安く抑えたいコストの一つです。

   先日、自宅のインターネットの光回線を「Biglobeのフレッツ光」から「楽天ひかり」に乗り換えました。

   ただ、乗り換えてみてわかったのですが、注意すべきことが2つあったので、ここに書き留めておきます。

注意点1 乗り換え期間は1ヶ月もない

   みなさんおそらく現在の光回線は、月額を安くするために2年縛りで契約しているのではないかと思います。
   この場合、現在契約している事業者(Aとします)に解約金を払わずに新しい事業者(Bとします)に移るにはどうすればいいでしょうか?

   契約日から2年目の更新月のあいだに事業者Aを解約するだけでいい?
   違います。
   一番安くすませるためには、更新月の間に事業者Aから事業者Bへの転出を完了している必要があります

   どういうことか。
   もしも事業者Bを新規で申し込むなら、更新月に事業者Aを解約するだけでいいです。更新月に解約しているので解約金はかかりません。
   しかし、新規申込みのため、標準工事費がかかってしまいます

   標準工事費がかからないようにするには、事業者を乗り換えるという形式を取る必要があります。
   その場合、事業者Aから「事業者変更承諾番号」を入手し、それを事業者Bに連絡して転出するという流れになります。(詳細はA,Bそれぞれのホームページで確認してください)
   このとき、事業者Aの解約日は「事業者変更承諾番号」を入手した日ではありません。
   事業者Bの工事が終わり、転出が完了した日が事業者Aの解約日となります。
   もしも事業者Bの工事が更新月に終わらず、翌月になった場合、解約月も翌月となり解約金が発生してしまいます。

   今回僕はBiglobeから楽天ひかりに転出しましたが、最初の手続きから工事完了まで2〜3週間かかりました。
   逆算すると、解約金を払わずに事業者を乗り換えたいなら、遅くともその月の前半には手続きをスタートしないといけません
   より無難なのは更新月の前月から準備して、工事完了日を更新月にしてもらうことです。

   参考までに今回僕が乗り換えにかかった日程を記載しておきます。
   11日に手続きをはじめましたが完了日は月末となりギリギリでした。

参考 光回線の乗り換え日程

4/11 事業者A(Biglobe)に電話し「事業者変更承諾番号」を申し込む
4/12 午前9〜12時にBiglobeから「事業者変更承諾番号」が書かれたメールを受信
              webから事業者B(楽天ひかり)に申し込む
4/13 楽天ひかりから電話連絡があり、工事日が2週間後の4月28日に決まる
4/17 楽天ひかりからDMが届く
4/28  朝6:3の時点でインターネットが不通になる。楽天ひかりに切り替わった模様。
              朝7時頃設定完了し無事インターネット開通

注意点2 ネットの評判はよく読んだほうがいい

   今どき光回線のサービスなんてどこも同じだろう。そもそも光回線自体はフレッツ光だし……と甘く見ていました。

   楽天ひかりは通信速度が激遅です。
   ISDN並です。1Mbpsも出ないことが頻繁に起きます。
   まさか、モバイル事業にまで参入した楽天のブロードバンドサービスがこんなにひどいとは思いませんでした。
   2年に1度の光回線の更新月ということで、慌ててよく考えずに安さだけで飛びついたのが失敗でした。

   値段が安いか、サービスセンターが親切かどうか、解約がしやすいか、などいろいろ評価ポイントはありますが、やはり一番大事なのは通信速度です。
   毎日使うものですからね。快適なインターネット生活を送るためには高速であればあるほどいいです。
   しかし、事業者のサイトを見ても理論値(1Gbps)しか載ってないので本当のところがわかりません。
 
   理論値ではなく実際の通信速度がどれくらい出ているかは、ネットの情報が参考になります。
   特にTwitterは実際の通信速度測定結果を載せたTweetを見ることができるので、便利です。

Twitterで検索した例

   事後になりますが、僕もTwitterで検索してみました。
   楽天ひかりはボロクソでした。激遅報告のオンパレードです。ひえー。
   例えば、こんな感じ……

   一方、nuroひかりやauひかりは高速ひゃっほーいなツイートが多かったように思います。

   これを見た後だったら、楽天ひかりは選ばなかったなー。
   ということで、当たり前といえば当たり前ですが、事前にネットで乗り換え先の通信速度の評判は調べておきましょう。

まとめ

   自分の経験から、光回線を乗り換えるときの注意点を2つあげました。
  1.  実際の乗り換え期間は1ヶ月よりも短い。2週間くらいと思ったほうが良い。前月から準備しておくのがベスト。
  2. 通信速度が極端に遅い事業者がある。ネットでよく調べる。Twitterで実際の通信速度の報告を見るのが無難。
   以上です。

   楽天ひかりは、’20年4月時点ではほんとに激遅なのでやめたほうがいいです。
   IPv6に正式対応して速度が向上したら評価も変わるかもしれませんが。
   (すでにIPv6先行リリース済みですが、なぜか自分の環境では何度設定してもうまくいかない……)