タイトルで「ずるい」と書きましたが「すてき」です。
ふだんアイドルの歌は全く聴かないのですが、バンドセットと組み合わさるとこんなに破壊力があるのですね。
オサカナ、最高すぎます。
最初は慣れない声優さんのユニットかな?と思いました。良くも悪くも歌声が素人っぽかったので。(どの方面からも苦情が来そうな言い方で、すみません)
ただ歌声の透明感や、バンドサウンドの良さが気になって、何度か聴いているうちに、歌っている"sora tob sakana" についても気になりだしました。
そうして少しずつアルバムを集めるようになり、今ではすっかりハマって毎日のように聴いています。
MVも作製された「knock!knock!」は間奏のアラビアンな雰囲気のダンスが他と違って特徴的です。ライブでも盛り上がりそう。
個人的にはラストの⑩⑪がお気に入りです。
⑩「World Fragment」に出てくる「空を飛ぶ魚になって 境界を越えていくよ」という歌詞は、幻想的で心奪われます。
⑪「WALK」は、旅立ちを歌った卒業ソングです。
歌詞はセンチメンタリズムを引き出しつつも、前向きでさわやかです。
「Lighthouse」もそうですが「WALK」も空想の入り混じった自然描写が美しいです。「雲の上で星を掴み 海の底で月を見たり あなたにいつか話をしよう きっとまた出会えるから」
聴くと、「ああ、こういう詩を書けたらどんなにいいだろう」と憧れつつ、ちょっと感傷的な気分に浸ってしまいます。アルバムラストにふさわしい破壊力です。泣ける!
なお、アルバムは、Blu-ray版は初回限定で今では入手困難ですが、DVD版の方は限定ではなく、今でも普通に手に入ります。僕もこちらを買いました。
ライブ映像がすごく楽しいので、買うなら通常版ではなくDVD版がおすすめです。
今回紹介したメジャーアルバム以外にも2枚のインディーズアルバムがあるので、そちらも聴き込んだらまた紹介します。
サブスクでも配信されていますので、ぜひ聴いてみてください!!
これがすごくかっこいい。
"sora tob sakana"が異なる世界へのピクニックだとしたら、、「ハイスイノナサ」は異なる世界への本格的なトラベルのようです。がつーんと脳に音が鋭く響きます。
すごいバンドや音楽はまだまだいっぱいあるんですね。。。
ふだんアイドルの歌は全く聴かないのですが、バンドセットと組み合わさるとこんなに破壊力があるのですね。
オサカナ、最高すぎます。
目次[非表示]
"sora tob sakana"を聴くようになったきっかけ
アニメの「ダンまち」の2期のEDテーマで初めて知りました。最初は慣れない声優さんのユニットかな?と思いました。良くも悪くも歌声が素人っぽかったので。(どの方面からも苦情が来そうな言い方で、すみません)
ただ歌声の透明感や、バンドサウンドの良さが気になって、何度か聴いているうちに、歌っている"sora tob sakana" についても気になりだしました。
そうして少しずつアルバムを集めるようになり、今ではすっかりハマって毎日のように聴いています。
"sora tob sakana" とは?
女性のアイドルグループです。2018年メジャーデビュー。愛称は「オサカナ」。4文字だけど「キムタク」みたいな省略形じゃないのが珍しいですね。
今はメンバーは3人ですが、最新のフルアルバム「World Fragment Tour 」までは4人でした。
アイドルのキラキラとしたかわいさを前面に出したアプローチではなく、そうかといってテクニカルなことに終始した玄人くさいアプローチでもない。照井 順政の作る楽曲は、ロックらしいバンドサウンドの爽快さをベースに置いた、幼さと大人の雰囲気を混ぜ合わせたような独特な世界観を備えています。
ライブ映像を見てもらえばわかるのですが、ステージにはバンドセットがあり、生バンドの演奏のもとライブが行われます。アイドルなのにロック!
そう、"sora tob sakana"は音がロックなのです!なんというジャンルのロックなのかは不学なのでわかりませんが(^_^;)
ロックファンなら聴けば心を鷲掴みされます。アイドルなんて〜という侮った気持ちをいっきに吹き飛ばしてくれます。
(というか自分が知らないだけで、バンドセットを主体としたアイドルグループは他にもいっぱいあるようです。密かなブームなのかな)
歌については、一聴するとうまいのか下手なのかよくわかりません。しかし、庭先で歌った声をそのまま録音したような素朴な透明感があります。(ex. ささやかな祝祭)
エフェクトをかけまくってないのは好感が持てます。聴き疲れしないし、落ち着きます。
かわいいとかっこいいのダブルパンチです。そりゃ、魅了されますよ。
以下、メジャーデビュー後の2つのアルバムを紹介します。
最初と最後のタイトルが「light〜」なのが、光に囲まれている感じがして素敵です。
曲構成は、激しいソリッドな①②、アップテンポな③④、静かな⑤、そしてラストにふさわしい上昇感の気持ちいいエバーグリーンな⑥となっていて、全方位を押さえています。曲数が少ないこともあって捨て曲がありません。
特に「Lighthouse」が秀逸です。(今調べたら「灯台」の意味なんですね)
まず歌詞がきれいです。
「虹の海 飛び込んでまだ知らない扉をたたこう 歌声は高く」
「満天の星空と月の明かり 君の瞳を照らした まだ知らない夜明けへ」
初々しい!世界が輝いています。
特に「歌声は高く」という歌詞が良いです。ボーカルの透明で伸びやかな響きも相まって、歌が空へと続いて、遠くへ連れて行ってくれそうです。
そして最後のサビに入ってからの、上昇感がすごい。
ライブの映像を見ていると拳を突き上げて、めっちゃ縦ノリなのが楽しそうです。こういうの好き。
次に紹介する「World Fragment Tour」というアルバムに付いているライブDVDにも収録されいているので観てみてください。この曲の聴きたさだけでライブに行きたくなります。
今はメンバーは3人ですが、最新のフルアルバム「World Fragment Tour 」までは4人でした。
ハイスイノナサとロック
彼女らの音楽性を大きく特徴づけているのは、音楽プロデュースをしているロックバンド「ハイスイノナサ」の照井 順政です。アイドルのキラキラとしたかわいさを前面に出したアプローチではなく、そうかといってテクニカルなことに終始した玄人くさいアプローチでもない。照井 順政の作る楽曲は、ロックらしいバンドサウンドの爽快さをベースに置いた、幼さと大人の雰囲気を混ぜ合わせたような独特な世界観を備えています。
ライブ映像を見てもらえばわかるのですが、ステージにはバンドセットがあり、生バンドの演奏のもとライブが行われます。アイドルなのにロック!
そう、"sora tob sakana"は音がロックなのです!なんというジャンルのロックなのかは不学なのでわかりませんが(^_^;)
![]() |
ステージのバンドメンバーは7人という大編成 「World Fragment Tour」DVD バンドメンバー紹介シーンより |
(というか自分が知らないだけで、バンドセットを主体としたアイドルグループは他にもいっぱいあるようです。密かなブームなのかな)
ダンスと歌唱
僕は普段アイドルの歌を見ないので、ダンスがどの程度のレベルなのかはわかりませんが、まだまだ伸び盛りな印象です。キレキレな感じではない。でもバンドの音を活かしたパフォーマンスは、ライブに行ったらきっと楽しそうです。(と書いてから、最新の映像をyoutubeで観たらダンスのキレ味が違ってました。「アイドルのファンをする醍醐味は成長を追う楽しみがあることだ」と誰かがブログで言っていたのを思い出しました)歌については、一聴するとうまいのか下手なのかよくわかりません。しかし、庭先で歌った声をそのまま録音したような素朴な透明感があります。(ex. ささやかな祝祭)
エフェクトをかけまくってないのは好感が持てます。聴き疲れしないし、落ち着きます。
見どころ・聴きどころは?
ずばり、素朴な透明感の歌声とロックバンドのキレキレのサウンドの組み合わせです。この掛け算はずるいなーと思います。かわいいとかっこいいのダブルパンチです。そりゃ、魅了されますよ。
月・魚・泳ぐ
wikiを読むと、グループ名には「『未完成が完成に近づけるように、空に飛び立っていけるように、一歩ずつ空を目指し成長して行く』という思いが込められて」いて、「月面ライブをすることを夢としている」そうです。
そのせいか、歌の中に「月」「魚」「泳ぐ」というフレーズが繰り返し出てきます。
これは歌の世界に統一感を与えていて、ファンタスティックな効果をもたらします。
ジュブナイルな空想の世界に迷い込んだような気分になります。
ジュブナイルな空想の世界に迷い込んだような気分になります。
以下、メジャーデビュー後の2つのアルバムを紹介します。
alight ep
2018年発売のメジャーデビューミニアルバムです。全6曲。
- Lightpool
- 鋭角な日常
- 秘密
- Brand New blue
- 蜃気楼の国
- Lighthouse
最初と最後のタイトルが「light〜」なのが、光に囲まれている感じがして素敵です。
曲構成は、激しいソリッドな①②、アップテンポな③④、静かな⑤、そしてラストにふさわしい上昇感の気持ちいいエバーグリーンな⑥となっていて、全方位を押さえています。曲数が少ないこともあって捨て曲がありません。
特に「Lighthouse」が秀逸です。(今調べたら「灯台」の意味なんですね)
まず歌詞がきれいです。
「虹の海 飛び込んでまだ知らない扉をたたこう 歌声は高く」
「満天の星空と月の明かり 君の瞳を照らした まだ知らない夜明けへ」
初々しい!世界が輝いています。
特に「歌声は高く」という歌詞が良いです。ボーカルの透明で伸びやかな響きも相まって、歌が空へと続いて、遠くへ連れて行ってくれそうです。
そして最後のサビに入ってからの、上昇感がすごい。
ライブの映像を見ていると拳を突き上げて、めっちゃ縦ノリなのが楽しそうです。こういうの好き。
次に紹介する「World Fragment Tour」というアルバムに付いているライブDVDにも収録されいているので観てみてください。この曲の聴きたさだけでライブに行きたくなります。
![]() |
「World Fragment Tour」DVD収録の「Lighthouse」より |
World Fragment Tour
- whale song
- knock!knock!
- FASHION
- タイムトラベルして
- 燃えない呪文
- 嘘つき達に暇はない
- 暇
- ありふれた群青
- シューティングスター・ランデブー
- World Fragment
- WALK
ネットのレビューを見ていると、インディーズのころに比べて尖った部分が減ったというものを見かけますが、自分はこのアルバムから入ったので、他のアイドルソングから十分に差異化ができていて、革命的とまで感じました。
アラビアンな間奏が特徴の②「knock!knock!」や、「進め 意識螺旋回廊」という奇妙なフレーズが耳に残る④「タイムトラベルして」、気だるい⑧「ありふれた群青」、ラストの畳み込む流れの⑩「World Fragment」⑪「WALK」とどれも魅力にあふれた楽曲ばかりです。
MVも作製された「knock!knock!」は間奏のアラビアンな雰囲気のダンスが他と違って特徴的です。ライブでも盛り上がりそう。
個人的にはラストの⑩⑪がお気に入りです。
⑩「World Fragment」に出てくる「空を飛ぶ魚になって 境界を越えていくよ」という歌詞は、幻想的で心奪われます。
⑪「WALK」は、旅立ちを歌った卒業ソングです。
歌詞はセンチメンタリズムを引き出しつつも、前向きでさわやかです。
「Lighthouse」もそうですが「WALK」も空想の入り混じった自然描写が美しいです。「雲の上で星を掴み 海の底で月を見たり あなたにいつか話をしよう きっとまた出会えるから」
聴くと、「ああ、こういう詩を書けたらどんなにいいだろう」と憧れつつ、ちょっと感傷的な気分に浸ってしまいます。アルバムラストにふさわしい破壊力です。泣ける!
なお、アルバムは、Blu-ray版は初回限定で今では入手困難ですが、DVD版の方は限定ではなく、今でも普通に手に入ります。僕もこちらを買いました。
ライブ映像がすごく楽しいので、買うなら通常版ではなくDVD版がおすすめです。
今回紹介したメジャーアルバム以外にも2枚のインディーズアルバムがあるので、そちらも聴き込んだらまた紹介します。
サブスクでも配信されていますので、ぜひ聴いてみてください!!
ハイスイノナサ
"sora tob sakana"をプロデュースしている照井 順政さんにも興味が沸き、youtubeで配信されている「ハイスイノナサ」のMVも聴いてみました。これがすごくかっこいい。
"sora tob sakana"が異なる世界へのピクニックだとしたら、、「ハイスイノナサ」は異なる世界への本格的なトラベルのようです。がつーんと脳に音が鋭く響きます。
すごいバンドや音楽はまだまだいっぱいあるんですね。。。