Gmailで大量のメルマガをフィルタリングするならエイリアス(+)が便利

   僕はメインのメールアドレスとしてGメールを使ってます。
   友達や家族に教える連絡先はもちろん、Amazon、楽天、その他のネットショップの登録も全部Gメールです。

   しかし困ったことがあります。
   ネットショップから届くメルマガで受信トレイが埋まっていくのです。
   幸いなことにスパムメールは来ないので、スパムで埋め尽くされることはないのですが、それでもメルマガの多さに辟易しています。

   この状況を改善する方法は一つです。
   それはメールをフィルタリングすることです。

    しかし、スマホのGメールアプリからは簡単にフィルタリングの設定ができません。一手間が要ります。
   また新しいお店の登録が増えるたびに「A店」「B店」「C店」……とフィルタリングするキーワードを追加していくのも面倒です。
   このキーワードの面倒臭さを解消するためにGメールのエイリアスの機能を利用します。

Gメールでお店のメルマガをフィルタリングする方法

   やることは2つです。
  1. お店(またはネットサービス)に自分のGメールの別名アドレスを登録する
  2. Gメールのフィルタリング設定で別名アドレスを振り分ける
   順番に説明していきます。

Gメールで使える別名アドレス(エイリアス)について

   Gメールにはエイリアスという機能があり、1つのメールアドレスで複数のメールアドレスを持つことができます。

   有名なのはピリオド(.)の有無です。
   例えば yourname@gmail.com というアドレスを取得していたとしたら、your.name@gmail.com も自分のアドレスとして使えます。

   他には”+”があります。
   例えば yourname+XXX@gmail.com といったふうにローカル部の後ろに+をつけて名前を追加したアドレスも自分のアドレスとして使えます。

   今回はこの”+”を利用します。
   お店やネットサービスにメールアドレスを登録するときに、例えば yourname+shop@gmail.com というアドレスで登録するのです。

   すると、そのお店(やネットサービス)から届くメルマガはどうなるか?
   ……実は何も変わりません。
   通常のメールアドレスと同様に、普通に受信トレイに貯まっていきます。
   これだけでは何の違いも起きません。もう一手間が必要になります。
   そう、それがフィルタリングです。  

フィルタリングを設定する

web版のGメールを開く

   フィルタリングはスマホのGメールアプリからはできないので、Gメールのweb版を開きます。
   パソコンの場合、グーグルクロームの検索ボックスに「Gメール」と打てば、web版のGメールが立ち上がります。
   次に、「設定(歯車)」→「フィルタとブロック中のアドレス」→「新しいフィルタを作成」と進みます。


    スマホの場合もグーグルクロームの検索ボックスに「Gメール」と打ってweb版のGメールを立ち上げるところまでは同じです。
   しかし、モバイル表示になってしまうので、ハンバーガーボタン(三)を押して、下の方までスクロールし「デスクトップ」を選択します。

   あとはがんばって「新しいフィルタの作成」まで進みます。

フィルタリングの設定

   フィルタリングしたい項目として「To」を選び、ここに「+shop」と入力します。終わったら「フィルタを作成」を押します。
   これで「+shop」が含まれる宛先に届いたメールがフィルタリングの対象となります。

   次にフィルタリングした対象のアクションを決めます。

   まず「ラベルをつける」をチェックし好きなラベルを作ります。
   とりあえず「お店」とします。
   それから、「受信トレイをスキップする(アーカイブする)」にもチェックします。
   最後に「フィルタを作成」を押します。


   これで、
「+shop」が含まれるアドレス宛に届いたメールは、
   受信トレイに貯まることなく、
「お店」というラベルに振り分けられる
   ようになりました。

「受信トレイをスキップする(アーカイブする)」にチェックするのがミソです。
   これをチェックしないとせっかくラベルで振り分けても、受信トレイにも貯まっていってしまいます。

むすび

   以上でGメールの設定は完了です。
   次からは yourname+shop@gmail.com というメールアドレスをお店に登録すれば、メルマガが来ても、自動で「お店」というラベルに振り分けられて、受信トレイがすっきりします。

   ポイントは「from(差出人)」や「Title(件名)」ではなく、「To(宛先)」で振り分けているところです。
   もしも差出人や件名で振り分けたら、お店が増えるごとにAmazon、楽天、◯◯◯といったキーワードをフィルタ設定に追加してく必要があります。
   しかし今回紹介した方法ならば自分がお店に登録したメールアドレス(宛先)で振り分けてくれるので、一度設定してしまえば、それ以降の作業は不要です。

   自分はこの機能に気づくのが遅かったので、結構な数を+無しの普通のアドレスで登録してしまいました。最近、時間を見つけては、手作業でメールアドレスを「......+shop」のものに登録し直してます。(意味ねーーー)
   ついでにそのときにメルマガの配信も解除してます。

   結局、面倒なメルマガの配信は最初からオフ(=いらない)にしておくのが一番ですね。あははは。