27分間に凝縮されたパンクロック! グリーン・デイ「FATHER OF ALL...」感想

   先日ひさしぶりにタワレコに行って試聴コーナーを回っていたのですが、なかなか良いものがなかったので、前から気になっていたグリーン・デイの2020年の新作「FATHER OF ALL...」を買って帰りました。

   何が気になっていたかというと、このアルバムは全10曲で収録時間が30分にも満たないらしいのです。
   計算すると1曲3分以下です。3分って、クロマニヨンズやスピッツよりも短い!!

   僕は基本的に歌は短くまとまっているほうがいいと思っている(例外もありますが)ので、30分のアルバムというのが気になって仕方ありませんでした。
   グリーン・デイは昔よくベストアルバムを聴いていたので、好きなバンドですし。
グリーン・デイ「FATHER OF ALL...」(Amazon)

「FATHER OF ALL...」感想

   ということで、他に良さそうなCDをもなかったのでグリーン・デイ一枚だけ買って、お家のコンポでCDを再生!!
   CDプレーヤーの液晶部を見ると、トータル時間は26分16秒。30分よりも更に3分以上短い!!ワクワクする短さです。

   そして内容もワクワクするものでした。
   音が激しくてハンドクラップが気持ちのいいタイトルチューンの「Father of All...」から始まり、2曲目もハンドクラップが続き、流れが止まることを知りません。
   まるで息を止めずに叫び続けているような、そんな怒涛の勢いでラスト10曲まで駆け抜けていきます。

   英語はわからないので、どんなことを歌っているのかはわかりません。社会批判や重いメッセージが叫ばれているのかもしれません。(MVの映像を見る限りはかなり過激なことを叫んでそう)
   言葉はわかりませんが、音から伝わってくるものはわかります。
   それは圧倒的なエネルギーです。ポジティブな楽しさです。
   音が大きくてメロディが美麗で、かっこよければ、オールオッケーなのです。
   そして何度もリピートしたくなるシンプルさがあればもう言うことはありません。

   しばらくはヘビーローテーションすることになりそうです。(なにせ短いから)

パンクからロックへ

   僕がよく聴いていたグリーン・デイのアルバムは’00年代前半に発売された「インターナショナル・スーパーヒッツ」です。
   そのころはパンクの若造(と言っても自分よりも年上ですが)といった印象の軽快なイメージだったのですが、今回久しぶりにアルバムを聴いたら、渋いロックに変わってました。
「¡Uno!」のときはそうでもなかったと思うのですが、いつ変化があったのかな。
   以前のシンプルなパンクサウンドもよかったですが、今作のロックな音もドンッと響いてかっこいいですね。

おまけのワニ

   タワレコでは、ちょうど例のワニのプレゼント企画があったので、クーポンでボールペンをもらえました。
グリーン・デイ ワニの件

   特にそこまでファンでもないのですが、まあ流行りにのれてラッキーということで。