ロック大陸漫遊記 第110回 感想
今週のロク漫は久しぶりのワンアーティスト特集で、ジェネレーションXで漫遊記 でした。オンエアリスト
① 砂漠の花 / スピッツ② One Hundred Punks / Generation X
③ Rebel Yell / Billy Idol
④ From the Heart / Generation X
⑤ Ready Steady Go / Generation X
⑥ King Rocker / Generation X
⑦ Dancing with Myself / Gen X
⑧ Kleenex / Generation X
⑨ キミのカオ / ホフディラン
⑩ 醒めない / スピッツ
ジェネレーションXとは
まずは草野さんによるジェネレーションXの説明から。ジェネレーションXは1976年から1981年までの5年間活動したパンクバンドです。
草野さん曰く、セックス・ピストルズの取り巻きのような人々が結成したバンドだそうで、当時は格好だけと言われていたが、色眼鏡抜きで聴くと、良い。聞かないのはもったいない、とのことでした。
グリーンデイっぽい?
僕は普段パンクを聴かないので、全体的にグリーン・デイっぽいなーというのが最初の感想でした。でも時系列的には逆ですよね、グリーン・デイがジェネレーションXに似ているというのが正しい。そう考えると、40年以上前の曲が今聴いても全く違和感がないということがすごい!と感じました。
草野さんがボーカルのソロ曲から聴き始めたということで、3曲目にはソロ曲も流しています。
当時はダサいと思っていたが今聞くと思い出補正もあるかもしれませんが、かっこいいと話してました。ダサい、ってまたはっきりとおっしゃる……(^_^;)
初期スピッツへの影響も?
結成当初のスピッツへの影響も少なからずあったようです。ラジオの中盤で草野さんがこんなことを言っていました。
「結成当初のスピッツはビートパンクというジャンルだった。そのときブルーハーツとともに参考にしたのがジェネレーションXだった」
「今はビートパンクは廃れているかもしれないが、グリーン・デイなどにも受け継がれているジャンルだと思います」
おお、そんなにすごいバンドだったんですねー。
結成期間が5年と短いこともあって初めて名前を聞いたくらい全く知らないバンドだったのですが、この話を聞いたら、背筋がシャキッと伸びて、もっとしっかり聞かねば!という気持ちになってしまいました。
カリスマの条件
6曲目の「King Rocker 」は、所属レコード会社からヒット曲を出せと言われて、作った曲だそうです。そして実際ヒットもしたのだとか。そのことに対して、草野さんは「自己管理ができていてすごい」と称えると同時に「パンクバンドらしくない。そこがカリスマになれなかったところかも」と話してました。
自己管理できてヒット曲も出せるのに、それではカリスマになれないって、ロック/パンクの世界はなかなか一筋縄ではいかないですねぇ……
パンクへの回帰!?
放送の最後に草野さんがなかなか楽しみなことを言ってました。「聴いている内に19,20歳のころの気持ちを思い出してきた」
「こういうキメの多いパンクな曲を作りたくなった。その時はお楽しみに」
ですって!
また「1987→」のような曲が生まれるのかな??
楽しみにしてます!!