徳永英明「コンサートツアー2019 太陽がいっぱい」感想 @福井

   ジャズアレンジはやっぱり最高でした!!

   徳永英明のライブを観に、福井まで行ってきましたので感想を書きます。
   ※ネタバレありです。
福井フェニックスプラザ

福井フェニックスプラザ

   会場は福井県のフェニックスプラザです。
   今年のコンサートは残念ながら地元石川が無かったのでお隣の福井まで行ってきました。
   ここに来たのは10年ぶりかなぁ。
   15:15の開場に対して、15時に着きましたが、おとなりの立体駐車場に無事停めることができました。ただ、ほぼ最上階の4階に停めることになったので、出るときは渋滞で苦戦しましたが。汗

ライブ構成

   今回も前回に引き続き二部制でした。
   一部がジャズで、休憩を挟んで始まる二部はロック/ポップスです。バックのオブジェも変わっていました。
   一部と二部とでライブの性格がはっきりと分かれていて、非常によかったと思います。一粒で二度おいしい、みたいな。(ちがうか)

   時間は各部おおよそ1時間ずつの計2時間でした。

第一部 ジャズ編

   オープニングナンバーは予想通り「夢の続き」でした。
   CDで聴いたときからこれは絶対にライブで盛り上がるなーと思っていたのですが案の定、初っ端から観客総立ちで、会場の熱気がすごかったです。

   第一部では、最新のセルフカヴァーアルバム「太陽がいっぱい」からほぼ全曲を披露してくれました。歌わなかったのは「風のエオリア」だけかな。(「I LOVE YOU」はアンコールで披露)
   どの曲もCDで聴くよりもライブ会場で聴いた方がより素晴らしく感じました。ジャズはやっぱり生がいいですね。
   特に「夢の続き」「MYKONOS」「輝きながら……」「LOVE IS ALL」「レイニーブルー」「BIRDS」がよかった。
「BIRDS」はラストのギターがキレキレでかっこよかったですし、「レイニーブルー」は心に沁みわたりました。

   また、この会場だけの特別版(?)として「Wednesday Moon」ではサビの最後の「ウェンズデームーン」を吐息で歌っていました。(黄色い歓声が上がりました)
   後のMCで、今回のツアーでは福井だけでしかやらない、と言ってました。でもwowowが入っているときはやるかも、とも。笑

   ジャズアレンジということもあって、最後のバラード2曲を除いてずっとスタンディングでした。徳永さんのライブでこんなに立ったままたというのは久しぶりな気がします。
   ノリのいい曲は立って聴きたい派なので、個人的には嬉しかったです。
   どの曲もゆらゆらと体を揺らしながら聴かせてもらいました。
   リズムが、音が、歌声が、とても気持ちよかったです。

   ところで手拍子はしてよかったのかしない方がよかったのかどっちだったんでしょう。
   事前情報だと豊洲のファンミーティングで徳永さんはジャズだから手拍子はいらない、と言っていたそうです。
「輝きながら……」のとき、徳永さんが手を前に出して「手拍子いらないよ」という合図を出していたようにも見えました。

第二部 ロック/ポップス編

   最初の3曲は「oneness」「情熱」「夢を信じて」とアップテンポな曲が続き大盛り上がりでした。
「oneness」は初めてライブで聴きましたが、これはライブにぴったりですね。ちなみに「笑っちゃおう」の歌詞だけ、観客も歌い、両手を斜め上に開く感じのポーズをしてました。
「夢を信じて」は久しぶりにオリジナルのアップテンポバージョンでやってくれました。やっぱりアップテンポが好きです。

   そして、最高にうれしかったこと!
   それは「幾千の時を経て」をライブで聴けたことです!!
「豊洲の2日目に約束した歌を歌います」と言って徳永さんがタイトルを口にしたとき、思わず「おお!」って声を漏らして前のめりになってしまいました。
   アルバム「愛をください」に入っていてすごく好きな曲で、一時期は寝るときにこの曲をリピートしながら寝ていました。
「幾つの時代を経て生まれ変わってきても 僕はきっと君に恋をしているはずさ」という悠久を感じる歌詞が好きです。そして愛ではなくて恋をするというのが素敵です。

   オリジナルのアレンジはエレクトロニカ調でしたが、ライブではキーボードの弾き語りに近いアレンジで、美しく澄んでいて心地良かったです。
   ライブで聴けて、すごくすごく嬉しかった。ありがとうございます。

   その後「ヴォーカリストコーナー」がありました。
   徳永さん曰く「ヴォーカリストからファンになった方もいるからカーヴァーは外せない。でもコアなファンはカヴァーが嫌いなんだって」ーー煽るな~。笑

   今回カヴァーを2曲歌ったのですが、そのうちのひとつ「Time goes by」はアルバムのアレンジとも異なり、広がりがあり、すごくよかったです。ただエンディングのような展開だったのので、え?これで終わり?ってちょっと焦りましたが。(このあともう一曲ありました)

   ちょっと気になったのはドラムの渡嘉敷さんが持っていた赤色のスティックです。先端が少し広がっているのかな?どうなってるのか詳しくわかりませんが、生ドラムなのに打ち込み系のような音がしておもしろかったです。

アンコール、そして……

   アンコールは「I Love You」でした。もちろんジャズアレンジ版です。
   思えば、この「I Love You」のジャズ版を最初に聴いたのは去年のツアーのエンディングフィルムでした。それから一年。ようやく生歌で聴くことができました。なかなか感慨深いです。

   最後はスクリーンが下りてきて恒例のエンディングフィルムが流れます。
   徳永さんがギターで何かを弾いています。右下には「♪心を鎮めて」とあります。新曲?
   そして、最後の最後に「2020年オリジナルアルバム」の告知が!!

   おおおおおおお、オリジナルはBATON以来じゃないですか!熱い!嬉しい!そして楽しみ!
   っていうか、BATON発売から毎年アルバム出してませんか?すごいハイペース!
   嬉しいけど無理しないでほしいという気持ちもあり。ちょっと複雑。いや、嬉しい。

   最後の最後にすごい爆弾をぶつけてきてくれましたね。ほんと、楽しませてくれます。
   っていうか、最後の写真のVサインがお茶目でしたね。(2020年の2をVサインで書いてました。)

声の調子のこと

   今回のライブは一曲目から徳永さんの声が伸びているなーと感じました。かすれていないし、声がほんとに出ている。
   そう思っていたら第二部のMCのときに徳永さんが声について話してくれました。

「今日は声の調子がいい。レイニーブルーでは『あのころの優しさに……』の一番高いところ(C♯)がレコーディングのとき以来初めて出た」と。
   そして「健康だから声の調子がいいとは限らない。不健康なときに声の調子がいいこともある」とも話していました。
   自分ではコントロールできないそうです。難しいものですね。

   ただ、今は冬ではないことや、やや涼しくなりだしたけれども季節の変わり目というほどでもないことなど、声にはよい時期だったというのはあるのかなと思いました。
   なんにしろ、声の調子のいいときの徳永さんのライブを聴けてよかったです。福井ありがとう。幸せな一日でした。

ツアーグッズ

   最後に僕が買ったツアーグッズのことを。
   普段の自分なら選ばないであろう派手な赤色のTシャツを選びました。太陽っぽいかなということで。
   でも妻に見せたら、「普通に選んでそう」と言われました。
   え!?そ、そう??
徳永英明ツアー2019 Tシャツ 赤色