スピッツ「ヘチマの花」はなぜ苦手なのか?

   苦手じゃなかったらごめんなさい。
   僕はちょっと苦手でした。

「ヘチマの花」は世間的にもあまりパッとしないようで、ネットの評価を見ていても辛口なコメントが多いです。

   自分なりに何が苦手なんだろうと考えてみたのですが、だいたい3つに絞られるのではないかと思います。

① 甘~いムード
② 意表を突いた女声デュエット
③ 歌詞がちょっと恥ずかしい

   ①は、ロックな気分に水を差される、というか、今聴きたいのはこれじゃない、という印象を最初に受けました。
   ②は、いきなり女性の声が出てくることに違和感があり、最初戸惑ってしまいました。(ちなみに女性ボーカルの声がダメとかそういうのではないです)
   ③は、「二人の夢」や「愛の花」という歌詞がこっ恥ずかしくてダメでした。草野さんも照れ隠しで、花は花でもバラとかではなくてヘチマの花にしたのかなと思ったり。

   ようは予想外の歌がアルバムに入っていて、それがあまりに異質だったので心が対応できなかったといった感じです。

   そんなわけで、「ヘチマの花」は二十年間ほとんど聴かない曲ベスト3(ワースト?)に入る楽曲でした。
   ただ、こういうずーっと聴いてこなかった曲って、あるとき聴いてみると、わりといいじゃん!ってなって、掘り出し物みたいに聴けておいしかったりするんですよね。
   今は、甘ったるい雰囲気と男女のデュエットが他のスピッツにはない特徴で、これはこれでいいかなぁ、なんて思ったりしてます。

   僕はわりと偏って聴くタイプなので、まだまだスピッツの旧譜のなかにも掘り出し物がありそうな気がします。
   みなさんはどうですか?