フルートのあるバンド ジェスロ・タルで漫遊記


第80回 ジェスロ・タルで漫遊記

オープニングナンバー

① シュラフ / スピッツ

今週のテーマ

② The Witch's Promise / Jethro Tull
③ My Sunday Feeling / Jethro Tull
④ Aqualung / Jethro Tull
⑤ Lick Your Fingers Clean / Jethro Tull
⑥ Mayhem, Maybe / Jethro Tull
⑦ Mother Goose / Jethro Tull

ちょっぴりタイムマシーン

⑧ 公園通り / 五島良子

   今週はワンアーティスト特集でした!
   ピックアップされたのはフルートのある「ジェスロ・タル」というバンドです。
「ジェスロ・タル」は1967年ロンドンで結成され、当初はブルースロック的アプローチをしていたそうです。フルートがあるのが特徴で、草野さん曰く「孤高のバンド」だそうです。

   ということで、オープニングナンバーはフルートの入った「シェラフ」でした。
   当時草野さんは、奏者の古村さんに「ジェスロ・タルの感じでお願いします」と言ったそうです。

   ところで久しぶりに「シェラフ」を聴いたら、「ねないこだれだ」という絵本を思い出してしまいました。
「不思議の~シェラフに~運ばれて~」という歌詞からイメージするものが、お化けになってお化けの国に行ってしまう絵本のラストを思い出させるから。

   さて、ジェスロ・タルの楽曲ですが、牧歌的だったり郷愁があったり激しかったりで、かなり気に入りました。
   良いバンドを紹介してもらえてありがとうございますって気分です。

③”My Sunday Feeling”は歌いながらフルートも吹いていてすごく忙しそうなところも聴きどころです。(草野さん談)

⑥”Mayhem, Maybe”は映画「ロードオブザリング」に似合いそう。(草野さん談)

⑦”Mother Goose”のアコギの音が草野さんはすごく好きだそうです。
「同じアコギを買って弾いてみたけれど、同じような音にはならなかった。ギターは本当に弾く人によって音が違う」と語っていました。感想が深いですね。

* * *
   ラストの五島良子さんは、スピッツの「ハートが帰らない」の女声パートを担当した方で、しかも電気グルーブの「虹」でも歌っていたそうです。「虹」いいですよね。メロディの展開も美しいですし。僕は好きです。
   あえて電気グルーブのことに触れたのは草野さんなりに何か思いがあってのことなのかな。