キャンプで子供に何を学ばせたいか ~「白山吉野オートキャンプ場」にて

   7月最初の週末に今年初の家族キャンプに行ってきました。
   場所は毎年恒例の「白山吉野オートキャンプ場」です。
   去年は雨のなか決行して、広いキャンプ場に自分たち家族のみという有様でしたが、今年は晴れていたので色とりどりのテントでいっぱいでした。
白山吉野オートキャンプ場 夕暮れ

1日目 肉を食えば大人しくなる

   現地に着いたのが13時ごろ。
   フリーサイトの一番奥の「イ」が割り当てられました。
白山吉野オートキャンプ場 案内板

   車をいったんサイト前に停めて、荷物を降ろします。
   テントを張って、タープを張って、テーブルと椅子を組み立てて、コンロを出して……と、順々に設営をしていきます。
   家族でキャンプをするようになって3,4年になるので、今回から子供たちにもテントの設営を手伝わせてやり方を覚えてもらおうと考えていました。

   ところが、ここから数時間がひどい。
   ひどい原因は主に長男です。
「手伝って」と言っても勝手にサッカーボールで遊びだして、手伝う気が全くありません。
   遊ぶのをやめたかと思えば、次男や三男にちょっかいを出して、兄弟げんかが何度も勃発します。
   長男たたく、次男泣く、長男怒られ、態度が増々悪化、また喧嘩。この繰り返しです。
   手伝いどころではありません。

   怒りすぎて疲れるし、雰囲気が悪いし、テンションも下がりまくるしで、このままキャンプを続行していいものかどうか迷ってしまうくらいでした。
   が、なんとか辛抱して、たんたんと作業をこないしていきます。
   無事、テントとタープが立ちました。
白山吉野オートキャンプ場 テント

   コンロに炭を入れて火をつけて、うちわで扇いで火を起こして、ウィンナーや肉を焼き始めて、夕食の匂いが漂いだすと、子供たちも休戦となり、ようやく落ち着き出しました。
   肉には争いを収めるパワーがありますね。お肉さまさまです。
   みんなおいしそうに焼き肉を食べ始めます。
白山吉野オートキャンプ場 BBQ

   また飯盒で炊いたご飯も今回はうまくできたのでみんな残さず食べてくれました。よかった。毎回火加減に苦労するんですよね。
白山吉野オートキャンプ場 飯盒

   肉がおいしくてお腹が満足したからなのか、食後はみんな仲良くなってました。
   三人で、昆虫ゼリーを木に仕掛けに行ったり、公園の芝生でフリスビーをしたり。
白山吉野オートキャンプ場 芝生広場


   それから、子供たちが小さなクワガタの雄と雌をみつけて、捕まえました。2年前に来たときにクワガタが隠れていた木を長男が覚えていて、その近くを探したみたいです。長男、ナイス。
白山吉野オートキャンプ場 クワガタ

   夜は恒例のお菓子パーティをしました。
   しかし、妻がしょっぱいお菓子ばかり買ってきたので、いまいち不評でした……肉の後だし、もう少し甘いのもほしかったなぁ。
白山吉野オートキャンプ場 お菓子パーティ

   就寝は20時と21時の間くらい。こんな時間に寝ることは普段はないのですが、疲れたのでしばらくしたら、子供と一緒に寝てました。

2日目「手伝って」

   翌日は5時には明るくて目を覚ましました。
   6時ごろから朝食(といってもカップそばとカップうどん)を食べて、7時過ぎから撤収作業です。
   ここでも、やはり、長男が手伝ってくれない
   椅子を畳んでと言っても、うまく袋に入らないとすぐにあきらめて投げ出してどこかへ行ってしまいます。
   長男に比べると、次男三男のほうがまだ根気よく手伝ってくれます。テントのフライをいっしょに持って畳んだり、ポールを小さくまとめたり。
   んー、共同作業に向いてないのかなー、長男は。

   9時前に片付けが終わり、帰路へ。
   終わってしまえば楽しいキャンプでしたが、いろいろ課題も感じました。

キャンプで子供に何を学ばせたいか

夕暮れ雲 不安な感じ

   現在、長男が小学三年生、次男が二年生です。
   そろそろキャンプもただ遊んで終わり、ではなくて、設営や撤収の手伝いをしてもらいたい年頃です。
   そしてキャンプを通して共同作業や協調性を学んでほしい

   しかし、今回の子供たちの様子を見ていると、普段やれてないことを、外に出てやる、というのがそもそも間違っているのかなぁと感じました。
   どうして、うちの子は手伝いをしてくれないのだろう。手伝いが面倒だというのはわかるけど、テントやタープを張れるようになったり、キャンプのいろいろを覚えれたら、かっこいいと思わないのだろうか。といろいろ疑問が出てきます。
   手伝わないし、喧嘩ばかりの長男次男を見ていると、学校で友達とうまくやっていけてるのかも不安になります。

   楽しいだけではなく、普段の日常ではできないことをキャンプでは学んでほしいのですが、自分の力量不足のせいか難しいですね。
   協力すること、できなかったことができるようになること、新しい発見があること、そんなことを学んで、子供には嬉しかったり喜んだりしてほしいと思います。
   今はできなくても、これから少しずつ、かな。

   自分も怒り過ぎは注意しないとなー。
   大人も学ばないといけないことが多いのかも。