風光明媚なコースと海の幸! ~能登和倉万葉の里マラソン 2019 感想

   3月10日に行われた「のと万葉マラソン」を走ってきました!
のと万葉マラソン2019

   この大会は10年ほど前に10kmコースを走ったのが最後で、フルマラソンを走るのは今回が初めてです。
   膝を痛めているのもあって無理せず完走目標で参加しました。
   ということで、タイムは狙わずにスマホで写真を撮りながらのんびりとした気持ちで、和倉や能登島の景色を楽しみながら走りました。

スタート 和倉温泉

   スタート地点は和倉温泉の「湯っ足りパーク」前です。
のと万葉マラソン スタート

   集合時間は特に決まってなくて、スタートまでに指定されたA~Hのブロックに入っていればいいようです。集合時間がガチガチに決められている金沢マラソンと違ってゆるくていいですね。
   会場のアナウンスによると、スタート時の気温は15℃くらいだったようです。(正確な数値を忘れてしまいました)
   なお、昨年は5℃だったそうな。さむーー。
   今年も雨が心配でしたが、結局、曇りをキープしてくれて最後まで雨は降りませんでした。

   10時スタート!!
   僕はCブロックでしたが、1分差でスタートできました。

5km 能登島大橋

   この大会最大の魅力(?)ともいえる能登島大橋を走って渡ります。
   海を渡る橋の上をランナーが大行列で走っている様子は得体の知れないエネルギー
を感じられて圧巻です。
   海も綺麗でした。
   写真は……んー、上手く撮れてませんね。
のと万葉マラソン 能登島大橋

   5kmくらいまではかなり混雑していて、3時間30分を狙おうとしていたら、Cブロックスタートでもペース的に苦しいかも。
   僕は前半はキロ6分ペースと決めていたのでちょうどいいペースでした。

10km ひょっこり温泉

   登り坂には親切に番号がふられていて、看板が出ていました。
   コース中には登り坂が12回あるようです。
のと万葉マラソン 登り坂看板

   休日に能登島を訪れたらたいてい一服していく「ひょっこり温泉」(おすすめ!)の横を通って折り返します。

   海の向こうに見える小島が素敵です。
のと万葉マラソン 小島

20km 七尾西湾

   往復コースを終えて、能登島の西岸を北西進します。
   対岸に見える和倉の温泉街が絵になります。
のと万葉マラソン 和倉温泉街

   何もない山のなかをアップダウンしながら進みます。

   このへんはまだまだ元気でした。膝もなんとかもってます。

25km ツインブリッジ

   橋の手前のエイドで「ブリフレークにぎり」がもらえます。

   ツインブリッジは能登島大橋よりも小さいですが、こちらの方がスタイルがよくてかっこいいですね。ここは走るのを楽しみにしていたスポットの一つです。
のと万葉マラソン ツインブリッジ

   左を向くと能登島大橋が見えます。
   ああ、朝あそこを通ってここまで来たんだな、思えば遠く来たもんだと、しみじみと感じ入ります。
のと万葉マラソン ツインブリッジから和倉方向

   海に囲まれたツインブリッジからの景色はほんとに綺麗でした。晴れていたので風も気持ちよかったです。

30km 地獄坂と能登マ丼

   25km過ぎに恐ろしい地獄坂があります。
   何が辛いって、急坂を登ったと思ったらほぼそのままの角度で下っていくところです。
   角度が急過ぎて、下りだというのに、全然楽じゃない。膝への負担が……泣。
   ちなみにほとんどの人が登りは歩いていました。
のと万葉マラソン 地獄坂


   28km付近のエイドで「能登マ丼」がふるまわれます。
   かきが入っていて、どんぶりと言ってもお茶漬けのようなものなので、のどに注ぎ込めて食べやすかったです。
   とはいえ、なんだかんだで時間はロスるので、食べる際は1分程度は余分に見ておいた方がいいと思います。
のと万葉マラソン 能登マ丼

   おいしかったので、食べないと損ですよーー。

35km 蜃気楼のようにいつまでも遠い

   30~35kmの区間は平坦で、本来なら走りやすいと思います。
   しかし膝が痛くなってきて足が上がらなくなり大減速。辛い時間の訪れです。

   左手にずうっと和倉の温泉街が見えているのですが、いつまでたっても大きさが変わらず、全く近づく様子がありません。まるで砂漠の蜃気楼のようで、精神的にきついものがありました。
   あとでコースを確認したら、西にある和倉温泉に対して南下しているだけでした。そりゃ近づきませんわな。

   途中のエイドで中島菜のおかゆとカニカマがもらえます。
のと万葉マラソン 中島菜のおかゆ

40km 向かい風に泣く

   35kmを過ぎると気持ち的にはいよいよゴールが近いです。
   西に進む道になるのですが、ここは強い向かい風がずっと続きます。
   そして例年、向かい風だそうです。
   つ、辛い。

   40kmの看板は山のなかにあり、ここが最後の登り坂です。

ゴール! 和倉温泉

   最後の坂を抜けると、和倉の温泉街に出ます。
   今まで静かだったのが一気ににぎやかになります。
   海と山ばかり見続けていたので、目に映る温泉街の華やかさに、俄然パワーが沸いてきます。
のと万葉マラソン 和倉温泉街

   最後の短いストレートを全力でダッシュしてゴール!!
   記録は4時間30分をオーバーしましたが、膝を痛めていたことを思えば上出来です。
のと万葉マラソン FINISH!


   前日まで心配していた雨にも降られなかったのもよかったです。

牡蛎!!温泉!!

   マラソンが終わった後は、いっしょに来た会社の同僚と、イベント会場で焼き牡蛎を食べました。
   屋台はかき以外にもラーメンやカレーなどいろいろ出ています。
のと万葉マラソン イベント会場

   マラソン参加者には金券700円が当たります。金券に現金を+300円追加して、4個500円のかきを2袋買って、自分たちで焼いて食べました。
   かき旨い!かき汁旨い!!海の塩が効いていて、疲れた身体にしみわたりました。
のと万葉マラソン イベント会場 焼き牡蛎

   その後、事前に500円で買った入浴券を使って温泉に入って帰りました。
「すず花」という旅館です。浴場はこじんまりとしていますが、露天風呂もあり気持ちよかったです。

参加賞

   参加賞は白色のキャップでした!
   早速、通勤の自転車で使ってます。
のと万葉マラソン 参加賞 キャップ

まとめ

   今年は例年になく天気が良かったそうです。
   晴れていれば海沿いを走るのコースが景色がよく最高です。大きな橋を2回渡るのも魅力的です。
   また途中のエイドで出てくる「能登マ丼」や、マラソン後のイベント会場の焼き牡蛎もおいしく、海の幸にもめぐまれています。
   温泉街なので温泉につかって帰るのも楽ですし。
   満足度の高いマラソン大会だと思いました。

   ただ、北陸の3月初旬は、だいたい天気が悪いんですよねぇ。下手したら、雪が降ることもありえるし。去年は気温も5℃と低かったそうですし。
   ラストの向かい風の区間は、天気が悪いと地獄から大地獄に変わりそう……。

   ということで、今年のように晴れてくれるなら、また参加したいです。