僕が「徳永英明」に興味を持ち少しずつその歌に惹かれていったのは、高専1~2年生のことだったと思います。暦で言うと1995年ごろです。
聴きながら、ああそんな歌もあったなぁと思い、その後たまたま行ったCD屋で「夢を信じて」のCDをみつけて手に取ったら「徳永英明」と書かれていました。
当時は「夢を信じて」がアニメ・ドラゴンクエストのテーマソングだったことは知っていても、歌手名までは知らなかったのですね。
それでなんとなく興味を持ち、中古CDショップで中古のシングルCDを集めるようになりました。
正直言って、「夢を信じて」のアップテンポのイメージしかなかったので、バラードが眠たかった。でも声質やメロディに惹かれるものがあり、その後もついつい中古で見かけてはシングルばかり買うようになりました。
それがいつしかベスト盤を買い、オリジナルアルバムを買い、と徐々にCDは増えていきました。少しずつその音楽性にハマり、好きになっていったのです。(お金がなかったので、全部中古でしたが)
そのころ「徳永英明」の名前はテレビでは全く見かけませんでした。
「永遠の果てに」をリリースした後の休養期間だったんでしょうね。
今と違ってインターネットもなく、同世代にファンもいなかったので、情報は一切入ってきません。僕のなかでは、徳永英明はすでに引退したか、音楽界から消えてしまった過去の人だとばかり思い込んでいました。
それでも、中古屋でみつけてはCDをちまちまと買う日々は続いていました。
あのときの衝撃というか感動は今でもはっきり覚えています。
徳永英明の新作!?生きてたんかい!(失礼)
もう新譜は出ないだろうと漠然と思い込んでいた(勘違い激しすぎ)ので、すごく興奮しました。
たしか発売の一月前くらいだったと思います。
新譜の名前は「未来飛行」。タイトルに「未来」が入っているのがよかった。
長い沈黙を破って最初に歌うのが未来に向かって、というのがなんとも素敵じゃないですか!
いったいどんな曲なんだろうと想像がふくらみました。
NHKの歌番組に徳永さんはギターを持って出てきて「裸足の太陽」と「未来飛行」の2曲を披露してくれました。
テレビで初めて聴いた「未来飛行」はすごかった。
エモーショナルで、美しくて、未来に向かって力強くて……一瞬で、歌が身体の奥底まで入り込み、細胞全てに広がりました。たぶんたった一曲にそこまで心酔することはもう二度とないというくらい「未来飛行」の虜になりました。
幸いなことに「未来飛行」の入ったアルバム「太陽の少年」の発売が一月後だったので、どうにか我慢することができました。
「太陽の少年」の発売までの一日一日がほんと長かった。
待ちに待って迎えた発売日。ようやく手に入れた「太陽の少年」のなんと嬉しかったことか!!
そしてこれが初めて新品で買った徳永英明のアルバムとなりました。
そのとき買った「太陽の少年」のアルバムがこちらです。
買ったときに付いてたビニールの袋に入れたまま大切に保管してます。たまに取り出すときもそお~っと出し入れしています。雑な性格の自分にとってはすごい貴重。
家に帰った僕は、親に部屋に入らないように注意して、早速ラジカセにCDを入れました。
一度目はCDラジカセの前で正座して聴き、二度目は寝転がって目をつぶって聴きました。
美しい声、美しい歌詞、美しいメロディ。長い夜が明けて朝が訪れたような清々しさとあたたかい陽だまりのような優しさ。
期待以上、想像以上のアルバムに、夢を見ているようでした。
それからしばらくは「太陽の少年」ばかりを聴いていました。
アルバムの感動をどうしても生で体験したくて、「太陽の少年」ツアーにも行きました。歌手のコンサートを観に行くという経験をしたのもこれが初めてでした。
一番多感な時期に聴いたということもあって、徳永英明、スピッツ、他いろんなアーティストのどのアルバムよりも心に残っています。
十代のころに聴いた音楽は大事だなってつくづく思います。
もちろん「太陽の少年」以上のアルバムはいっぱいあるだろうし、自分が聴いたアルバムのなかにもそれはきっとあるんだろうけど、恋や夢や友情、未来といったものに肌が直に触れていたころに体験した音楽というのは、人生のなかでもつ意味が圧倒的に大きい。
十代のころに必死になって聴いていた音楽を聴くたびに、今は忘れてしまった遠い感覚が戻ってきて、プロペラの無い飛行機だって動かせそうな気がします。
これからもずっと大切にしたいアルバムです。
友達と行ったカラオケで
きっかけはカラオケで知り合いが「夢を信じて」を歌ったことでした。聴きながら、ああそんな歌もあったなぁと思い、その後たまたま行ったCD屋で「夢を信じて」のCDをみつけて手に取ったら「徳永英明」と書かれていました。
当時は「夢を信じて」がアニメ・ドラゴンクエストのテーマソングだったことは知っていても、歌手名までは知らなかったのですね。
それでなんとなく興味を持ち、中古CDショップで中古のシングルCDを集めるようになりました。
徐々にCDが増えていった
最初に買ったのは「僕のそばに」です。正直言って、「夢を信じて」のアップテンポのイメージしかなかったので、バラードが眠たかった。でも声質やメロディに惹かれるものがあり、その後もついつい中古で見かけてはシングルばかり買うようになりました。
それがいつしかベスト盤を買い、オリジナルアルバムを買い、と徐々にCDは増えていきました。少しずつその音楽性にハマり、好きになっていったのです。(お金がなかったので、全部中古でしたが)
そのころ「徳永英明」の名前はテレビでは全く見かけませんでした。
「永遠の果てに」をリリースした後の休養期間だったんでしょうね。
今と違ってインターネットもなく、同世代にファンもいなかったので、情報は一切入ってきません。僕のなかでは、徳永英明はすでに引退したか、音楽界から消えてしまった過去の人だとばかり思い込んでいました。
それでも、中古屋でみつけてはCDをちまちまと買う日々は続いていました。
名前が……!!
そんなある日、本屋のなかにあるCDフロアに入ると、新譜のスケジュール表の中に「徳永英明」の名前をみつけました。あのときの衝撃というか感動は今でもはっきり覚えています。
徳永英明の新作!?生きてたんかい!(失礼)
もう新譜は出ないだろうと漠然と思い込んでいた(勘違い激しすぎ)ので、すごく興奮しました。
たしか発売の一月前くらいだったと思います。
新譜の名前は「未来飛行」。タイトルに「未来」が入っているのがよかった。
長い沈黙を破って最初に歌うのが未来に向かって、というのがなんとも素敵じゃないですか!
いったいどんな曲なんだろうと想像がふくらみました。
テレビのなかのあの人
「未来飛行」を初めて聴いたのはNHKの歌番組です。(そしてこれが僕にとってテレビで見た初・徳永英明でもありました)NHKの歌番組に徳永さんはギターを持って出てきて「裸足の太陽」と「未来飛行」の2曲を披露してくれました。
テレビで初めて聴いた「未来飛行」はすごかった。
エモーショナルで、美しくて、未来に向かって力強くて……一瞬で、歌が身体の奥底まで入り込み、細胞全てに広がりました。たぶんたった一曲にそこまで心酔することはもう二度とないというくらい「未来飛行」の虜になりました。
待ち遠しかった「太陽の少年」
早く「未来飛行」をCDで聴きたい!!でもシングルを新品で買うお金がありません。(今思うとたった2曲しか入ってないシングル盤に1000円も出すなんてお金の無い学生には無茶な話ですよね)幸いなことに「未来飛行」の入ったアルバム「太陽の少年」の発売が一月後だったので、どうにか我慢することができました。
「太陽の少年」の発売までの一日一日がほんと長かった。
待ちに待って迎えた発売日。ようやく手に入れた「太陽の少年」のなんと嬉しかったことか!!
そしてこれが初めて新品で買った徳永英明のアルバムとなりました。
そのとき買った「太陽の少年」のアルバムがこちらです。
買ったときに付いてたビニールの袋に入れたまま大切に保管してます。たまに取り出すときもそお~っと出し入れしています。雑な性格の自分にとってはすごい貴重。
家に帰った僕は、親に部屋に入らないように注意して、早速ラジカセにCDを入れました。
一度目はCDラジカセの前で正座して聴き、二度目は寝転がって目をつぶって聴きました。
美しい声、美しい歌詞、美しいメロディ。長い夜が明けて朝が訪れたような清々しさとあたたかい陽だまりのような優しさ。
期待以上、想像以上のアルバムに、夢を見ているようでした。
それからしばらくは「太陽の少年」ばかりを聴いていました。
アルバムの感動をどうしても生で体験したくて、「太陽の少年」ツアーにも行きました。歌手のコンサートを観に行くという経験をしたのもこれが初めてでした。
十代で聴く音楽は大事
以上が、僕と「太陽の少年」そして「未来飛行」の思い出です。一番多感な時期に聴いたということもあって、徳永英明、スピッツ、他いろんなアーティストのどのアルバムよりも心に残っています。
十代のころに聴いた音楽は大事だなってつくづく思います。
もちろん「太陽の少年」以上のアルバムはいっぱいあるだろうし、自分が聴いたアルバムのなかにもそれはきっとあるんだろうけど、恋や夢や友情、未来といったものに肌が直に触れていたころに体験した音楽というのは、人生のなかでもつ意味が圧倒的に大きい。
十代のころに必死になって聴いていた音楽を聴くたびに、今は忘れてしまった遠い感覚が戻ってきて、プロペラの無い飛行機だって動かせそうな気がします。
これからもずっと大切にしたいアルバムです。