SING LIKE TALKINGのデビュー30周年記念ベストアルバム「3rd REUNION」が8月に発売されました。
アルバムを聴きながらSING LIKE TALKING(以下、SLT)の思い出をつらつらと書いてみようと思います。
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SING LIKE TALKINGと石川県
僕の住む石川県は、90年代はSLT王国と言っても過言ではないくらい、SLTが盛り上がっていました。
地元のCDショップ「ヤマチク」やFM局が大々的にSLTをプッシュしていた後押しもあったと思います。
なにせ川北町の花火大会のラジオのライブ中継のゲストにボーカルの佐藤竹善がゲストで招かれたことがあったくらいです。
SLTの石川での盛り上がりとテレビでの露出度(=全国の知名度)にあまりにギャップがあったので、十代のころの僕はSLTは北陸出身のバンドなのだとばかり思っていました。(実際にはメンバー3人とも青森出身です。)
佐藤竹善さんもむかし雑誌か何かで北陸で人気があるのがありがたいけど不思議というようなコメントをしてました。
インターネットがない時代だったので、地方の個性みたいなのが音楽の売り上げにも表れていたんだと思います。それを、「いい時代だった」とか言っちゃうと年寄りくさくなっちゃいますが。
SING LIKE TALKINGを聴いていると玄人っぽい気がした
十代のころって、洋楽を聴いている友達がかっこよく見えませんでした?
SLTの曲にはそういう「洋楽を聴く友達」に通ずるものがあります。
SLTを聴いているとなんか玄人っぽくて音楽に精通しているように見えました。音の作りが緻密で、流行りの歌とはまた違う魅力があり、なんかよくわからないけれどかっこいい。
音楽に疎かった自分にはSLTの歌に洋楽の匂いを感じたのでした。
また、 ボーカルの竹善さんの声が綺麗で、その透明な響きに憧れました。
草野マサムネ、徳永英明、佐藤竹善……なんとなく自分の好きになる男性ボーカルには傾向がある気がしますね。
「Welcome To Another World」には名曲「Spirit of Love」が入っているだけでなく、収録曲の8割方がシングル又はタイアップ曲という豪華で贅沢なアルバムでした。また、自分がSLTを知って初めて新譜で出たアルバムでもあります。
クラスの友達も買ったり借りたりして聴いていました。人気も高かったです。
その翌年に発売されたのが「SECOND REUNION」です。これは2作目(?)のベストアルバムになります。(wikiで調べたら’98年発売で、ちょうど20年前でした。時の流れ……うわー。)
このアルバムの特徴は、4thアルバム「0 [lΛV](ラブ)」から9thアルバム「Welcome To Another World」の5枚+先行シングル「Firecracker」から2曲ずつセレクトしているのでアルバムごとの楽曲のバランスが良いこと。バラードからライブ向けのアップテンポな曲まで幅広くSLTの魅力が詰まっていること。そして、キーボードの藤田千章さんのライナーノーツがあること、です。
「RISE」や「JOY」には音が踊っているような気持ち良さがあり、「Spirit of Love」は泣けます。何度も聴きました。
SING LIKE TALKINGは18歳のころの自分の音楽観に大きく影響を与えたバンドの1つだったと言えます。
SLTから心が離れたというよりも、アルバムをリリースする期間が延びたり、他に気になるアーティストが増えたりして、新譜が出ていることに気づかなかったのでした。
そんなわけで僕がSLTのアルバムを買ったのは’11年発売の「Empowerment」以来、実に7年ぶりになります。
長くなりましたが、後半からいよいよ「3rd REUNION」の感想になります。
ーー20年前、十代の僕が聞きこんでいたころのSING LIKE TALKINGと変わらない印象を受けました。
いやそのころよりももっと砕けた感じになったかな。リジットな硬いイメージから、肩の力が抜けたフレキシブルなイメージに。
「回想の詩」のような泥臭い感じの歌はSECOND REUNION時代にはなく、新鮮でした。
ただ、何回かアルバムを聴いていると、バラードや静かな曲、テンポの遅い曲が多く、全体的に落ち着いているのが気になりました。
特に「One day」「Hello」「Dearest 」のゆったりめの曲はそれ単体で聴く分には良いと思うのですが、同じアルバムに収録されているとどれも同じ曲に聴こえてしまいました。
もっと選曲にメリハリがほしかったですし、もっと激しく弾ける曲があってもよかったかなと思い増しあ。
前作でいうと「RISE」や「BURNIN' LOVE」のようなライブで盛り上がる曲のチョイスが少なかったのがちょっと惜しい。
まとめると「何度も聴きたくなる贅沢な一枚。だけど、弾ける系の曲が少ないのが惜しい」です。
次に簡単に個別の曲の感想です。
30周年記念シングル。
02. 魔力
シングル曲。アルバム「METABOLISM」収録。
「愛が魔力に」という歌詞が耳に残ります。発売当時、ものすごくポップでキャッチ―でSLTらしくない(失礼!?)と思いつつ、21世紀を迎えてSLTの進化を感じた一曲です。おすすめ。
03. 回想の詩
シングル曲。アルバム「METABOLISM」収録。
今までのSLTにない泥臭い雰囲気が印象的な一曲。なんとなく同窓会ソングというイメージがあるのですが、あらためて歌詞を読んでみるとそうでもないですね。7分越えの長編です。
04. One Day
シングル曲。アルバム「METABOLISM」収録。
05. 月への階段
アルバム「RENASCENCE」収録。
このアルバムは未購入のため初めて聴きました。イントロのピアノが刺さるように鋭くてかっこいいですね。このピアノのフレーズは何度も出てきます。サビもグングンと階段を昇っていくような気持ちよさがあります。おすすめ。
06. Hello
シングル曲。アルバム「RENASCENCE」収録。
07. The Love We Make
シングル曲。アルバム「RENASCENCE」収録。
08. Through The Night
アルバム「Empowerment」収録。
跳ねるようなリズムが気持ちいい。サビの最後の「どう・なっ・て・も・いい」の弾んだ感じが好き。
09. 涙の螺旋
アルバム「Empowerment」収録。
「Good days after it rains」という英詩が好き。短いフレーズなのに佐藤竹善の声で歌われるだけで急に異国の匂いが漂いだすのが不思議。後半、ワンオクターブ低く入ってから元のキーに戻るところがテンションアップで、個人的なハイライト。
10. Dearest
シングル曲。アルバム「Empowerment」収録。
11. 89番目の星座
シングル曲。アルバム「BEFRIEND」収録。
「流れる星よ 君に届け」ってフレーズが青春っぽい!疾走感もあり素敵。おすすめ。
12. Luz
アルバム「BEFRIEND」収録。
「唄おう 今は」「踊ろう 今は」「生命と共に」ーーポコポコ鳴っているパーカッション(ジャンベかな?)がかわいい。地平線に沈む大きな夕日を見ながら仲間たちと輪になって、太鼓やギターを持ち寄って歌っている。そんなイメージの曲です。おすすめ。
13. The Great Escape
アルバム「BEFRIEND」収録。
個人的には前作の「RISE」枠の曲。ホーンセクションもご機嫌で踊りたくなる。こういうSLTも好き。おすすめ。
14. 風が吹いた日
シングル曲。アルバム「Heart Of Gold」収録。
15. 闇に咲く花 ~The Catastrophe~ feat. サラ・オレイン
シングル曲。(アルバム「Heart Of Gold」収録。
イントロのコーラスやストリングスが迫力ありすぎてちょっと怖い。女性とのツインボーカルです。佐藤竹善のハイトーンが伸びやかに炸裂して天に届きそうなくらい気持ちいい。
以上、SING LIKE TALKING「3rd REUNION」の感想でした。
初回限定盤を買ったのでライブCDも付いてきました。
まだ聴けていませんが、本編に収録されていない曲が多く入っているのでこちらも楽しみです。
どう略すのが一般的なのかな。
SLTを聴いているとなんか玄人っぽくて音楽に精通しているように見えました。音の作りが緻密で、流行りの歌とはまた違う魅力があり、なんかよくわからないけれどかっこいい。
音楽に疎かった自分にはSLTの歌に洋楽の匂いを感じたのでした。
また、 ボーカルの竹善さんの声が綺麗で、その透明な響きに憧れました。
草野マサムネ、徳永英明、佐藤竹善……なんとなく自分の好きになる男性ボーカルには傾向がある気がしますね。
SECOND REUNIONにハマった十代
僕が一番SLTの音楽を聴いていたのは「Welcome To Another World」から「SECOND REUNION」のころです。「Welcome To Another World」には名曲「Spirit of Love」が入っているだけでなく、収録曲の8割方がシングル又はタイアップ曲という豪華で贅沢なアルバムでした。また、自分がSLTを知って初めて新譜で出たアルバムでもあります。
クラスの友達も買ったり借りたりして聴いていました。人気も高かったです。
その翌年に発売されたのが「SECOND REUNION」です。これは2作目(?)のベストアルバムになります。(wikiで調べたら’98年発売で、ちょうど20年前でした。時の流れ……うわー。)
このアルバムの特徴は、4thアルバム「0 [lΛV](ラブ)」から9thアルバム「Welcome To Another World」の5枚+先行シングル「Firecracker」から2曲ずつセレクトしているのでアルバムごとの楽曲のバランスが良いこと。バラードからライブ向けのアップテンポな曲まで幅広くSLTの魅力が詰まっていること。そして、キーボードの藤田千章さんのライナーノーツがあること、です。
「RISE」や「JOY」には音が踊っているような気持ち良さがあり、「Spirit of Love」は泣けます。何度も聴きました。
SING LIKE TALKINGは18歳のころの自分の音楽観に大きく影響を与えたバンドの1つだったと言えます。
時代は飛んで2018年
2000年以降にSLTはオリジナルアルバムを5枚出していますが、残念ながら僕が持っているのは2枚です。SLTから心が離れたというよりも、アルバムをリリースする期間が延びたり、他に気になるアーティストが増えたりして、新譜が出ていることに気づかなかったのでした。
そんなわけで僕がSLTのアルバムを買ったのは’11年発売の「Empowerment」以来、実に7年ぶりになります。
長くなりましたが、後半からいよいよ「3rd REUNION」の感想になります。
「3rd REUNION」全体感想
ファーストインプレッション
最初にアルバムを通して聴いたときの感想です。- どの曲もがっちりと作りこまれて音が緻密で完成度が高い。
- 日本語なのに洋楽を聴いているような感覚になる。
- 佐藤竹善の声が綺麗でハイトーンが気持ちいい。
ーー20年前、十代の僕が聞きこんでいたころのSING LIKE TALKINGと変わらない印象を受けました。
いやそのころよりももっと砕けた感じになったかな。リジットな硬いイメージから、肩の力が抜けたフレキシブルなイメージに。
「回想の詩」のような泥臭い感じの歌はSECOND REUNION時代にはなく、新鮮でした。
何回か聴いて
ベストアルバムだから当たり前と言われればそれまでですが、完成度も高く贅沢な一枚と言えます。買ってからずっとリピートしまくってます。ただ、何回かアルバムを聴いていると、バラードや静かな曲、テンポの遅い曲が多く、全体的に落ち着いているのが気になりました。
特に「One day」「Hello」「Dearest 」のゆったりめの曲はそれ単体で聴く分には良いと思うのですが、同じアルバムに収録されているとどれも同じ曲に聴こえてしまいました。
もっと選曲にメリハリがほしかったですし、もっと激しく弾ける曲があってもよかったかなと思い増しあ。
前作でいうと「RISE」や「BURNIN' LOVE」のようなライブで盛り上がる曲のチョイスが少なかったのがちょっと惜しい。
まとめると「何度も聴きたくなる贅沢な一枚。だけど、弾ける系の曲が少ないのが惜しい」です。
次に簡単に個別の曲の感想です。
「3rd REUNION」収録曲の感想
01. Vox Humana30周年記念シングル。
02. 魔力
シングル曲。アルバム「METABOLISM」収録。
「愛が魔力に」という歌詞が耳に残ります。発売当時、ものすごくポップでキャッチ―でSLTらしくない(失礼!?)と思いつつ、21世紀を迎えてSLTの進化を感じた一曲です。おすすめ。
03. 回想の詩
シングル曲。アルバム「METABOLISM」収録。
今までのSLTにない泥臭い雰囲気が印象的な一曲。なんとなく同窓会ソングというイメージがあるのですが、あらためて歌詞を読んでみるとそうでもないですね。7分越えの長編です。
04. One Day
シングル曲。アルバム「METABOLISM」収録。
05. 月への階段
アルバム「RENASCENCE」収録。
このアルバムは未購入のため初めて聴きました。イントロのピアノが刺さるように鋭くてかっこいいですね。このピアノのフレーズは何度も出てきます。サビもグングンと階段を昇っていくような気持ちよさがあります。おすすめ。
06. Hello
シングル曲。アルバム「RENASCENCE」収録。
07. The Love We Make
シングル曲。アルバム「RENASCENCE」収録。
08. Through The Night
アルバム「Empowerment」収録。
跳ねるようなリズムが気持ちいい。サビの最後の「どう・なっ・て・も・いい」の弾んだ感じが好き。
09. 涙の螺旋
アルバム「Empowerment」収録。
「Good days after it rains」という英詩が好き。短いフレーズなのに佐藤竹善の声で歌われるだけで急に異国の匂いが漂いだすのが不思議。後半、ワンオクターブ低く入ってから元のキーに戻るところがテンションアップで、個人的なハイライト。
10. Dearest
シングル曲。アルバム「Empowerment」収録。
11. 89番目の星座
シングル曲。アルバム「BEFRIEND」収録。
「流れる星よ 君に届け」ってフレーズが青春っぽい!疾走感もあり素敵。おすすめ。
12. Luz
アルバム「BEFRIEND」収録。
「唄おう 今は」「踊ろう 今は」「生命と共に」ーーポコポコ鳴っているパーカッション(ジャンベかな?)がかわいい。地平線に沈む大きな夕日を見ながら仲間たちと輪になって、太鼓やギターを持ち寄って歌っている。そんなイメージの曲です。おすすめ。
13. The Great Escape
アルバム「BEFRIEND」収録。
個人的には前作の「RISE」枠の曲。ホーンセクションもご機嫌で踊りたくなる。こういうSLTも好き。おすすめ。
14. 風が吹いた日
シングル曲。アルバム「Heart Of Gold」収録。
15. 闇に咲く花 ~The Catastrophe~ feat. サラ・オレイン
シングル曲。(アルバム「Heart Of Gold」収録。
イントロのコーラスやストリングスが迫力ありすぎてちょっと怖い。女性とのツインボーカルです。佐藤竹善のハイトーンが伸びやかに炸裂して天に届きそうなくらい気持ちいい。
以上、SING LIKE TALKING「3rd REUNION」の感想でした。
初回限定盤を買ったのでライブCDも付いてきました。
まだ聴けていませんが、本編に収録されていない曲が多く入っているのでこちらも楽しみです。
SING LIKE TALKINGの略称
ところで記事の中では略称を「SLT」としましたが、普通に話しているときは「シングライク」と略して呼んでます。どう略すのが一般的なのかな。