長男(2年生)の友達に、小学5年生と2年生の兄弟がいます。
両親はどちらも働いているので、夏休みは子供2人で家でお留守番をしているそうです。
(といっても、母親のパート先が家から数分のところにあるらしくて、お昼には母親が様子を見に帰ってきて昼食を作っているそうですが。それでも子供だけでお留守番をしているのは偉いと思います)
ここで大事なキーワード、子供だけでお留守番!!
なんて素敵な響きなんでしょう。
休日はずっと妻と自分の二人で子供の面倒を見ているので、そんな今の状況からすると、子供が留守番をしてくれるというのは、子育てのステージが1つ上がった気がします。
短時間でも子供だけで家にいてくれたら、生活に幅が、そして心にゆとりが生まれそうです。
例えば、子供を置いて10km程度のランニングに行ったり。ちょっと本屋やCDショップをのぞきに行ったり。あとはまあ妻と二人でデートするのもいいでしょう。
ああ、夢のお留守番!!
なんと素晴らしい!
皆さんは自分が初めてお留守番をした日のことを覚えていますか?
僕は覚えています。
年は幼稚園の年長か小学1年生くらいだったと思います。
ある日、夜になってから家族が同じ市内に住む親戚の家に用があって出かけることになりました。
しかし僕は夜8時から始まる「銭形平次」が観たくて、行きたくないと駄々をこねました。当時はビデオなんてなかったので観たいテレビはリアルタイムで観るしかなかったのです。
僕があまりに言うことを聞かないので、家族は僕を残して出かけてしまい、僕一人で留守番をすることになりました。
これが僕の初めてのお留守番です。
ひとりぼっちの夜の家はいつもよりも静かでちょっぴり不安もありましたが、「銭形平次」を見ていれば怖いことはありませんでした。
しかし、8時20分ごろだったと思います。
宣伝になったからなのか、何かの気配を感じたのかは忘れましたが、テレビから目を逸らして、となりの台所を僕はふと見たのでした。
見なればよかったのに、見てしまったのでした。
カサカサと動いているそれを。黒光りするアレを。
Gから始まるあの生命体を!
その瞬間、時間が凍りつき、世界の位相が一変しました。
「銭形平次」に夢中になっていることで忘れていた夜の深さや独りの不安が6歳の少年の心をどっと飲みこんだのです。
誰もいない夜の家に一人でいることが急に怖くなり、僕は玄関のドアを開けて家から逃げ出し、外へと駆け出していきました。
僕は泣きながら息を切らして無我夢中で夜の住宅街を走りました。行く当てはありません。ただ、怖かったのです。Gがうごめく家に一人でいることが。
結局家から数百メートル離れた友達の家の前を通ったとき、たまたま友達の親が気がついて家に入れてもらい、保護される形になりました。
そのあとは友達の親がうまく僕の親に連絡をつけてくれたと思うのですが、どうやって家に戻ったかは覚えていません。
ただ、家に帰ったら「銭形平次」が終わっていて、銭を投げるシーンを見れなかったのを残念に思ったことは覚えています。
そして留守番を一人で成し遂げられなかったことが悔しくて悔しくて仕方なかった。
途中までは順調だったのです。あのとき、Gを見なければきっと留守番を成し遂げて、帰ってきた親に「お、一人で大丈夫だったか。偉いぞ」と褒められていたはずなのです。
しかしそうはならなかった。Gにびびって逃げ出してしまった。いや、Gは恐くなんてないのです。Gを見たのが昼間だったら絶対に逃げ出すことなんてなかった。Gのせいで留守番を完遂できなかったわけじゃない。
夜一人でいて、かつ、Gが出たことがいけなかったのです。ANDです。ORならなんともなかった。
そんなことをどんなに考えても言い訳に過ぎないし、また、まだ小さかったので自分のなかで起こった恐怖をうまくほどいて説明することもできませんでした。
そんなわけで、僕の初めてのお留守番は失敗に終わりました。苦い思い出です。
あれから30年以上経ちましたが、あのときGを見た瞬間に凍りついた感覚、世界が180度変わった感覚を忘れることができません。
うちの軟弱な息子たちにもいつかあの恐怖を味合わせてやりたいですね。
ふふふふ。思い切りびびるがよい。(なぜかサディストの顔つき)
両親はどちらも働いているので、夏休みは子供2人で家でお留守番をしているそうです。
(といっても、母親のパート先が家から数分のところにあるらしくて、お昼には母親が様子を見に帰ってきて昼食を作っているそうですが。それでも子供だけでお留守番をしているのは偉いと思います)
ここで大事なキーワード、子供だけでお留守番!!
なんて素敵な響きなんでしょう。
休日はずっと妻と自分の二人で子供の面倒を見ているので、そんな今の状況からすると、子供が留守番をしてくれるというのは、子育てのステージが1つ上がった気がします。
短時間でも子供だけで家にいてくれたら、生活に幅が、そして心にゆとりが生まれそうです。
例えば、子供を置いて10km程度のランニングに行ったり。ちょっと本屋やCDショップをのぞきに行ったり。あとはまあ妻と二人でデートするのもいいでしょう。
ああ、夢のお留守番!!
なんと素晴らしい!
皆さんは自分が初めてお留守番をした日のことを覚えていますか?
僕は覚えています。
年は幼稚園の年長か小学1年生くらいだったと思います。
ある日、夜になってから家族が同じ市内に住む親戚の家に用があって出かけることになりました。
しかし僕は夜8時から始まる「銭形平次」が観たくて、行きたくないと駄々をこねました。当時はビデオなんてなかったので観たいテレビはリアルタイムで観るしかなかったのです。
僕があまりに言うことを聞かないので、家族は僕を残して出かけてしまい、僕一人で留守番をすることになりました。
これが僕の初めてのお留守番です。
ひとりぼっちの夜の家はいつもよりも静かでちょっぴり不安もありましたが、「銭形平次」を見ていれば怖いことはありませんでした。
しかし、8時20分ごろだったと思います。
宣伝になったからなのか、何かの気配を感じたのかは忘れましたが、テレビから目を逸らして、となりの台所を僕はふと見たのでした。
見なればよかったのに、見てしまったのでした。
カサカサと動いているそれを。黒光りするアレを。
Gから始まるあの生命体を!
その瞬間、時間が凍りつき、世界の位相が一変しました。
「銭形平次」に夢中になっていることで忘れていた夜の深さや独りの不安が6歳の少年の心をどっと飲みこんだのです。
誰もいない夜の家に一人でいることが急に怖くなり、僕は玄関のドアを開けて家から逃げ出し、外へと駆け出していきました。
僕は泣きながら息を切らして無我夢中で夜の住宅街を走りました。行く当てはありません。ただ、怖かったのです。Gがうごめく家に一人でいることが。
結局家から数百メートル離れた友達の家の前を通ったとき、たまたま友達の親が気がついて家に入れてもらい、保護される形になりました。
そのあとは友達の親がうまく僕の親に連絡をつけてくれたと思うのですが、どうやって家に戻ったかは覚えていません。
ただ、家に帰ったら「銭形平次」が終わっていて、銭を投げるシーンを見れなかったのを残念に思ったことは覚えています。
そして留守番を一人で成し遂げられなかったことが悔しくて悔しくて仕方なかった。
途中までは順調だったのです。あのとき、Gを見なければきっと留守番を成し遂げて、帰ってきた親に「お、一人で大丈夫だったか。偉いぞ」と褒められていたはずなのです。
しかしそうはならなかった。Gにびびって逃げ出してしまった。いや、Gは恐くなんてないのです。Gを見たのが昼間だったら絶対に逃げ出すことなんてなかった。Gのせいで留守番を完遂できなかったわけじゃない。
夜一人でいて、かつ、Gが出たことがいけなかったのです。ANDです。ORならなんともなかった。
そんなことをどんなに考えても言い訳に過ぎないし、また、まだ小さかったので自分のなかで起こった恐怖をうまくほどいて説明することもできませんでした。
そんなわけで、僕の初めてのお留守番は失敗に終わりました。苦い思い出です。
あれから30年以上経ちましたが、あのときGを見た瞬間に凍りついた感覚、世界が180度変わった感覚を忘れることができません。
うちの軟弱な息子たちにもいつかあの恐怖を味合わせてやりたいですね。
ふふふふ。思い切りびびるがよい。(なぜかサディストの顔つき)