散居村の展望が素敵 ~閑乗寺公園キャンプ場 感想

散居村展望台

   盆休み中盤、ようやく今年第一回目のキャンプに行ってきました!!
   場所は富山県南砺市にある閑乗寺公園です。
   今回のキャンプメンバーは息子3人と自分1人の男子のみです。妻は家に残して行くことにしました。(1日目がパートだったのと、たまには子供の面倒から離れてゆっくりしてもらいたかったので)




今回のキャンプの3大ミッション

1.県外の良いキャンプ場をみつける

   これまで石川県内のキャンプ場しか行ったことがなかったので(一人旅を除く)、富山県のキャンプ場を初体験!

2.妻無しで息子3人の面倒を見る

   2年前に長男次男を連れて3人でキャンプに行ったことはあったのですが、自分一人で息子3人を見るのは今回が初めて。果たして無事に楽しく帰って来れるのか!?

3.ワンポールテントの使い心地を確かめる

   ファミリーキャンプ用にいつも使っているロゴスのテント「ROSY ドゥーブル XL」は大人が2人いないと張れないので、大人1人でも張れるように新しくノースイーグルのワンポールテント300を購入しました。果たしてその使い心地は!?

   ということで、地味に初めて尽くしのキャンプ。
   果たして、男だけで無事に2日間を乗り切れるか!?

閑乗寺公園キャンプ場ってどんなとこ?

   閑乗寺公園は富山の道の駅「井波」の裏側にあります。
   金沢からだと下道で1時間半ほどかかりました。
   料金は 1区画1000円 + 300円 x 使用人数(小学生以上) なので、人数が少なければ安いです。自分たちの場合、今回は1900円ですみました。
閑乗寺公園案内図

   またキャンプ場内は狭いですが車道があり、テント場に車を隣接できました。……オートキャンプ場だったんですね。てっきりフリーサイトだとばかり思ってました。
   注目はテント場の裏を登ったところにある「散居村展望台」です。ここから見る夕景を楽しみに、このキャンプ場を選びました。

1日目 8月15日

いきなり大雨の洗礼を受ける

   昼飯をすませてから家を出発したので、受付のある管理棟に着いたのは1時半過ぎでした。
管理棟
管理棟
第1キャンプ場案内図
第1キャンプ場案内図

  割り当てられたNo.3のテント場に車を停めて、さあテントとタープを張ろうと準備し出した途端、雨が降り出し、そのまま豪雨になりました。
   あっという間に海に飛びこんだように全身ずぶ濡れ。子供たちは濡れる前に車の中に退避させました。

   さらに運が悪いことに、タープのロープが全部からまっていてほどけない。本来ならタープ→テントの順に張って安全地帯を作りたいのに、タープがすぐに張れそうにありません。しかたないので、タープは放置して、テントに取り掛かります。

   今回持ってきたワンポールテントは本来は設営が簡単のはずなのですが、試し張りしかしたことがなかったので地味に手こずります。慣れてないうえに、大雨で焦るし、うまくいかない。それでも10分くらいでテントは立ったと思います。ただ、大雨のなかだったのでその10分がもの凄く長く感じました。
   中央のポールが立った後、フライに付いているロープを八方に伸ばしてピンっと張り、ようやくテントが安定して真っ直ぐに張れたころには雨もほぼ上がっていました。

   その後、全員でテントの中に貯まった水を汲みだす作業をしました。コップと雑巾でテントのなかの水を取り除き、上に銀マットを敷きます。
   2日間のキャンプのうちで、この作業の間が一番団結していたかも。

ゆずの郷 やまぶき

   自分はずぶ濡れですし、子供たちもけっこう濡れたので温泉に行くことにします。
   キャンプ場から2,3km行くと庄川温泉郷があり、日帰り温泉の施設もいくつかあります。僕らは「ゆずの郷 やまぶき」というところに行きました。
   大人500円、小学生以上300円の、計1100円でした。
ゆずの郷 やまぶき

   大浴場はごく普通の大きさ、露天風呂は小さめですが、となりが庄川なのでロケーションはよいと思います。
   畳の休憩所あり、お食事処あり。
   キャンプ場からは十数分で行けるので、キャンプの途中に行ってみるのも良いと思います。
   雨で疲れたのでここで夕食も取ることにしました。(もともと夕食は作る気なく、コンビニ弁当+ウィンナーを焼く、くらいのつもりでした)
   こどもはみんなカレーライスを注文。……好きだねぇ。

散居村展望台

   温泉からテント場に戻ったのは18時ごろ。
   雨は降っていませんがいつ降りだすかわからないような空模様です。
   外でくつろぐならやっぱりタープがほしい!ということで、タープのひもをがんばってほどこうとしますが、なかなかほどけない。誰だ、タープをいい加減に畳んだ奴は!(→去年の自分です)
   タープも大事ですが、せっかく富山まで来たのに子供たちに楽しい思い出を残せないのは悲しいので、タープのことはいったん忘れて、探検(散歩)に行くことにします。

   目指すは丘を登った先にある散居村展望台です。
   ここから見る夕景がものすごく美しいのだとか。ほんとは夕陽が沈む時間に合わせられればいいのですが、いつ雨が降るかわからないので、悠長なことは言ってられません。晴れ間のうちにみんなでがんばって丘を登ります。
丘の上を目指せ!

   もともとはスキー場だったみたいで斜面はかなり急です。三男がちょっとへばりましたが、なんとかみんな自力で登り切ることができました。
展望台
展望台

   展望台に立つとそこには……、広がるパノラマ!美しい日本の原風景!
   おお、素晴らしい!!(曇り空が玉に瑕ですが)
散居村


   しかし、子供の反応はいまいち。写真を何枚か撮ったらすぐに下りて行ってしまいました。えーー。
   ……まあ、そんなもんですよね。まだ遊具とかの方が好きな年ごろかな。
   来た時と同じ丘をまた下りてテントに戻りました。

夜のお菓子パーティ

   雨のおかげでほとんど遊べませんでしたが、夜は子供たち待望のお菓子パーティです。
お菓子

   タープのロープもほどけて何とか張ることができたので、タープの下にテーブルと椅子を並べて、子供たちはジュース、僕はウイスキーで乾杯!!
   20時過ぎまでお菓子を食べておしゃべりしました。

   それから夜の探検に出かけました。
   夕方に仕掛けた昆虫ゼリーにカブトムシやクワガタが集まってないか見たり、テント場の奥の方まで虫を探しながら歩いてみたり。
   21時過ぎに子供たちはテントに入って就寝。といっても蒸し暑くてなかなか寝付けなかったみたいですが。
   僕は22時頃まで外でひとりウィスキーをちびちびやってました。
   昼間に 大雨と格闘したおかげで疲労が……。
ウイスキー

   結局このあと雨が降ることはなかったので、テントの出入り口のフライを開けたままで寝ることができました。雨でフライを閉めたら、更に蒸し暑くなって眠れなかっただろうなぁ。
   夜半から風も入って涼しくなりました。

2日目 8月16日

朝のテント場(晴れ)

   暑さや朝日で目を覚ますかと思いましたが、虫の音で目が覚めました。明け方はけっこう虫がうるさいのですね。
   次男は昨日仕掛けた昆虫ゼリーにカブトムシがいないか探していましたがいなかったみたいです。結局コガネムシとコオロギを捕まえてました。

   昨日は雨で写真を撮るひまもなかったので、朝に写真をパシャリ。
テント&タープ

テント&タープ

   こんなところにテントを張っていたのですね。
   林間なので日陰もあり、高台なので夜は風も通ります。雰囲気もあってなかなか良いロケーションなのではないかと思います。

   朝食はスパゲッティとインスタントのトン汁とウィンナー。でも子どもの食欲はあまりなく、けっこう残してました。
朝食

   朝食の後、ちょっとだけ遊具でも遊んだりしました。
アスレチック広場

さらば、閑乗寺公園

   大人が一人しかいないので片づけはほぼ自分一人でやりました。子どももちょっとは手伝ってくれたけど、まだまだ戦力にはほど遠いですね。せめて小学生低学年組はもうちょっとがんばろうな!

   9時ごろには撤収し、昨日歩いて登った散居村展望台に車で行きました。
   晴れた朝の散居村はこんな感じ。
朝の散居村展望台


   次は晴れた日に、BBQの準備もして訪れたいです。
   大きな丘があるのでそりを持ってきたら滑ると楽しそう。

   最後に、近くの「庄川水記念公園」に少し寄ってから帰りました。

まとめ

  • 初県外キャンプでしたが、閑乗寺公園キャンプ場は、テントサイトが木々に囲まれて静かで、値段もお手ごろ。温泉も近いのでよかったです。次回は夕景の散居村もじっくり眺めたいですね。
  • 自分1人で息子3人の面倒を見るのはどうなるかと思いましたが、怪我もなくなんとか無事家にたどり着けました。実はキャンプ中はかなり𠮟り飛ばしていたのですが、帰ってから感想を聞いたらわりと楽しかったみたいでホッとしました。
  • 初めてのワンポールテントは大雨にいきなり見舞われて、雨の弱さを露呈する恰好に。。。また感想は別途書こうと思いますが、ワンポールテントはあくまでサブ用という位置づけかなぁ。

メモ

   長男:7歳 次男:6歳 三男:4歳