昨年(’17年)のBATONツアーの際に徳永さんが予告していたセルフカヴァーアルバムが7/4に発売されました!
いったいどんな選曲になるんだろうといろいろ想像していたのですが、予想外にも今回はベストIということで、デビューから1990年前半までの曲からの選曲でした。
IがあるということはきっとII,IIIもあるってことですよね。
2,3年かけての制作になるのかな。なかなか壮大な計画です。Iが出たばかりで気が早いですが、次回作も楽しみです。
たぶん、95年発売の「太陽の少年」の他の曲は次回持越しと思われます。
こうしてみると、「輝きながら」「Love is All」「もう一度あの日のように」などの名曲はありませんが、他はかなり手堅い選曲と思います。
意外性があるのは「恋人」「JUSTICE」「どうしようもないくらい」くらいかな。
去年のツアーで歌った「セレブレイション」が入っていないのが悔しい。すごいよかったのに!
個人的には、「魂の願い」「もう一度あの日のように」「桜」「君の青」「Melody-永遠の鍵-」とか聴きたかったです。
でも何度も聴いているうちに、ロックで力強いだけではないと感じました。
なんだろ、強くて優しい感じ?例えば、1曲目でもあり今作のアルバムタイトルでもある「永遠の果てに」はどちらかというと優しいアレンジですよね。でもオリジナルVer.よりも芯が太い。
どの曲もオリジナルVer.はリバーブ強めの線の細い優しさだとしたら、今回のカバーVer.は演奏のワイルドさに負けない大人の包容力を見せつけるような優しさ、といえばいいのでしょうか。
どの曲も20数年の時を経て、新しく生まれ変わっています。
現代風になったというのではなくて、今の徳永さんの進化に合った変化。
優しく、力強く、どれもかっこいいです。
おすすめは「永遠の果てに」「壊れかけのRadio」「レイニーブルー」「どうしようもないくらい」「JUSTICE」です。あ、半分になってしまった。
1. 永遠の果てに
最初に聞いたときはあまりに綺麗すぎるアレンジにちょっと物足りなさを感じたのですが、繰り返し聞くうちに「ああ、これが『永遠の果てに』の一つの完成形なんだな」と思うようになりました。静かに始まって少しずつ音数が増えていき、最後のサビに向かってグングンとテンションが上がっていく構成がたまらなくいい。「泣きながら僕らが生れるのは悲しみのせいじゃない」という歌詞にぞくっと身体が震えました。
2. 最後の言い訳
囁くような声のトーンが、歌にリアリティを与えています。歌のなかで同棲している二人が本当にどこかにいて、本当にあった物語のように聞こえます。ゆったりとした雰囲気もとてもいい。ただ、ラストの「一番遠くへいくよ~」は上げてほしかったなぁ。「最後の言い訳」といえばラストのシャウトのイメージが強いので。ちょっと残念。
3. 壊れかけのRadio
「今作はロックだ」というファーストインプレッションを受けた理由がこの曲。歪んだギターがかっこいいです。まるで荒野のならず者のよう。歌声も力強いですし、「本当の幸せ教えてよ」という言葉の説得力も増しています。今まで聴いた「壊れかけのRadio」のなかでは一番好きかも。
4. MYSELF ~風になりたい~(Tokunaga’s Track Remix )
これもアレンジの方向性としては「壊れかけのRadio」と同じですね。エレキギターがロックです。かっこいい。ただ、このアレンジだと定番の手拍子(タンッ、タタンッ)がやりづらいのが惜しい。
5. 僕のそばに(Self Cover Ver.Remix )
アルバム「BATON」の限定盤に収録されていたもののRemixバージョンです。
6. 恋人
スムーズジャズっぽい?。大人の色気を感じます。今の徳永さんの声に合っていて、哀愁を感じます。
7. どうしょうもないくらい
ここ2,3年、何故かよく口ずさむようになりました。自分にとっては今回のアルバム一番の注目曲です。若いころの徳永さんよりも年を取った今の徳永さんの方がこの歌が似合っている気がしますね。「どうしようもないくらい情けない声でも 叫んでみるさ殻を引き裂いて」と歌う声に深さを感じます。
8. レイニー ブルー
実はあまり期待していなかったのですが(なにせよく歌うしよく聴くので)、蓋を開けてみたら、かなり良かったです。アコギ2本での弾き語り。シンプルですが今までにない新鮮な印象を受けました。そういえば、徳永さんのアコースティックアルバムってありそうでないですよね。出たら、売れると思うんだけどなぁ。
9. 夢を信じて
オリジナルよりもスローテンポです。悪くはないんですが、せっかくならアップテンポのままのほうがよかったかな。オリジナルのイメージもあるのですが、なによりもバラードばかりのアルバムのなかでアップテンポな曲があった方がアクセントになったと思うので。
10. JUSTICE
やった!学生のころにRevolution_on_filmを観て以来、大好きだったJUSTICEのセルフカヴァーです。ライブ同様に、最後のサビをもう一回繰り返してくれているのが嬉しい。アレンジもスケール感が増してますし、歌声にもエネルギーが満ち溢れていて、最高です。
11. 愛という名の真実
今作で唯一の新曲です。ちょっと内容が難しい?です。
11月には金沢でライブもあるので、そちらも楽しみです。
たまには前の方の席が当たるといいな!!
いったいどんな選曲になるんだろうといろいろ想像していたのですが、予想外にも今回はベストIということで、デビューから1990年前半までの曲からの選曲でした。
IがあるということはきっとII,IIIもあるってことですよね。
2,3年かけての制作になるのかな。なかなか壮大な計画です。Iが出たばかりで気が早いですが、次回作も楽しみです。
セルフカヴァー・ベストIの収録曲は?
さて、今回の収録曲を年代順のアルバム別に並べてみました。- Girl: レイニーブルー
- Realize: 最後の言い訳, MYSELF ~風になりたい~, 恋人
- JUSTICE: 壊れかけのRadio, JUSTICE
- Revolution: どうしようもないくらい
- INTRO.II: 夢を信じて
- Nostalgia: 僕のそばに
- 太陽の少年: 永遠の果てに
たぶん、95年発売の「太陽の少年」の他の曲は次回持越しと思われます。
こうしてみると、「輝きながら」「Love is All」「もう一度あの日のように」などの名曲はありませんが、他はかなり手堅い選曲と思います。
意外性があるのは「恋人」「JUSTICE」「どうしようもないくらい」くらいかな。
去年のツアーで歌った「セレブレイション」が入っていないのが悔しい。すごいよかったのに!
個人的には、「魂の願い」「もう一度あの日のように」「桜」「君の青」「Melody-永遠の鍵-」とか聴きたかったです。
アルバム全体の感想
最初聴いたときはロックだ!って思いました。ギターが前面に押し出されていて、骨太でワイルドな曲調が多いから。でも何度も聴いているうちに、ロックで力強いだけではないと感じました。
なんだろ、強くて優しい感じ?例えば、1曲目でもあり今作のアルバムタイトルでもある「永遠の果てに」はどちらかというと優しいアレンジですよね。でもオリジナルVer.よりも芯が太い。
どの曲もオリジナルVer.はリバーブ強めの線の細い優しさだとしたら、今回のカバーVer.は演奏のワイルドさに負けない大人の包容力を見せつけるような優しさ、といえばいいのでしょうか。
どの曲も20数年の時を経て、新しく生まれ変わっています。
現代風になったというのではなくて、今の徳永さんの進化に合った変化。
優しく、力強く、どれもかっこいいです。
各曲の感想
簡単に1曲ずつの感想を書きます。おすすめは「永遠の果てに」「壊れかけのRadio」「レイニーブルー」「どうしようもないくらい」「JUSTICE」です。あ、半分になってしまった。
1. 永遠の果てに
最初に聞いたときはあまりに綺麗すぎるアレンジにちょっと物足りなさを感じたのですが、繰り返し聞くうちに「ああ、これが『永遠の果てに』の一つの完成形なんだな」と思うようになりました。静かに始まって少しずつ音数が増えていき、最後のサビに向かってグングンとテンションが上がっていく構成がたまらなくいい。「泣きながら僕らが生れるのは悲しみのせいじゃない」という歌詞にぞくっと身体が震えました。
2. 最後の言い訳
囁くような声のトーンが、歌にリアリティを与えています。歌のなかで同棲している二人が本当にどこかにいて、本当にあった物語のように聞こえます。ゆったりとした雰囲気もとてもいい。ただ、ラストの「一番遠くへいくよ~」は上げてほしかったなぁ。「最後の言い訳」といえばラストのシャウトのイメージが強いので。ちょっと残念。
3. 壊れかけのRadio
「今作はロックだ」というファーストインプレッションを受けた理由がこの曲。歪んだギターがかっこいいです。まるで荒野のならず者のよう。歌声も力強いですし、「本当の幸せ教えてよ」という言葉の説得力も増しています。今まで聴いた「壊れかけのRadio」のなかでは一番好きかも。
4. MYSELF ~風になりたい~(Tokunaga’s Track Remix )
これもアレンジの方向性としては「壊れかけのRadio」と同じですね。エレキギターがロックです。かっこいい。ただ、このアレンジだと定番の手拍子(タンッ、タタンッ)がやりづらいのが惜しい。
5. 僕のそばに(Self Cover Ver.Remix )
アルバム「BATON」の限定盤に収録されていたもののRemixバージョンです。
6. 恋人
スムーズジャズっぽい?。大人の色気を感じます。今の徳永さんの声に合っていて、哀愁を感じます。
7. どうしょうもないくらい
ここ2,3年、何故かよく口ずさむようになりました。自分にとっては今回のアルバム一番の注目曲です。若いころの徳永さんよりも年を取った今の徳永さんの方がこの歌が似合っている気がしますね。「どうしようもないくらい情けない声でも 叫んでみるさ殻を引き裂いて」と歌う声に深さを感じます。
8. レイニー ブルー
実はあまり期待していなかったのですが(なにせよく歌うしよく聴くので)、蓋を開けてみたら、かなり良かったです。アコギ2本での弾き語り。シンプルですが今までにない新鮮な印象を受けました。そういえば、徳永さんのアコースティックアルバムってありそうでないですよね。出たら、売れると思うんだけどなぁ。
9. 夢を信じて
オリジナルよりもスローテンポです。悪くはないんですが、せっかくならアップテンポのままのほうがよかったかな。オリジナルのイメージもあるのですが、なによりもバラードばかりのアルバムのなかでアップテンポな曲があった方がアクセントになったと思うので。
10. JUSTICE
やった!学生のころにRevolution_on_filmを観て以来、大好きだったJUSTICEのセルフカヴァーです。ライブ同様に、最後のサビをもう一回繰り返してくれているのが嬉しい。アレンジもスケール感が増してますし、歌声にもエネルギーが満ち溢れていて、最高です。
11. 愛という名の真実
今作で唯一の新曲です。ちょっと内容が難しい?です。
11月には金沢でライブもあるので、そちらも楽しみです。
たまには前の方の席が当たるといいな!!