ロックファン必聴!「SPITZ草野マサムネのロック大陸漫遊記」が面白い

   毎週日曜の21時からラジオ放送中(一部地域除く)の「ロック大陸漫遊記」が面白いです。
   今年(18年)の1月から始まったのですが、40年近く生きてラジオを毎週聞く習慣のなかった自分が毎週欠かさずに聴いています。
   せっかくなので布教も兼ねてどの辺が面白くておすすめなのかを自分なりにまとめてみました

1.古今東西いろいろな音楽を知ることができる

   パーソナリティはスピッツの草野マサムネさんです。その時点で、リスナーの大半はスピッツファンだと思うのですが、番組の内容自体はあまりスピッツとは関係ないです。というか世間のスピッツのイメージで聴くと逆につまらないかも。
   かつて'70から'80年代のロックが好きだった人、そして今ロックが好きな人が聴くと楽しいし、勉強になる番組だと思います。
   勉強になる、なんて書くと堅苦しいですが、知らない音楽を知ることができて、新しい音楽体験ができます。

   ほんと、いろんな曲がかかるんですよ!
   草野さんがロック(メタル?)の世界に飛び込んだきっかけとなった’70年、'80年代の曲。英米圏以外の曲。古い洋楽ばかりではなく今の若い世代の邦楽曲(自分も知らない)。
   面白ソング特集や昭和アニソン特集の放送回ではなんじゃこりゃ!?、っていう曲もたくさんかかりました。
   毎回、草野さんの見識の広さに驚かされます。

   そして1回の放送につきフルサイズの曲が8~9曲流れます。これは55分の番組としてはかなり多い方なのではないでしょうか。
   草野さんはきっと、じっくり腰を据えてロックを聴きたい人に向けて番組を作っているんだと思います。

   なお、紹介する曲には条件があって、基本はロックで、打ち込み系はNGとなっています。といいつつ、ふなっしーの曲を流したときは「打ち込みNG」のルールを一時的に解禁していましたが。
   初めて禁を破った歌が「ふなっしー」って……。

2.草野さんの話が楽しい

   曲と曲の間の草野さんの短いトークが楽しいです。
「笑える」とかそういことではなくて、オンエアする1曲1曲の背景や細かい情報を教えてくれたり(Twitterではマサペディアと呼ばれてる)、会話の中にさりげなくスピッツのちょっとしたエピソードを挟んできたり。
   まあ、たまに言動が微笑ましくて、笑ってしまうときもありますが、基本は、音楽の知識の広さと、音楽への情熱の深さに感心して、お話を聞くことが楽しいです。
   また、音楽をたくさんかけることが主目的なのであくまでトークは短めといいうのも主旨に合っていて良いです。

3.安定の番組構成

   ここ数回の放送は、1曲目:スピッツの楽曲→お題:数曲→ラスト:「ちょっぴりタイムマシーン」コーナー、という構成になっています。

   まず最初のスピッツの曲。これはリスナーからリクエストされたものや、その日のお題に合ったものが流れます。草野さんの番組なので、一曲はスピッツの曲がないと寂しいですもんね。そして、毎回何が流れるのかを推理するのも楽しいです。

  次に、お題に合わせて草野さんの選んだ曲が流れます。だいたい6,7曲くらいですかね。
  一つのテーマに沿って選ばれた曲たちをじっくりがっつり聴くことができます。自分の知識が浅いせいもあり、毎回ほんといろいろな曲を聴くことができ、新しい出会いにあふれています。

   最後の「ちょっぴりタイムマシーン」は、草野さんが埋もれたままにするには惜しい曲を1つピックアップして流します。これをラストの定位置にしているのがうまい!
   例えば、お題が濃すぎた場合とかは、ここで清涼感のある曲を流して中和することもできたりして、この1曲はバランサーの役割も果たしています。

   1つのお題をじっくり聴きつつ、最初と最後でバランスも取ることができて、これは非常に良い構成だと思います。

4.Twitterで実況して全国のファンと時間を共有できる

   ちょっと本質から逸れますが、Twitterで「#ロック大陸漫遊記」のハッシュタグでリアルタイムでtweetするのが楽しいです。
   草野さんの挙動に一喜一憂してつぶやいたり、今流れている曲が好き!とつぶやいたり、あるいは誰かがこの曲知っている!とつぶやいたのに「いいね」したり、誰かが草野さんの言動に微笑ましいつっこみを入れるのを見て「いいね」したり。
   ここにいないし、お会いしたこともないのに、全国のスピッツファンのみなさんといっしょにラジオを聴いているようですごく楽しいです。

5.オンエアされた楽曲を”Google Play Music”で探してプレイリスト化する

   せっかく草野さんに教えてもらった歌を1回聴いて終わりにするのはもったいないです。
   ということで、僕は「Google Play Music」(定額制音楽配信サービス)で毎回オンエアされた曲を探して、1ヵ月ごとにプレイリスト化しています。
   たまに配信されていない曲もありますが、洋楽は配信率が高いですね。
   これまで5か月分のプレイリストを作ってきましたが、一月あたりの曲数は20曲超ですね。
   それを朝子供を起こして布団をたたむときに聴いたり、お風呂のなかや出張の移動中に聴いたりしてます。
   何度も聴くことで気に入った曲ができることもあります。スマホなら、気に入った曲のアーティストやアルバムにボタン1つで飛ぶことができるので、さらに深く掘り下げて聴くことができます。自分の音楽の幅がちょっと広がった気分です。

   毎月お金を払っていたのですが、使いきれていない感のあった「Google Play Music」にようやく値段相応の用途が見つかった思いです。(それが実は一番うれしかったりして)
   もちろん、Spotifyなど他の定額制音楽配信サービスでもかまいません。ロック大陸漫遊記でオンエアされた曲を定額制音楽配信サービスで探してプレイリスト化して普段から聴く、というのは、ロック大陸をより深く漫遊できておすすめです。

ロック大陸漫遊記の良いところ・まとめ

   以上、長々と5節にも分けて語ってしまいましたが、
   ロック大陸漫遊記の良さを一言でいうなら、未知の音楽との出会いを与えてくれて、自分の音楽の世界を広げてくれるところです。
   スピッツ関係なく、むかしロックが好きだった人、いまロックが好きな人に聴いてもらいたい番組です。

   このブログでも番組の感想を毎回書いてますので、ぜひ興味がある方は見ていってください!(5月からは1ヵ月分を1つの記事にまとめるようにしましたが……)