Pioneerイヤホン「SE-CH9T」感想 その1~E700Mと使い分けられるロック系弟分

SE-CH9T

   先日パイオニア製のイヤホン「SE-CH9T」を購入しました。
   買った理由は、ネットの評判がよかったこと、価格が1万円を切り手を出せる圏内に入ってきたこと、そして普段使っているONKYO製「E700M」には満足しているのですが買って1年が経ちそろそろ違う音色も聴いてみたくなったことです。

   SE-CH9Tを使用して10日ほど経ちましたので感想を書きます。
   なお、音楽を聴くのに使っている主なDAPはXDP-100R(パイオニア)です。

開封

   箱の大きさやデザインは「E700M」と似ていますね。

   なかにはイヤホンパッドとイヤホンポーチ(黒色で見づらいですが)が同封されていました。

音質はどんな感じ?

   おお、ベースとバスドラが力強い!というのが最初の印象です。
   低音の輪郭がくっきりしっかりしています。だけど強調しすぎて疲れるというほどではありません。
   また音場が広い!
   中央、左右、もっと左右といった風に平面的に広いだけではなく、立体的に広いです。下や上にも音が配置されて聴こえます。ステレオなのにどうしてそうなるのかはよくわかりませんが。。。

   ちなみに音質とは関係ありませんがカッパー色の真鍮部分(外はアルミ?)が耳に当たるとひんやりします。この冷たい感触が澄んだ印象につながり高級感があります。かなり個人的な感想ですが。(^^;
高級感のあるひんやり(?)を楽しめる真鍮部分

ONKYO製「E700M」との比較

   セミオープンタイプのE700Mと音質を比較したらどうでしょう。
   スピッツ、mol-74、雨のパレードなどバンドものを中心に聴き比べてみました。
  • E700M: ボーカルを中心に周囲に楽器が配置されていて、すっきりまとまっている。高音がきれい。アコースティックなものに向いてる。
  • SE-CH9T: E700Mよりも空間的で広がりがある。ベースやドラムが力強く、E700Mが苦手な低音が気持ちいい。ロックに向いてる。
   自然派の兄(E700M)と、ロック系の弟(SE-CH9T)という具合に、うまく得意分野が分かれてくれました。というか、それを期待してSE-CH9Tを買ったので、まさに期待通りでした。笑
   これからは気分や音楽によって2つのイヤホンを使い分けていけそうです。
   これで、クラブ・ダンス系の末弟が加わったら、更に楽しそうですね。
   まあ、イヤホンばっかり買うわけにもいかないので、買うとしたら一年後かな。次はSONY?BOSE?

掛け方の注意点

   視聴せずにネット注文で買ったので、届いてから知ったのですが、SE-CH9Tは耳への掛け方が変則的です。
   箱の側面に書かれているイラストのように、ケーブルを耳たぶにぐるっと巻きつけるようにして付けます。
   イヤホンを耳に嵌めればこうしなくてももちろん音は聴けるのですが、イラストの通りにした方が耳にフィットして本来の音質で聴けます。
   僕は不器用なので最初はちょっと手こずりました。
箱に書かれたイラスト

まとめ

   1万円前後のイヤホンの音としては十分良いと思います。
   お気に入りのイヤホンがまた一つ増えて、買って良かったです。

   ちょうど雨のパレードの新譜「Reason of Black Color」が出た日にこのイヤホンも届いきました。そのため、雨のパレードばかり聴いていましたが、これから他の音楽もいろいろ聴きこんで、一か月ほどしたらまた感想を書きたいと思います。
   時間が経つと、イヤホンのエージングも進み、またちょっと印象も変わるかもしれませんから。