MUSICA vol.123 スピッツ特集
音楽情報誌「MUSICA」の17年07月号に、スピッツのロングレビューが載っていたので購入しました。MUSICA vol.123 |
スピッツの記事は合計8ページで、ざっくり写真が5ページ分、文章が3ページ分になります。
アルバムを年代ごとに追っていくのではなく、この30年間のスピッツを音楽シーンの変遷のなかで語っていて、なかなか読みごたえがありました。
ロックとは何かもまだ定まっていなかったころ。洋楽を模倣するか、アンチテーゼとするか、別の道をいくか?そんな混沌とした時代背景のなかでスピッツは生まれ、世に出ていったのだなぁと。
また、他のアーティストの名前もさらっとですが出てきます。ブルーハーツ、フィッシュマンズ、the pillows、ジュディマリ、くるり、スーパーカーなど。ほんとさらっとですが。そうしたアーティストの文脈でスピッツが語られているのも読んでいて楽しかったです。
最後に。 記事の中でスピッツの歌をこんな風に評していました。「フォークなのにロックな、そして愛の匂いのなかから享楽や打算よりも終末や死の匂いを感じる彼らの歌」ーー自分が十代二十代のころにのめりこんでいたスピッツがまさにこれです。愛、終末、死。ああ、スピッツの一面をよくとらえているなぁと感じました。
新曲「1987→」発表
6月26日、シングルコレクションの最後の新曲のタイトルとMVが発表されました。いきなりの解禁で驚きましたし、朝からTwitterはその話題で持ちきりでした。
「泣ける」というコメントがたくさん出てきて、僕はシングルコレクションまでMVを見ないつもりでしたが、もう気になって気になって。結局見てしまいました。
男の子なのでさすがに泣きはしませんでしたが、夜の河原まで思わず走りに行ってしまいましたよ。駆け出したい衝動にかられる曲です。こんな曲を今でも平気で作ってくるスピッツはほんとすごいです。そして、感謝!!
シングルコレクションも、アリーナツアー(長野8/5)もますます楽しみになってきました。