スピッツ「不死身のビーナス」感想

  5thアルバム「空の飛び方」の6曲目に収録されています。
  3分半という短いなかにライブ感が凝縮されていて、最高に弾けさせてくれます。

  なんといっても、「JAMBOREE1」に収録されているライブ映像がいいですよね!!と書こうと思って、DVDの曲目を確認したら、あれれ?そんなタイトルどこにもない。
  VHS版だけの初回特典なんでしたっけ、これって。うわー。さすがにVHS版はもう無いかも。実家にあるかなぁ。あっても、ビデオデッキがないなぁ。
  ライブ映像を観てこの曲を好きになった身なので、もう観れないとはちょっとショック。。。DVD買って安心したのかな、過去の自分、迂闊すぎ。

  さて、歌はご機嫌なギターソロから始まります。しかし、Aメロでいきなり「知らないどこかへ行っちゃうその前に」と別れのシーンを突き付けられます。明るく快走するようなメロディだけど「さよなら」なんですね。
「ひたすら背中たたかれてバカな幸せ」と最後の最後にイチャイチャを見せつけてくれたり、「あくびが終わる勢いでドアを蹴飛ばす」と意外と男らしかったりで、お別れなんだけど悲しくなくさわやかなのが気持ちいいです。

「おもちゃの指輪もはずさない」「いつでも傷だらけ」という彼女はなんか子供っぽくてちょっと好みです。こういうところでさりげなく出てくる草野さんの女の子像が可愛らしくていいですよね。

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  '15年のゴースカでお隣だった男の子が開演前に「不死身のビーナス聴きたいなぁ」と言っていたら、ライブの中盤でほんとに演奏されました。願いがかなってよかったねと思って隣りを見たら、すごく楽しそうに跳んでいたのがとても印象に残ってます。
  聴きたい曲が古い曲なときに、歌ってもらえたら、ほんとに嬉しいですよね!