nextDRIVE「SPECTRA」感想(3) 2週間目

  ポータブルアンプ「SPECTRA」を使用して約2週間たちました。
前回までは音についてのレビューを書かせてもらいました。(前回までのレビューはこちら
  音については、音場が広く、低いところから高いところまできめ細かく出ており、申し分ありません。
(注:高級オーディオを知らない耳です)

  今回は使いやすさや、電池の減り具合など音以外についても書いていきたいと思います。




スペック

  仕様関係をこれまで全く載せていませんでしたので、公式HPを参照して下記に整理しました。
NextDRIVE SPECTRA 公式HP http://jp.nextdrive.io/
  • DAC/アンプ部 ESS Technology 社製 SABRE9018Q2C
  • 周波数特性 20Hz ~ 50kHz
  • ダイナミックレンジ +121dB
  • 全高調波歪率(THD+N) 0.00%
  • 最大出力 13.3mW(インピーダンス300Ω / 最大出力電圧2Vrms時)
  • 最大出力 49mW (インピーダンス32Ω時)
  • 対応ビット数/サンプリングレート              PCM: 最大32bit / 384kHz、DSD: 最大11.2MHz
  • 重量 17g
  • 消費電力 5V 0.15A (最大0.3A)
  • 全長(ケーブル含む) USBモデル:235mm、MicroUSBモデル:228.5mm
  • 本体サイズ H:89mm × W:11.2mm × D:11.2mm
  最近のハイレゾ仕様は網羅してます。
  USBのタイプはTypeAとマイクロUSBと2種類ありますが、僕はマイクロUSBタイプを使用してます。スマホで使う分には変換コネクタ不要で便利です。

使いやすさ

  SPECTRA本体のサイズ観は、「太めのイヤホンケーブル」「太めのボールペン」「ペンライト」です。
軽いしかさばらないし、持ち運びには困りません。
使うときはイヤホンをイヤホンジャックに刺すように、マイクロUSBポートにSPECTRAを挿すだけでOKです。特別な操作はいりません。

  僕が使うには音量が大きすぎるのでSPECTRAとイヤホンの間にボリュームを1個追加してます。そのため、普通にイヤホンのみを使う場合よりも全長が長くなり、ケーブルがだら~んとしてしまうのがちょっといまいち。それでも一般的なポータブルアンプよりは十分すぎるほどコンパクトです。

  どれだけコンパクトかが伝わるようにズボンのポケットにスマホを入れて音楽を聴いているところを写真に撮ってみました。公式HPにもある写真の構図です。いわゆるポータブルアンプのようなごつごつ感は全くないです。
  ぱっと挿して、ぽんっと音楽を再生して、さっとズボンに入れるだけです。普通にスマホで音楽を聴くときの操作感覚で、高音質な音楽を聴くことができます。
スマホ+SPECTRAをポケットに入れた図
(服が野暮ったいのはご容赦)

  実際にこのようにポケットに入れた状態で、台所でお皿を洗ったり、外に散歩出たりしてます。
  使いやすさや、使用するシチュエーションの広さは、十分ですね。満足です。

  唯一心配なのは、防水蓋を毎回開け閉めしているところですかね。痛んで取れてしまわないか、パッキンが壊れないか心配です。最近のスマホは防水でもキャップレスのUSBがあるようなので、ポータブルアンプを多用する場合はそれがおすすめかも。

バッテリーの持ちは?

  愛用しているXperia A4のバッテリー容量は2600mAhです。
SPECTRAを使って約1時間視聴して、3回ほど、計測してみました。
  • 電池の残量① 30%→10% 約1時間(NAS上のFLAC44.1kHz/16bit)
  • 電池の残量② 55%→35% 1時間6分(SD内のAAC192kHz)
  • 電池の残量③ 71%→54% 1時間4分(SD内のAAC192kHz)
  3回とも1時間で電池が20%弱減ってます。
  5時間でスマホの電池が切れてしまう計算になります。
  出張時には予備バッテリがないと使えないレベルですね。あるいは、屋内使用に限定するか。

  一般的なポータブルアンプの電池持ちはどうなんでしょうか?
  僕は使ったことないのでわかりませんが、バッテリを別途内蔵しているので、きっとSPECTRAよりも持ちはいいんでしょうね。こればかりは軽量・小型とのトレードオフなので、今のところどうしようもないと割り切ってます。

2週間目のまとめ

  良い買い物だったと思います。音もいいし、使い勝手もいいし。
  もっと高級で重量のあるポータブルアンプと比較したらどうかはわかりませんが、所詮、駄耳なので値段の違いほどの音の聴き分けはできないと思います。
  それよりもコストパフォーマンスと、利便性です。どこでも持ち歩けてどこでも聴けるのは大きなアドバンテージだと思います。

  また、ちょこちょこレビューは追加していきたいと思いますが、まずは、SPECTRAおすすめ!!ということで。


  次は、Pioneer製「XDP-100R」の感想の2回目を書く予定です。ラインアウトモードにしてネットワークオーディオプレイヤとして使っているのですが、あまりそういう使い方をしている記事を見かけないので、何かの参考になれば。
→ XDP-100Rの2回目の感想はこちら

●関連する記事
nextDRIVE「SPECTRA」感想(4) 1か月目

コメント