ご機嫌なギターが楽しい! ~スピッツ「いろは」感想

「いろは」はスピッツの9thアルバム「ハヤブサ」の3曲目に収録されています。

   金沢マラソンが近いこともあって、ここ最近、感想記事に取り上げている曲は「夕陽が笑う、君も笑う」「センチメンタル」など、マイナーですがランニングBGMに合うノリがよくて激しいものが多いです。今回紹介する「いろは」も激しめの曲です。

   最初タイトルを聞いたときはもっと和風テイストな曲を想像したのですが、和風というにはかなりハードです。「いろは」というよりもアルファベットで「ABC」と言った方がしっくりきます。

   この曲の最大の特徴はギターです。ギターの音が大きく、前面に出ています。うねるような調子で、イントロからご機嫌ノリノリです。
   間奏では縦ノリわっしょいなビヨンビヨンしたギターソロがこれまたご機嫌に展開されます。このギターの音を聴いていると、レインボースプリングという子供のおもちゃ(下図)を連想してしまいます。あれを間奏に合わせて縦横無尽にかっこよく伸ばしたり縮めたりするパフォーマンスが映えそうです。
レインボースプリング(注:リンク先はAmazon)


   そしてサビです。ここはボーカルに合わせてギターが返答しているようにも聞こえて、ちょっと愉快です。
   Vo.「まだ愛はありそうか」ーーGt.「あるかな どうかな あるとも あるある イエーイ!!」
   Vo.「今日が最後のいろは」ーーGt.「そう そう いろはだ いろはにほへと ちりぬるおわか イエーイ!!」
……みたいな。まあ、かなり適当ですけど。

   ギターが楽しい良曲です。短いので何度でも聴けます。