秋のシルバーウィークに、戸隠山と飯縄山をそれぞれ日帰り登山してきました。
戸隠山は危険な「蟻の塔渡り」ばかり注目されていますが、スタートから急登なうえ、下りでは沢を何度も渡る箇所があり、最初から最後までハードでした。
無事下山できたときの満足感は日帰りの山としては非常に高かったです。
一方、飯縄山は最初から最後まで登りやすく、それでいて頂上の展望も最高。こんな山が近くにあったら毎週トレーニングがてら登っちゃうなぁと思えるくらい楽しい登山体験ができました。
今回はまず、1日目に登った戸隠山の山行をレポートします!
戸隠山登山コースMAP & タイム
僕は戸隠イースタンキャンプ場の隣りにある登山者用無料駐車場に車を停めて、周回コースにしました。
駐車場→さかさ川遊歩道→戸隠山奥社入口→戸隠山奥社(登山口)→蟻の塔渡り→戸隠山頂上→一不動避難小屋→駐車場
歩行時間は大休憩を除いてぴったり5時間でした。
駐車場
戸隠キャンプ場となりの駐車場は午前8時の時点で満車でした。さすがシルバーウィーク。
さかさ川遊歩道
駐車場から車道を渡った先に公衆トイレがあります。
その横に車道と並走して遊歩道が伸びています。
車道は狭くて危ないのでこの遊歩道を歩いて戸隠神社入口を目指します。
約2kmありますが、水平なのでサクサク歩けます。
戸隠神社奥社
戸隠神社奥社入口から奥社までは意外と長く、距離は約2kmあります。ここは緩やかな上りです。(登山というほどではない)
入口にトイレがありますが、さかさ川遊歩道から行くとちょっとコースから外れます。
僕は遠回りするのが面倒なので奥社手前にあるトイレで用を済ませました。ここが登山コース最後のトイレになります。
なおこのトイレは山にあるトイレそのもので、観光地のトイレとしてはアレな感じです。
途中の杉木立が圧巻。まだ登山が始まってもいないのにちょっと感動させられました。
登山口から胸突岩まで
蟻の塔渡りのある胸突岩までいっきに高度を上げていく感じです。
五十間長屋、百間長屋のある岩壁まで登ると、クサリ場も増えてきます。
蟻の塔渡りにたどり着く前にかなり体力を消耗すると考えておいた方がいいです。
蟻の塔渡り
蟻の塔渡りは胸突岩のクサリを登った先にあります。
いったん胸突岩の前でザックを下ろして水を飲むなどして体を落ち着かせて小休止してから難関の蟻の塔渡りに挑むことをおすすめします。
蟻の塔渡りは左右が切り立ったナイフリッジです。
落ちたらエライことになりますので慎重のうえにも慎重を期したいところです。
実際に歩いてみた感想は、思ったよりも岩幅があり、思ったよりも頑丈(ぼろぼろ崩れたりしない)でした。
高度感はありますが、足場が乾いていて風もなければ、ヒヤッとするようなシチュエーションは滅多に起きないと思います。
慎重に、でも必要以上に怖がらずに進みましょう。
蟻の塔渡りのコツは、
- 無理に二足で立たない(四つん這いや馬乗りも辞さない)
- コースをよく見て、場所によっては左側に足を下ろしてトラバース気味に歩く
です。
また、蟻の塔渡りから剣の刃渡りのつなぎの部分は、左側の窪地に下りて進みました。
ナイフリッジを歩ききった後、最後の岩に背中をもたれて全コースをふりかえると、高度感ばつぐんの景色と吹き抜ける心地よい風という最高のご褒美が待っています。
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| 蟻の塔渡り全貌 |
戸隠山山頂
すでに登山が終わったような気分ですが、コースはまだ半分以上残っています。
少し登ると、まず「八方睨」に到着します。
ここからの眺めは最高です。というか、この後の戸隠山山頂よりも広いし、展望もいいので、お昼休憩を取るならこちらがおすすめです。
さらに進むと戸隠山山頂です。山頂は狭いしやや地味です。
明日登る飯縄山を正面に見ながらあんぱんとカロリーメイトを食べます。
天気も良く景色もいいので至福のときです。
九頭龍山、一不動避難小屋
あとは下るのみ……と思っていたのですが、九頭龍山までアップダウンが続き、全然高度が下がりません。
登山地図をよく見ると、往路も復路も同じコースタイムなんですよね。そりゃアップもダウンも続きますわな。
これは地味にきつかったです。
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| 九頭龍山 |
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| 一不動避難小屋 |
沢を下り牧場へ
避難小屋から牧場までは高妻山の登山コースと被ります。
もう20年も前に高妻山に登ったことがあるので、ここも登ったはずなのですが……すっかり忘れていました。こんなに水気の多い場所だったとは。
沢下りとまでは言いませんが、足元が水で濡れているところが多かったり、何度も沢を渡ったり渡り返したりしました。
せっかく蟻の塔渡りをクリアしたのにこんなところで転んで怪我したら目も当てられないので、最後まで気を抜かずに進みましょう。
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| 氷清水 冷たくておいしい |
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| 沢を渡る |
ゴールは牧場です。
遠くに馬が放牧されているのが見えます。
先ほどまでの過酷な登山が嘘みたいなのどかな光景です。
戸隠山登山感想
やっと戸隠山(というか蟻の塔渡り)をクリアしましたー!
ずっと登りたいと思いながら、石川からだと地味に遠くて、北アルプスを優先していたら、高妻山登頂から20年もかかってしまいました。
蟻の塔渡りはやっぱり怖かったですね。槍穂縦走やジャンダルムよりも高度感があって怖かったかもしれません。
でもよく見て歩く場所を見極めれば、危険度はそれほどでもない気がしました。
注意点としては、蟻の塔渡りばかり注目されていますが、登りも下りもけっこうハードなので体力面の覚悟もしておいたほうがいいです。
次回は、2日目に登った飯縄山を紹介します。
おまけ
蟻の塔渡りの手前にあった謎の岩です。
最初こっちが本線だと勘違いして登ったら、岩の先は行き止まりでした。
ぶっちゃけ、蟻の塔渡りよりも落ちたら即死の高度感があって、こちらの方が怖かったです。(金沢の医王山のトンビ岩みたいな感じ)

























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