【レビュー】ワークマン「イナレムストレッチレインスーツ」を着て雨の日を走る

   冬の天気が悪い北陸に住んでいます。

   雪や雨が降っても外に出てランニングがしたい!

   そんな思いからワークマンの「イナレムストレッチレインスーツ」を買いました。

   もともと登山用のレインウエアは持っていたのですが、1万5千円くらいするので走って汗かいて汚すのがもったいないです。その点ワークマンのレインスーツなら上下セットで5000円を切っています。

   これなら思う存分汗をかけるぞ!ってことで試しに買ってみました。


   果たして名前のとおり(イナレムは「むれない」の逆さ言葉)、蒸れないのか?

   防水性能はいかほどか?

   雨の日のランニングに着るのは有り?無し?

   このへんを検証していきます。

ワークマン「イナレムストレッチレインスーツ」

イナレムストレッチレインスーツのスペック

  •  耐水圧20,000mm
  • 透湿度25,000g/m2/24h
  • 上下セット
  • 4900円


   重量については購入したLサイズのものを実測しました。

ワークマン「イナレムストレッチレインスーツ」 収納時

  • ジャケット重量:345g
  • パンツ重量:197g
  • 収納袋重量:16g
  • 総重量:558g


   もともと持っている登山用のミズノ製のレインウエアより少し重い程度なので、重くもなく軽くもなくです。


外観をチェック

   それでは外観を見ていきます。


ジャケット

   まずはジャケットから。

   カラーはベージュを選びました。

ワークマン「イナレムストレッチレインスーツ」 ウエア

   袖口はマジックテープで止めて絞れるようになっています。

ワークマン「イナレムストレッチレインスーツ」 袖口

   ジッパーは止水タイプです。

   裏にはフラップがあり雨と風の侵入を防いでくれます。

ワークマン「イナレムストレッチレインスーツ」 止水ジッパー

   サイドポケットの他に胸ポケットもあります。

   僕はここに自宅の鍵を入れてます。

ワークマン「イナレムストレッチレインスーツ」 胸ポケット

   胴まわりにはラバーが付いています。

   走っているときに身体にフィットしてくれるのでばたつきません。

ワークマン「イナレムストレッチレインスーツ」 ラバー

   内側はさらさらした手触りの生地でできています。

   手触りがよいです。そのおかげかベタつかない印象があります。

   またシームテープが縦横無尽に走っています。

ワークマン「イナレムストレッチレインスーツ」 内側 シームテープ

   フードはくるくる巻いて小さくまとめることができます。

   ただ、まとめた状態から広げるためにはジャケットを一度脱がないといけません。

ワークマン「イナレムストレッチレインスーツ」 フードをまとめる

   背中側。

ワークマン「イナレムストレッチレインスーツ」 ウエア 背中

   こうして見ると、ベージュとブラックのツートンがシックで良いですね。


パンツ

   次にパンツです。

   パンツはジャケットのカラーに依らず黒一色です。

ワークマン「イナレムストレッチレインスーツ」 パンツ

   コードでウエストを絞る構成です。

   ポケットはありません。


   裾にはボタンが付いています。

   ボタンを止めることで裾を絞ることができます。

ワークマン「イナレムストレッチレインスーツ」 裾を止める

   こうして絞っておけばランニング中に裾がバタつくことはありません。


サイズ感について

   実際に上下着用してみました。

   僕は身長172cm、体重64kgです。サイズはLです。

ワークマン「イナレムストレッチレインスーツ」 着用 172cm、Lサイズ

   サイズ感については、やや小さい印象です。

   僕は普段Mサイズを主に着ていますが、店内でMサイズを試着してみたところ、フリースの上から羽織ってかなり窮屈でした。

   Lサイズでぴったりな(=余裕がない)感じです。(Lサイズは対応身長175~185cm)


   気になった点はフードを被ると肩周りが突っ張るところです。

   フードが短いのだと思います。あと1cmでもいいので長いほうがよかったです。

(追記:そもそもドローコードが付いてませんね。コードがあれば緩めたり絞ったりできるのに。コストダウンでカットしたのかな)


雨の日に走る

   2月中旬、外気温6℃、1日中雨の日。

   イナレムストレッチレインスーツを着てランニングに行ってきました!


   準備運動で足を伸ばします。

ワークマン「イナレムストレッチレインスーツ」 動きやすい

   ストレッチ性があるので引っかかりは感じないです。動きやすい。


   体操が終わり身体がほぐれたところで、ランニングスタート!雨の中に飛び出します。

   レインスーツを着ているにもかかわらず走りは軽快です。普段よりも一枚多く着ているはずなのにあまり違和感はないです。軽くてストレッチ性があるからでしょうか。


   普段はキロ4分30秒のペースのところ、雨なので少しセーブしてキロ4分50秒のペースで走りました。

   1kmを過ぎたころからジャケットの内側に暑さを感じるようになりました。

   一方、ウオームタイツ+レインパンツという組み合わせの下半身側はほとんど暑くなりませんでした。


   約6km、30分走って、雨に濡れた後のジャケットがこちら。

ワークマン「イナレムストレッチレインスーツ」 水滴

   新品ということもあってよく雨粒を弾いています。


   パタパタしたら、それだけで雨粒が落ちてサラッとなりました。

ワークマン「イナレムストレッチレインスーツ」 水滴落ちる

   パンツの方の雨の濡れ具合はこちら。

ワークマン「イナレムストレッチレインスーツ」 水滴

   内側も写真に撮ってみました。汗で多少蒸れているのですが写真だとわかりませんね。

ワークマン「イナレムストレッチレインスーツ」 走った後の内側

「蒸れたか蒸れないか」と聞かれると、やっぱり「蒸れます」と答えます。

   ただ、気温が低かったせいもありますがそれほど不快ではなかったです。


まとめ

   冬の雨の日にイナレムストレッチレインスーツを着て約30分走りました。

   雨が浸透してなかがベチャベチャになることはありませんでした。

   また汗で脇や背中が多少は蒸れましたが、外気温が6℃と低いこともあって不快感はそれほどありませんでした。


   ただ、 外気温が10℃を超えるとさすがにウエアのなかに熱が溜まって蒸れて不快になってくると思います。

   これはイナレムの性能云々というよりも、カッパの宿命ですかね。

   インナーシャツをメッシュタイプの蒸れにくいものにするなどして対処するしかないと思います。


   天気の悪い冬に着て走るなら「イナレムストレッチレインスーツ」は目的に適います。

   価格も安いですし、買って損はないと思います。


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