毎週楽しみに聴いているロック大陸漫遊記も今年で4年目を迎えました。
そこで3周年を(勝手に)記念して、番組のなかで草野さんがよく口にする言葉を集めて整理してみました。
CDや雑誌のインタビューだけでは見えてこない草野さんの人物像が見えてくるかも??
以下、辞書っぽく五十音順にワードとその解説を並べてみましたので、どうぞ。
あざとくない
草野さんは自分の歌詞や他人の歌詞についてあまり語ったりしませんが、ときどき歌詞に触れることがあります。そんなとき「これはあざとくない」と言って称賛することがあります。
一番最近だとヒゲダンの「I Love...」をかけたときに出てきました。
「まるで水槽の中に飛び込んで溶けた絵の具みたいなイレギュラー」という歌詞について「イメージが広がるけどあざとくない」と。
計算高く緻密に作られた歌詞だけど小賢しく聞こえない、ということでしょうか。
自分で歌詞を書かれる方は、あざとくないかどうかを注意してみるのもいいかもしれないですね。
あまのじゃく(天の邪鬼)
ロック大陸漫遊記のオープニングソングはスピッツの曲のなかから選ばれます。
毎回Twitterのタイムラインでは何がかかるかを予想して盛り上がります。
だいたいその日のテーマや季節に関係するのですが、たまに「この季節なのにそれかよ」とか「テーマ関係ないんかい」というチョイスがあります。
そんなときはだいたい「草野さんは天の邪鬼だから」といってみなさん苦笑して終わります。
本人も天の邪鬼なのは認めていて、番組のなかでも、たまに「自分は天の邪鬼だから……」と言うことがあります。
基本的に、昔の楽曲で流行りのものだったり、おしゃれすぎたりするものは天の邪鬼な性格ゆえに、その当時は聴かなかったようです。
先日もポール・ウェラー特集のなかでスタイル・カウンシルの曲を流したときに「(当時は)おしゃれすぎて眼中になかった。天の邪鬼だから」と話していました。
でも気になっていたからこそ何十年も経ったいま自分のラジオ番組でかけているんでしょうね。
苦手なものでも全否定せずに自分のものとして取り込んでいる姿勢は見習いたいです。
イケメン
洋楽バンドの楽曲をかけた後に「ボーカルがイケメンです」とか「このジャケットの写真はすごくイケメンです」とボソッと言うときがあります。
またイケメンと同じくらい「ロン毛」にもしばし言及しています。
最近だとDeep Purpleのイアン・ギランさんの特集のときに「次に生まれ変わったら、イアンさんのような身長の高いロン毛のロックボーカリストになりたい」と語ってました。
草野さんの理想は、ロン毛でイケメンの高身長のロックボーカリストなのかな。
僕は草野さんも中性的でかっこいいと思うんですけどね。憧れです。
打ち込み
最近あまり聞かないので忘れそうですが、番組のルール(?)として、打ち込みの曲は原則禁止です。
理由は「ドラマーを救いたいという気持ちから」だそうです。
今後、テクノロジーが発展していったら生ドラムありきのバンドスタイルが先細りしていくかもしれない。だけど草野さんのなかには「生ドラムこそがバンド!」という思いがあり、だからこそ生ドラムの曲にこだわりたい。
打ち込みの曲をかけない、というルールにはそんなバンドマンらしい熱いこだわりがあったのでした。
なお、打ち込みの曲も例外的に2,3回流れたことがあります。
たしか最初に解禁された例が「ふなっしー」だったと思います。
→ふなっしー
おしゃれ
→天の邪鬼
ジャケット
「歌詞先かメロディ先か」というと草野さんは「ジャケ先」だそうです。
そんなジャケットに対して並々ならぬこだわりを持つ草野さんなので、番組内でもしばしばジャケットについてコメントがあります。
例えばウイッシュボーンアッシュの「アーガス」というアルバムでは、槍を持った騎士のジャケットに対して「厨二病的でかっこいい」というようなことを言っていました。
他にはベル・アンド・セバスチャンのアルバムはどれも絶賛していました。
ベルセバのアルバムアートはなんとなくスピッツのものと近いものを感じます。
田村の風呂なしアパート
最近は出てきませんが、番組初期のころは「田村さんの風呂なしアパート」の話題がちょくちょくありました。
番組内でかけた曲の解説の際に「これはむかし田村の風呂なしアパートでいっしょに聴いたことがあって……」とかそんな感じです。
昔から仲良かったんだなぁと微笑ましくなると同時に、なぜあえて風呂なしを今ここで強調する!?とツッコみたくもなります。
それにしても風呂なしアパートって、漫画「ハチミツとクローバー」の下宿先だったり、まんが道のトキワ荘を連想して、なんだか青春くさくていいですよね。(実際に自分が住みたいかは別にして)
ちょっぴりタイムマシーン
番組の最後に待っている定番のコーナー。
草野さんがこれまで出会ってきたナンバーで、埋もれさせてしまうのはもったいないな、という曲を一曲を選曲します。決り文句は「あなたの脳内ミュージックライブラリーに加えてほしい」
最近はこのコーナーのタイトルコールの際に草野さんがギターを演奏します。その曲名を当てるのがTwitter上での楽しみの1つになっています。
どれもスピッツの曲なのですが僕の正答率がかなり低いのは内緒です。
つるっと
ときどき草野さんの口から出てくる「つるっと」。
草野語でもなく方言ではなく、音楽業界用語かもしれないとかなんとか。
「まるっと」とか「最後まで全部通して」とかそういう意味らしいです。
日常会話のなかにときおり「つるっと」を挟み込めば、あなたも気分は業界人!?
ふなっしー
草野さんのなかの千葉の三大巨頭の一人(一梨?)です。(ちなみに残りお二方はマツコさんとジャガーさん)
初めてオンエアされたのは「クセになる面白ソング」特集のときです。
かなりメタルでシャウトしていて驚きました。
打ち込みNGの番組ルールが初めて破られたのもこの梨です。
すごいぜ、ふなっしー!
→打ち込み
マイケル・シェンカー
草野さんのなかの3大ギタリストの一人です。
スピッツメンバーが仙台からの移動中に東北新幹線のなかでお会いして、握手してサインまでもらった、というエピソードはこれまでに何度も番組のなかで語られました。ほんとに嬉しかったんだなーというのが伝わってきます。
自分が憧れるロックボーカリストにも憧れを抱くロックスターがいる、という事実がなんだか尊いのでした。
またお会いしますよ
番組の最後に草野さんが言うお約束の言葉。
「また会いましょう」ではなくて「またお会いしますよ」。
次も必ずある、と思わせてくれるきっぱりとした台詞なのがかっこいいです。
ロン毛
Dear Santa
草野さんが「毎年クリスマスにはこの番組ではこの曲をかけよう」と考えている歌があります。
それが小谷美紗子さんの「あなたはやって来る~Dear Santa~」です。
草野さんはこの歌について「運が悪かった人、悲しみや不安の中にいる人にこそ、サンタのプレゼントは届けられるべきではないかと、この曲を聞くたびに強く思います」と話していました。強く優しい言葉ですね。
これまで3年連続でクリスマスの時期にこの歌がかかりました。すっかりロク漫定番のクリスマスソングです。
今年も無事に一年が過ぎて4回目が聴けるといいな。
ZO-3
いつのころからかスタジオに持ち込むようになった草野さんのギターです。
これでギターのリフを弾いたり、たまに弾き語ったりします。
弾き語るとTwitterは嬉しい悲鳴であふれます。
* * *
以上です。
タイトルで「草野マサムネを読み解く」とか大きく出ておきながら、そんなにたいした内容ではなくてすみません(^_^;)
ロック大陸漫遊記、これからも応援してます!
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