先日、10年来使っていたデスクトップPCが壊れたので新しく買いなおしました。
その際、古いパソコンは内蔵HDD(ハードディスク)を取り出してから廃棄しました。
壊れたのはグラフィックボードのみだったので、HDDは取り出して物理的に破壊してから捨てるつもりでした。
ところが、インターネットで調べながら、えっちらおっちら分解してHDDを取り出してみたら、なんだか愛着(?)が沸いて、捨てるのがもったいなくなってしまいました。
実はパソコンの中を開けて分解したのはこれが初めてだったのです。
せっかく取り出したのですし、このHDDには外付けHDDとして新しい人生を歩んでもらうことにしました。
RSHTECH USB3.0ドライブケース 外付けハードディスク
まずは外付けハードディスクのケースを買わなければなりません。
古いHDDのサイズが3.5インチなので、ケースのサイズもそれに合わせて選びます。
Amazonでケースを調べてみると、どれも必ず悪いレビューがあり(動かない、すぐ壊れた、電源が落ちる……)、一長一短です。
いろいろ迷ったのですが一番無難そうなRSHTECH製の”N-339”という商品に決めました。
ざっと特徴をあげるとこのようになります。
- USB3.0対応
- アルミ製(放熱効果ありそう?)
- 3.5インチ、SATA接続
- 最大16TBをサポートUASP
- 自動スリープ機能付き
- 価格2500円前後
結果を先に書くと、無事に動いて、古いHDDは外付けHDDとして生まれ変わりました。
ハードディスクを組み立てる
届いたRSHTECH製ケースの中身はこんな感じ。
ケースとベースの他に、ネジ、ドライバ、USBケーブル、電源ケーブルが付いてます。
古いHDDを準備して、早速組み立てに取り掛かります。
ケースのこの部分に、
HDDの端子を挿しこみます。
あとはネジを内側の2点と外側の2点のネジを締めたら完成です。(下の写真は内側のネジを止めたところ)
あっという間!
とっても簡単でした。
外観チェック
外観はこんな感じ。
けっこうスタイリッシュなのではないでしょうか。
家にある数年前のIODATA製の外付けHDDと並べてみたところ。(左が今回作製したもの、右がIODATA製)
サイズはほんの少しだけ小さいです。

動作チェック
最後に、パソコンに挿して動くかどうか確認です。
そもそものHDDが壊れている可能性もあったのですが……、無事に動いて、エクスプローラーで中身を確認できました。
電源ランプも光ってます。よかったよかった。
もともとは壊れたPCのシステムディスクとして使っていたHDDなので、必要そうなファイルだけ別のHDDに転送して、フォーマットしました。
これで1GBの外付けHDDの出来上がりです♪
なお、このケースには電源ボタンが付いていて、押せばHDDをON/OFFできます。使ってないときは手動で電源をOFFにすれば節電にもなります。
読み書き速度テスト
新しくできた外付けHDDの読み書き速度を「CrystalDiskMark」を使ってテストしてみました。
比較のため、システムディスク(HDD)と、数年前に買ったTranscend製のUSB3.0接続の外付けHDDも測定しました。
1)再利用外付けHDD
シーケンシャルリードが131MB/sで、シーケンシャルライトが110MB/sでした。
2)システムディスク(C:)
続いて、内蔵のCドライブです。
シーケンシャルリードが129MB/sで、シーケンシャルライトが172MB/sでした。
3)市販外付けHDD
最後にTranscend製外付けHDDです。
シーケンシャルリードが73MB/sで、シーケンシャルライトが73MB/sでした。
市販の外付けHDDが一番遅い結果となってしまいました。
再利用外付けHDDの読み込み速度はシステムディスクとほぼ同等だったので、嬉しい驚きです。
USB3.0とはいえ中身は10年前のHDDなので、速度はもっと遅いと思ってました。
これなら現役の外付けHDDとして使えそうです。
とはいえ、やはり中身はロートルなのでいつ壊れて動かなくなるかが心配です。
大切なデータのバックアップに使うのは怖いので、NASに保存している音楽ファイルのバックアップに使おうと考えています。
まとめ
今回初めて、デスクトップPCのなかを開けてHDDを取り出し、外付けHDDとして再利用しました。
そんな大したことでもないのですが、自分のレベルが上がったようで嬉しかったです。
組み立ては拍子抜けするほど簡単だったので、誰でもできると思います。
家に余っているHDDがある人はぜひ、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
ケースが3000円弱と少々高いのがネックですが。
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