2月24日にNHK第一で放送された「うたことばスペシャル〜THE BLUE HEARTS〜」を聴きました。
僕は熱狂的なファンではないですがブルーハーツ、ハイロウズ、クロマニヨンズとずっと聴き続けてきたので、たっぷり2時間、ブルーハーツの曲とリスナーの方の色々な思いを聞けて楽しかったです。
MCは向井慧さん(パンサー)、高橋久美子さん、児玉智洋さん(サルゴリラ)、ゲストは小沢一敬さん(スピードワゴン)でした。
僕は熱狂的なファンではないですがブルーハーツ、ハイロウズ、クロマニヨンズとずっと聴き続けてきたので、たっぷり2時間、ブルーハーツの曲とリスナーの方の色々な思いを聞けて楽しかったです。
MCは向井慧さん(パンサー)、高橋久美子さん、児玉智洋さん(サルゴリラ)、ゲストは小沢一敬さん(スピードワゴン)でした。
「歌詞は指」
番組冒頭に「ブルーハーツが地球で一番」と豪語する小沢さんがヒロトとマーシーが雑誌で歌詞について語っていたことを話しました。
「歌詞は指。例えば美しい月があって、月を指差したとしても、指が美しいのではなくて美しいのは月のほう」というようなお話でした。
なるほど!これはわかりやすいし、いい言葉ですね。「歌詞は指」
僕らは言葉でしか語れないから、どうしても歌詞について語りたくなるけど、ほんとはメロディと歌詞を分ける必要なんてないのかもしれない。音楽を音楽のまま語ることができるなら、きっと美しい月を見て月を指差す以上のことなんていらないんでしょうね。
以下、紹介された楽曲を見ていきます。
リスナーの方が好きな歌詞としてあげたのは「弱い者たちが夕暮れ さらに弱い者をたたく」でした。
その方は、夕暮れという時間に着目して、弱いものが朝から夕暮れまでずっとたたかれ続けたあげく、次は夕暮れに彼らがさらに弱いものをたたくという一日の長い時間のなかでの弱者への攻撃とその連鎖を話してました。
僕は、夕暮れと聞いて、朝から日が沈むまでの長い一日を想像したことがなかったので、この解釈にはハッとさせられました。そしてゾッとしました。いじめや弱者へのバッシングというのはその瞬間だけのことではなく、時間を伴った苦痛なのだと。
僕が好きなのはベタですが「世界中に定められたどんな記念日なんかより あなたが生きている今日はどんなに素晴らしいだろう」です。ここが一番グッときます。生きよう、という気持ちになる。ベタですけど。
「歌詞は指。例えば美しい月があって、月を指差したとしても、指が美しいのではなくて美しいのは月のほう」というようなお話でした。
なるほど!これはわかりやすいし、いい言葉ですね。「歌詞は指」
僕らは言葉でしか語れないから、どうしても歌詞について語りたくなるけど、ほんとはメロディと歌詞を分ける必要なんてないのかもしれない。音楽を音楽のまま語ることができるなら、きっと美しい月を見て月を指差す以上のことなんていらないんでしょうね。
以下、紹介された楽曲を見ていきます。
TRAIN-TRAIN
いきなり超メジャー曲!!リスナーの方が好きな歌詞としてあげたのは「弱い者たちが夕暮れ さらに弱い者をたたく」でした。
その方は、夕暮れという時間に着目して、弱いものが朝から夕暮れまでずっとたたかれ続けたあげく、次は夕暮れに彼らがさらに弱いものをたたくという一日の長い時間のなかでの弱者への攻撃とその連鎖を話してました。
僕は、夕暮れと聞いて、朝から日が沈むまでの長い一日を想像したことがなかったので、この解釈にはハッとさせられました。そしてゾッとしました。いじめや弱者へのバッシングというのはその瞬間だけのことではなく、時間を伴った苦痛なのだと。
僕が好きなのはベタですが「世界中に定められたどんな記念日なんかより あなたが生きている今日はどんなに素晴らしいだろう」です。ここが一番グッときます。生きよう、という気持ちになる。ベタですけど。
夕暮れ
ブルーハーツ後期の名曲です。テンポよく歌っているのでサラッと聞けるし、帰り道に自然と口ずさんでしまうのが良いところです。でも歌詞は深いし、あたたかい。
僕が好きな歌詞、というかパートは「それよりももっと赤い血が体中を流れてるんだぜ」です。
この「赤い血が」のところを「ちーーーーがあ」って伸ばして歌うところがいいです。なんとなく血が体中を巡っている感じがして、歌っていると楽しくなる。生きてるって感じがします。
投稿されたリスナーの方の、雨のなかでこの歌を聴いて号泣したあと、「STICK OUT」と「DUG OUT」を携えて車で北海道を旅した、というエピソードも素敵でした。
そうなんですよね、「青空」はコード進行がすごいシンプルなんですよ。あのイントロの綺麗で印象的なコード弾きも、AメジャーとAsus4とAadd9を繰り返しているだけだったりしますし。
でもメロディも歌詞も心にしみます。
冒頭の「ブラウン管の向こう側 かっこつけた騎兵隊がインディアンを打ち倒した」というインパクトのある歌詞から引き込まれ、「運転手さんそのバスに僕も乗っけてくれないか」「眩しいほど青い空の真下で」というラストでは自分がどこにいるのか、どこに立っているのかがわからなくなり、不安な気持ちにさせられます。
この方の好きな歌詞は「誰かのサイズに合わせて自分を変えることはない 自分を殺すことはない ありのままでいいじゃないか」でした。
僕が好きな歌詞、というかパートは「それよりももっと赤い血が体中を流れてるんだぜ」です。
この「赤い血が」のところを「ちーーーーがあ」って伸ばして歌うところがいいです。なんとなく血が体中を巡っている感じがして、歌っていると楽しくなる。生きてるって感じがします。
世界の真ん中
「僕が生まれた所が世界の片隅なのか」「歴史が始まる前 人はケダモノだった」という歌詞が好きです。投稿されたリスナーの方の、雨のなかでこの歌を聴いて号泣したあと、「STICK OUT」と「DUG OUT」を携えて車で北海道を旅した、というエピソードも素敵でした。
青空
投稿されたリスナーの方は、中学時代にバンドを組んで全校生徒の前で『青空』を歌った経験があるそうです。コピーする曲に「青空」を選んだのは、発表まで時間がなくコードが簡単だからという理由でした。そうなんですよね、「青空」はコード進行がすごいシンプルなんですよ。あのイントロの綺麗で印象的なコード弾きも、AメジャーとAsus4とAadd9を繰り返しているだけだったりしますし。
でもメロディも歌詞も心にしみます。
冒頭の「ブラウン管の向こう側 かっこつけた騎兵隊がインディアンを打ち倒した」というインパクトのある歌詞から引き込まれ、「運転手さんそのバスに僕も乗っけてくれないか」「眩しいほど青い空の真下で」というラストでは自分がどこにいるのか、どこに立っているのかがわからなくなり、不安な気持ちにさせられます。
歩く花
高橋さんがセレクトした歌です。
聞いたことのない歌だと思ったらラストアルバムの「PAN」に入っている曲でした。
このアルバムは持ってないので初めて聴きました。
結婚ソングとして作った歌だそうです。
ピックアップされた歌詞は「今日からは歩く花 根っこが消えて 足が生えて 野に咲かず 山に咲かず 愛する人の庭に咲く」です。
花を歌った花はたくさんあるが、花束をあげるのでもなく、自分が花になり、愛する人の庭に咲くという歌詞がすごい、他にない、と話されてました。
たしかに、花をメインにしたこんな歌は初めて聴いた気がします。結婚ソングだと知って聴くとますます感じ入るものがあります。
アルバム持ってないけど、今更ながら買おうかなぁ。
ロクデナシ
リスナーの方曰く「ブルーハーツは栄養ドリンク」この方の好きな歌詞は「誰かのサイズに合わせて自分を変えることはない 自分を殺すことはない ありのままでいいじゃないか」でした。
リンダリンダ
ラストは「リンダリンダ」でした。
ドブネズミが美しいとは今でも思えないし、いつか君と出会うときに何故愛の意味を知らなけねばならないのかもわからないし、そもそもリンダさんが誰なのかも知らないけれど、それでも「愛じゃなくても恋じゃなくても君を離しはしない 決して負けない強い力を僕は一つだけ持つ」という叫びは純粋で尊いと感じます。
よくわからないけど、何度聴いても素晴らしい曲です。
他には「未来は僕等の手の中」「ネオンサイン」も紹介されました。
2人はライブのあとに打ち上げをしない
放送の中盤くらいかな。ヒロトとマーシーはライブのあとに打ち上げをしないという話題がありました。
そして、その理由は「ライブ以上に最高のショーはないから」だそうです。
素敵!最高ですね。