【感想】金沢マラソン2026|過去一番の大雨。カッパはいつ脱げばよかったのか

  今年も金沢マラソンに当選。雨降る金沢の街を走ってきました!

金沢マラソン2026 鼓門

大会前々日の様子

 金曜日に金沢駅「もてなしドーム」の地下で受付をすませてきました。(※当日受付はありません)

金沢マラソン2026 もてなしドーム地下

 地下広場はマラソンムード一色で、ぐるっと回って歩くだけでお祭り気分になれます。この独特の熱気、毎年ワクワクしますね。

金沢マラソン2026 参加記念タオル

 金沢マラソン公式アプリをスマホにインストールして、期間限定「おでんビーバー」もしっかりゲットしてきました。

金沢マラソン2026 おでんビーバー

大会当日・スタート前

 数日前からの予報通り、朝からあいにくの雨。

金沢マラソン2026 四高記念公園
7時半ごろの四高記念公園

 幸いなことに、手荷物を預けてスタートブロックに並び始めた8時ごろはまだ降っていませんでした。

 僕は100均で買った使い捨てポンチョを着て待機。畳んだ状態だと手のひらサイズでコンパクトなのに、広げると下はショートパンツが隠れるくらいまで覆えて、上はフード付きの半袖仕様。使い捨てのわりにしっかりした作りです。

100均ポンチョ

 ……ただ、やはりめちゃくちゃ蒸れます。

 雨が降る前から、このポンチョを着て突っ立っているだけで内部の湿度がぐんぐん上がり、じっとりと湿ってきました。


 そしてスタート5〜10分前。スタートセレモニーのブラスバンド演奏が祝砲のように轟いた瞬間、空から雨がザぁッと叩きつけ、風がゴぉッと吹き荒れました。これ、天に祝われてるんだか呪われてるだか分かりません。


大雨のなかのマラソン

 大雨が打ちつけるなか、いよいよ号砲とともにスタート!(8:30)

 僕のいたEブロックがスタートラインを超えるまで、3分強かかりました。

金沢マラソン2026 Eブロック入口
7時半ごろのEブロック

 最初の左カーブも雨。最初の下り坂も雨。金沢駅前も雨。どこを走っても雨、雨、雨……きっつー! そんな土砂降りの中でも、沿道の方々が例年と変わらず温かい声援を送ってくれているのがせめてもの救いです。

 9割方のランナーはレインウェアを着たまま走っています。もちろん僕も。

 100均ポンチョは袖も丈も短めで手足の動きを邪魔しないのは良いのですが、雨水で生地がペタッと肌に張り付く感触がなんとも不快です

  2km走った時点ですでにシューズの中はぐちょぐちょ。3年前の能登地震の影響で路面に細かな凹凸が残っている箇所もあり、大きな水たまりを避けるのにも一苦労でした。


10km、20kmと進んでも、雨は一向に止む気配を見せません。

 あとから「tenki.jp」で確認したところ、9時〜10時台の降水量は10mm/h超。完全にこの時間帯が雨のピークだったようです。予報通りといえば予報通り。さらに10時には、この日の最高気温である20℃をマークしていました。

 つまり、もしカッパを脱ぐならハーフを過ぎた10:30ごろが絶好のタイミングだったわけです。

 ……が、迷ったけど脱げませんでした。

 すでにカッパの下は汗と雨でサウナ状態。脱いだら楽になるのはわかっているのですが「もしこの先さらに土砂降りになったら、直に雨を浴びて低体温症になるんじゃないか」という不安がブレーキをかけます。

 いつ脱ごうか、いやまだ早いか……と逡巡を引きずりながら走っているうちに30kmを通過。案の定、脚に疲労が溜まってガクンとペースが落ちてしまいました。憂鬱なキロ6分ペースへ突入です。

「ここは何としてもキープするんだ」と奥歯を噛みしめ、腿を上げ続けます。しかし、駅前の50m道路に入ったあたりで、ついに「暗黒のキロ7分台」の重力に捕まってしまいました。このままズルズル引きずり込まれるのはまずい、ここが踏ん張りどころ……!

 しかし無情にも35km過ぎ、完全に暗黒の渦へと飲み込まれました。ラップはキロ7分台へ。

 ああ、またやってしまった。後半のお約束の大失速です。

 それでも「足を上げろ、腿を上げろ」と頭の中で呪文のようにリピートしながら、重い足を一歩一歩前へ出していきます。

 フラフラになりながら県庁前を過ぎ、蒸し暑さと足の痙攣の予兆に心が折れそうになったその瞬間。 ふと前を見ると、いつの間にか雨が止んでいる! 空を見上げると、しばらくは降りそうにない雲の隙間が広がっています。 「……気づくの遅すぎだろ、自分!」 ここでようやくカッパを脱ぎ、回収ボランティアの方に手渡しました。

 カッパを脱ぎ捨てると、すぅーっと風が通り抜けて信じられないくらい気持ちいい!

 全身に活力が蘇り、なんとかキロ6分台までペースを押し戻せました。


 最後は競技場のトラックに入る直前、前を走っていたバナナの着ぐるみのランナーと意地のデッドヒートを繰り広げ、数秒を削り出してフィニッシュ!

 今回も悲願の「サブ4」には届きませんでしたが、ネットタイムで4時間10分を切れたのは、ここ4年ほどの記録としては悪くない結果でした。(なにせあの雨でしたしね!)


感想

 今年の金沢マラソンの完走メダルがこちら!

 じゃーん!

金沢マラソン2026 完走メダル

 今年はかなりシンプルなデザインですね。

 メダルを見た長男が一言、「……なんか、Windowsのロゴみたい」

 たしかに4分割された四角形が並ぶ意匠はOSのアイコンっぽいかも。(まあ、本物とは全然違いますけどね)


 さて、金沢マラソン、今年で11回目の参加になります。(12回中11回当選ってどういう確率だ)

 ただ、残念なことにサブ4を達成できたのは過去に1回だけ。

 今年は3月の「ふくい桜マラソン」で4時間切りを達成できていたので、金沢でもイケるんじゃないかと密かに自信を持っていたのですが甘かった。


 実は今回、マラソンに向けて人生初の「プチ減量」にも挑戦していたんです。3週間で約1kg体重を絞り、1週間前から走行距離を落として前々日からはカーボローディング。自分なりにコンディションを万全に整えて挑んだだけに、目標に届かなかった悔しさは残ります。

 やっぱり10月末の金沢は気温・湿度ともに高めで、記録狙いにはなかなかタフな環境なのかもしれません。今回も雨とはいえ20℃を超えていましたしね。


 振り返ってみると、今回の最大の分岐点はやっぱり「カッパを脱ぎ捨てるタイミング」だった気がします。

 ハーフ地点か、せめて25kmあたりで思い切って脱ぎ捨てていれば、雨に打たれつつも熱気を外に逃がして体力の消耗を抑えられたはず。そうすれば終盤の暗黒ペースをもう少し防げたのかなぁ……とタラレバを考えてしまいます。

 今後も雨のレースを走る機会はあるはずなので、事前に1時間ごとの気温と降水量の予報を把握しておいて「ハーフを過ぎて雨脚が弱まっていたら脱ぐ」といった自分なりの明確な判断基準を作っておきたいところです。



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