自分の足で地面を蹴る! 〜トレーニングシューズ ASICS「HYPER SPEED 5」レビュー

 金沢の長く、重たかった冬がようやく明けようとしています。

 晴れた日が多くなり、ランナーとしての本能がムズムズと疼き出す……そんな季節ですね。


  僕は走る距離や目的に合わせて、ランニングシューズを使い分けるようにしています。

 10km以上の「マラソンを意識して鍛える日」は、カーボンプレートの推進力を備えたMAGIC SPEED 4。

 そして、10km未満の「忙しい平日の夜」は、練習用のエントリーシューズ。 これまで後者の役割を担ってくれていたのは、デカトロンの「JOG FLOW 100.1」でした。

 しかし、1年以上ともにアスファルトを駆け抜けた結果、クッションがすっかり「お疲れ様」状態に。 

 そこで新たに迎えたのが、ASICS「HYPER SPEED 5」です。

 購入価格は約7,000円。「安めの練習用」……というにはちょった高いもしますが(^_^;)


 春の足音とともに、僕の新しい「日常」を支えてくれるこの一足。実際に走ってみて感じた、素直な感想をお届けします。

ASICS 「HYPER SPEED 5」 正面

ASICS 「HYPER SPEED 5」

 メーカーの公式サイトを覗くと、こんな言葉が並んでいます。

「優れたクッション性とフィット性で、部活生にオススメのデイリートレーニングシューズ」


 カーボンプレートなし。これといった最新の技術の記載もなし。

 何より、商品紹介に「フルマラソン」という文字すら見当たらない。 

 あくまで部活に励む少年少女や、日々のトレーニングに汗を流す市民ランナーを見つめた「スタンダード」といった位置づけのようです。


ASICS 「HYPER SPEED 5」外観

 次に外観を見ていきます。


 斜め横からの写真。

 タンに「ASICS」と「HYPER SPEED5」のロゴが見えます。

ASICS 「HYPER SPEED 5」 斜め横

 サイド。FlyteFoamの文字。

ASICS 「HYPER SPEED 5」 横

 アウトソール。

ASICS 「HYPER SPEED 5」 アウトソール

 持ってみるととても軽いです。


ASICS 「HYPER SPEED 5」走ってみた感想

 6km前後の距離を何回か走ってみました。


 軽量なので、足運びが軽いです。

 クッションは、雲の上を歩くようなフカフカ感ではありませんが、かといって石畳を叩くような硬さでもない。 

「毎日走っても、これなら膝を壊さないな」と思わせてくれる、実直な安心感があります。


 ただ、最近はMGIC SPEED4に慣れてしまったせいか、カーボンプレートのないHYPER SPEED5はどうしても推進力が弱く感じてしまいます。

 カーボンプレートがない……これは短所でも長所でもあるように思います。

 MGIC SPEED4はスピードが出しやすい反面、無理やりシューズに走らされている感がありました。

 しかし、カーボンプレートがないHYPER SPEED 5は自分の足でしっかり地面を踏んで走っている感触があります。

 日々のトレーニングにおいて、この「自分の足でしっかり踏んでいる感触」は、何物にも代えがたい「自力」を養ってくれる気がします。


まとめ

  • 休日の10km〜: MAGIC SPEED4で、風を切る爽快感を。
  • 平日の10km未満: HYPER SPEED 5で、地道な足腰の鍛錬を。 

 この二刀流を使い分けることで、怪我なく、かつ確実に「サブ4」という高い壁に再挑戦するための土台を作れそうです。


 HYPER SPEED 5は、華やかなスポットライトを浴びる主役ではないかもしれません。

 けれど、日々の単調な練習を支え、一歩ずつ僕らを「フルマラソンのゴール」へと導いてくれる、丁寧で実直な名脇役です。

 普段のトレーニング用シューズに悩んでいる方は、HYPER SPEED 5をまずは試してみてはいかがでしょうか。


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