CDの売り上げ貢献と、地元のCDショップの衰退防止のために、ささやかではありますが、毎月一枚以上はリアル店舗でCDを購入しています。
5月に購入したCDは、"mol-74"の「colors」と、"それでも世界が続くなら"の「消える世界のイブ/アダムの林檎」です。どちらも邦楽です。本当はリンキンパークの新作を買いに行ったのですが、店頭で視聴したこの2枚があまりに印象的だったので衝動買いしてしまいました。
今回は2枚のうち「colors」の感想を書きたいと思います。
京都を拠点とした3人組のバンドで、2010年9月に結成し、すでにミニアルバムを6枚も出しています。結成してもうすぐ7年になるので経歴も長いですね。僕は今回店頭で視聴して初めて知りました。
ネット上の記事を集めていると、ボーカルの武市さんはアジカンやシガーロスの影響を強く受けているようなことが書かれていました。
場所は”vanvanV4”です。小規模なライブハウスばかりの金沢のなかでもかなり小さいハコなのですが、かえってアーティストとの距離が近そう。行きたい!!

「雨のパレード」に続き、これからも注目したいバンドがまた一つ増えました。
5月に購入したCDは、"mol-74"の「colors」と、"それでも世界が続くなら"の「消える世界のイブ/アダムの林檎」です。どちらも邦楽です。本当はリンキンパークの新作を買いに行ったのですが、店頭で視聴したこの2枚があまりに印象的だったので衝動買いしてしまいました。
今回は2枚のうち「colors」の感想を書きたいと思います。
mol-74とは
まず読み方ですが、mol-74と書いて「モルカルマイナスナナジュウヨン」と読むそうです。京都を拠点とした3人組のバンドで、2010年9月に結成し、すでにミニアルバムを6枚も出しています。結成してもうすぐ7年になるので経歴も長いですね。僕は今回店頭で視聴して初めて知りました。
ネット上の記事を集めていると、ボーカルの武市さんはアジカンやシガーロスの影響を強く受けているようなことが書かれていました。
ミニアルバム”colors”
colorsは5月24日にリリースされたmol-74の6枚目のミニアルバムになります。
全6曲で構成され、どの曲もアルバムタイトル通り”色”をテーマにした曲名になっています。
ラストのtearsも「涙色」ということでしょうか。
アルバム全体の感想
タワレコのインディーズコーナーに置かれていた、水面に絵具を落としたような淡い色合いのジャケットに惹かれて、思わず手に取ってしまいました。ヘッドホンから流れてきたのは1曲目のhazelです。
キーボードのアルペジオ、ファルセットを多用した、か細くやわらかいボーカルの声、ミニマムなドラム音。幻想的で美しく、そして儚い。
キーボードのアルペジオ、ファルセットを多用した、か細くやわらかいボーカルの声、ミニマムなドラム音。幻想的で美しく、そして儚い。
3曲ほど聴いて感じた第一印象は、きれいすぎる、でした。あんまり綺麗すぎる歌は、家に帰って聴いてみるとすぐに飽きてしまうということがよくあります。
しかし、すごく好きな雰囲気なので、お店のなかを2周くらいしたうえにもう一度視聴して、思いきって購入することにしました。
しかし、すごく好きな雰囲気なので、お店のなかを2周くらいしたうえにもう一度視聴して、思いきって購入することにしました。
家に帰って、後半の4~6曲目も聴いてみて、これは買って大正解だと思いました。
美しいだけじゃない、暗い痛みや、ざらついた力強さも備えています。また、歌詞は、水槽のなかで反射する光のように、あいまいで不確かに揺らめいていて、美しく心に響きます。
視聴時の不安なぞどこへやら。1週間以上、ずっとヘビーローテーションで聴いています。
美しいだけじゃない、暗い痛みや、ざらついた力強さも備えています。また、歌詞は、水槽のなかで反射する光のように、あいまいで不確かに揺らめいていて、美しく心に響きます。
視聴時の不安なぞどこへやら。1週間以上、ずっとヘビーローテーションで聴いています。
アルバムを何度も繰り返し聴いてみるうちに、「美しく儚い」という最初の印象は崩れることなく、更にリズムやサウンドの気持ちよさも長所として加わってきました。(グルーブ感がある、と書きたいのですが、グルーブの意味がよくわかってないので、やっぱやめとこう)
ライブで聴いても映えるアルバムだと感じました。"colors"を聴いていると、メロディに合わせてぴょんぴょん飛び跳ねたくて、体がうずうずします。
ライブで聴いても映えるアルバムだと感じました。"colors"を聴いていると、メロディに合わせてぴょんぴょん飛び跳ねたくて、体がうずうずします。
曲ごとの感想
1.hazel: オープニング曲。イントロからして心を虜にされました。美しいアルペジオに淡いファルセットボイス。歌詞はシンプルな、ともすれば単調にも聞こえるような、繰り返しを基調としたものです。でもそれでいいと思います。「いつも通りの朝になって」「いつか通りの朝が消えて」「あなたがくれた瞳の色や声が私を救って」「ありがとう」ーー優しく愛おしさにあふれた世界が広がります。
2.yellow: 「それはまさに恋のような」という歌詞が出てくるので、恋のはじまりを歌っているのでしょうか。「~のような」「~みたいな」「~気がしてる」とあいまいな語尾が多いです。でもその上手く言えないあいまいな感じが恋なのかな。忘れてしまったしまいそうな感覚です。
3.light: イントロから疾走感があります。ライブで聴きたい!「一瞬だって一瞬だって一瞬だって光を見ていたい」というサビが心地いい。クセになります。「君を追いかけたい」んじゃなくて「追い越したい」という姿勢も素敵です。
4.complementary colors: 歌詞は短い英語のみ。ちょっと休憩な感じ。
5.rose: 「嫌い」という歌詞(台詞?)にドキッとさせられます。3曲目同様、これもライブ映えしそう。
6.tears: 他の曲よりもギターもドラムも重めで荒々しく、ラストを飾るにふさわしい力強さや広がりがあります。美しく儚いだけじゃない、バンドの芯の強さ、根っこの太さを感じさせてくれる曲です。
どの曲も素敵ですが、おすすめは①③⑥です。
どの曲も素敵ですが、おすすめは①③⑥です。
リリースツアー
colorsのリリースツアーが6月16日から始まります。どうせ大都市のみだろうと思ったら、なんと番外編(本編じゃない理由がわらかないけど)として金沢にも来る!!場所は”vanvanV4”です。小規模なライブハウスばかりの金沢のなかでもかなり小さいハコなのですが、かえってアーティストとの距離が近そう。行きたい!!
mol-74"colors" (Amazon) |
まとめ
とても良いアルバムでした。mol-74の過去のアルバムも欲しくなりました。そしてライブにもできれば行ってみたいです。「雨のパレード」に続き、これからも注目したいバンドがまた一つ増えました。