XDP-100R 感想(1) 2か月目

 今年(2017年)の正月に衝動買いしたPioneer「XDP-100R」のレビューを書きたいと思います。
使用期間は2か月です。
後継機種のXDP-300Rがすでに発売されており、型落ち品になりますが、逆に今なら手に入れやすい価格なので、最新スペックを求めないのであれば、XDP-100Rの購入を検討してみてもよいのではないかと思います。(17年2月現在)
ちなみに、僕は正月の時点で、XDP-100Rの入ったヨドバシカメラの福袋を3万円でヤフオクで落として、購入しました。純正ケースと保護ガラスとJBLのBluetoothスピーカ付きでした。
XDP-100R 純正アプリで「醒めない」再生中

初めに書いておきますと、DAPなのに家の中でしか使用していないので、少し特殊な使用環境かもしれません。

良いところ

  • アンドロイドを搭載しているため、スマホでできることは何でもできます。 
  •   Google play musicやSpotifyなどの定額配信サービスの利用
      ホームネットワークと接続しての音楽視聴
      dアニメやYouTubeの視聴 など
  • ラインアウトモードがあるため、そのままアンプにつなげることが可能 
  • サイドに再生・停止/早送り/巻き戻しの専用ボタンがあるため、画面を立ち上げなくても曲操作が可能 
  • ボリュームのステップが細かく、ゲインも選べるため、音量を非常に小さくできる。寝ながら聴くのに最適 
  • スピーカがついているため、ちょっと音楽をかけたいときに便利 
  • 重厚感があり、高音質を期待できる 
XDP-100R サイドキー 曲操作が便利!

悪いところ

  • 重いので未だに外に持ち出したことがない 
  • バッテリーの持ちが悪い。いつも50%を切っている印象 
  • 白色モデルはやや安っぽい 

    ちょっと気になるところ

    • Bluetoothスピーカ等の接続のために、NFCがあればよかった 
    • ときどきボリュームの挙動がおかしい 
    • 上部のバンパーは僕は気に入っているけど、人によってはいらないかも 

    音質について

     第一印象は「地味」と感じる人が多いのではないでしょうか?
    実際、この機種を買う前にネットでレビューを調べてみると、同じような意見の人が多かったです。
    ただ、「つまらない音」という悪い意味よりは「飾らない自然な音」という良い意味あいが強いと思います。

    また、XDP-100RとNW-A25とはほぼ同時期に買ったので、音の作りの差を顕著に感じました。
    NW-A25の音がきらびやかなら、XDP-100Rは素朴な音といった感じです。
    自分の好みでいうと、XDP-100Rの方が好きです。

    使用状況 ~主にネットワークオーディオとして利用

     冒頭でも書きましたように、家の中でしか使ってません。
    また、「良いところ」の欄に、「マイクロSDカード2枚刺しができて大容量!」と書いていないのは、マイクロSDを挿して使ったことがないからです。
    内蔵メモリが32GBあるので、そこに「醒めない」(スピッツ)など数枚のアルバムを入れている程度です。
    じゃあ、どうやって使っているの?何に使っているの?というと、実は、ネットワークオーディオプレイヤーとして使ってます。

    昨年、家庭用の安価なNASを導入しました。今はそこに自分が所有しているCDを全部FLACで保存するようにしています。(全CDのFLAC化はまだ完了してませんが)
    XDP-100Rには「BubbleUpnP」というアプリを入れて、デジタルメディアコントローラ&レンダラとして機能させて、ネットワークを介してNASの音楽を聴いています。
    こうすれば、新しいCDを買うたびにPCに接続して音楽をコピーするという面倒な作業が省けるので、気軽に音楽を楽しめます。といってもNASのある家の中でだけですが。

    また、ラインアウトモードがあるので、据え置きのネットワーオーディオプレイヤの代わりにアンプに接続しても使っています。アンプのボリュームレベルはCDプレイヤー視聴時とくらべて少しだけ大きくする必要がありますが、ほぼ同じです。
    XDP-100Rをアンプに接続してGoogle play musicを聴いているところ。
    ヤマハのサブウーファーがすっかり物置き台に。

      据え置きのネットワーオーディオプレイヤは高いし、操作系がもっさりしていたら嫌だから、ほしいけど買うまでには至らない、という方にはXDP-100Rで代替するのもありなんじゃないかと思います。
    音質はCDプレイヤーと比べるとさすがにやや劣りますが、操作性の良さや、DAPと兼ねられる利点を考えると、自分の利用シーンとしては十分です。

    今のところ、新しい128GBのマイクロSDカードを買うのももったいないし、家の外に持ち出すこともないので、この使い方で続けていこうと思います。

    次回は、ネットワークオーデォオとしての使い方についてもう少し詳しく書きたいと思います。
    → 2回目の感想はこちら