nextDrive「SPECTRA」感想(2)1週間目

 ポータブルアンプ「SPECTRA」が届いてほぼ1週間がたちました。
  毎日、音楽を聴くのに使っています。
  前回ははスピッツの「遥か」でレビューしましたが、今回は他の曲についてもレビューしてみたいと思います。
  スマホはXpera A4、イヤホンはNW-A25HN付属のハイレゾ対応イヤホンを使用します。音源はCDをFLAC化したもので、いわゆるハイレゾではない普通の可逆圧縮データです。ネットワークを介してNASから読み込みます。
  と、その前に。




音が大きい問題はどうなったか?

 前回音量が大きすぎて困ってます(注:イヤホン側のインピーダンスや個人の音量の好みによって感じ方は変わると思います)と書きましたが、いちおう解決しました。
  下の写真のように、オーディオテクニカのボリューム付き延長ケーブルを買って付け足しました。50cmの延長部分はいらないのでくるくる巻いたままにしてます。(ボリューム部分だけあるのが理想なんですけどね)
SPECTRA+ボリューム+イヤホン
(ケーブルがちょっと五月蠅いのがネック)

  Xperia本体のボリュームは最小のまま、このボリュームを下げることで、音量を十分な小ささにできました。
 ほんとは音質が劣化しているのかもしれませんが、大音量で耳が痛いよりはよほどいいので、これで良しとします。
 さあ、これで、長時間視聴できる環境が整いました!!



ねごと「アシンメトリ」

 ダンスミュージック系の曲です。今だとEDMっていうんですかね。
バスドラム(冒頭は打ち込みかな?)の音が力強い。キラキラしたエフェクトが外側に、ギターやドラムは中央寄りに、音が空間的に広がってます。
「遥か」のときも音場が広いと書きましたが、この曲だとそれ以上です。宇宙っぽく広いです。(んー、この表現力の無さ……)それでいて、一つ一つの音はクリアでエネルギがあり、かなり気持ちいい!
踊りたくなります。

nano.RIPE「夢路」

 イントロはギターのカッティングから始まり、徐々にバンドの音が重なって、Aメロでボーカルが入る。中盤のCメロではボーカルの声にフォーカスされるパートもあります。
 全体を通してどの楽器も生き生きとしてます。Cメロのボーカルも暗闇にぽっと灯がともるように浮かび上がり、いつも以上にグッと聴かせてくれます。
 大好きな曲なのでよく聴くのですが、新しく生まれ変わったような、新鮮な聞き心地です。

クロマニヨンズ「エイトビート」

 勢い重視で録ってるような彼らの曲に、繊細さを求めるハイレゾオーディオなんて意味があるのかと思ったのですが、意外と新しい発見がありました。
 イントロのハーモニカやノイジーなギターの音がいつもよりもかっこいい。特にハーモニカは高音が伸びていて、こんないい音を出すんだと感心しました。
 また、ヒロトの声も、「ああ、こんなしゃがれた声でかっこいいんだ」とあらためて気づかされました。

所感

 SPECTRA、かなりいいぞって感じです。
この音場の広さと、一つ一つの音の力強さは何なんでしょう。すごいです。
  音域については、低音はパワーが増し、高音も伸びている。かといって、上下とも無理に強調しているわけではなく、自然です。
今のところ、悪いところが見当たらないです。
  DAPは「スマホ+SPECTRA」のみでいいのではないかと思えてきました。スマホなら大量の音楽を操作するのも楽ですし。音楽の管理も一元化できますし。

  自分のDAPの使い方としては、ランニング用にはNW-M505を、ヘッドホンでのリスニング用には「スマホ+SPECTRA」を、そして据え置きネットワークオーディオプレイヤの代替としてはXDP-100Rを使う、というスタイルに落ち着きそうです。あ、NW-A25が抜け落ちてる。

電池の持ちは?

 あと気になるのは、スマホの電池がどれくらい持つかですかね。
Xperia A4(ミニサイズのスマホ)の電池容量はデータシートによると2600mAhです。
  いま、約1時間音楽を聴いて電池残量が30から10%に減っていました。アンプの筐体を手で触るとほんのり熱いです。
  SCPECTRA本体は電池を備えていないのでスマホの電源が全てです。
  出張のお供にしようと思ったら、予備バッテリは必須そうです。
  電池の減りについてはまたデータが取れたらアップデートしていきます。


 次回の感想は1週間後を予定しています。
  次は音のこと以外で何か気づいたことを書けたらいいなと思っています。

nextDRIVE「SPECTRA」感想(3) 2週間目