2~3人の少人数キャンプ用に、設営・撤収が素早くできそうな「NEMOヘキサライト エボ 6P コンボセット」を購入しました。
まだキャンプで1回しか使っていませんが、なかなか面白いアイテムだったので、レビューを書きます。
NEMOヘキサライト エボ 6P コンボセットとは?
「ヘキサライト エボ」はなかなかカテゴライズが難しいキャンプ用品です。
テントに近いですが、インナーテントが付いていません。タープと言うには閉じきることもできてしまいます。
(地面以外の)5面が囲まれたタープ、というのが実際の用途に近い表現な気がします。
その「ヘキサライト エボ」に、前後のポールを二股化するオプションが搭載されたモデルが、今回紹介する「ヘキサライト エボ 6P コンボセット」です。
NEMOヘキサライト エボ 6P コンボセットの中身
タープ本体とメインポール2本にの基本セットく加えて、二股化のためのセット(二股用のエクステンションパーツとポール)が付属しています。
これだけそろって33,000円は安い!とも言えるし、タープだと思うとちょっと割高な気もします。やはり立ち位置の難しい商品だなと。
なお、ペグは最低限しか入っていませんでした。すべてのガイロープを止めようとすると、ペグの買い増しが必要です。
NEMOヘキサライト エボ 6P を設営する
富山県の朝日ヒスイ海岸オートキャンプ場で実際にヘキサライト エボを設営して1泊してきました。
初めての設営で一部もたつきましたが、基本は前後2本のポールでタープを立てる要領です。
1) 本体をペグダウン
まずはヘキサライト エボを地面に広げて6角形の4隅をペグダウンします。
2) メインポールを立てる
次にこのエクステンションパーツにポールを2本ドッキングします。
この日一緒に来てた三男君にドッキングしたポールを持って立ってもらいました。
三男の身長は約165cmです。ポールの高さはゆうに2mを超えているのがわかります。
ドッキングしたポールをヘキサライト エボの前後に立てます。
立てる場所は黄色のテープの灰色の個所です。
ポールを立てたら、6角形の残りの頂点もペグダウンします。
これを前後2か所で行うと、ヘキサライト エボが立ち上がります。
3) ポール二股化
続いて、ポールを二股化します。
いま、ポールは2つで1本の状態でヘキサライト エボを支えています。
これを1本残してもう1本を隅っこまで広げます。
1本広げたら、残った1本も広げます。
すると、ポールがAの形(二股)になりました。
赤矢印の個所で、広げたポールの先端に専用のパーツを取り付けてペグダウンしています。(ペグはないので別途購入する必要があります)
なお、位置決めの黄色いテープは設営し終えたら不要になるので、足が引っかからないように取り外してタープの隅のポケットに入れて片づけています。
4) 側面の拡張
さらに、側面を拡張します。
120cm長のポールを追加して側面を引っ張ります。
(ガイラインは付属していますがポールとペグは別途必要です)
この側面の拡張は、公式では、してもしなくてもいいようなおまけ程度の扱いになっています。しかし実際にヘキサライト エボのなかで過ごしてみると、意外と狭い!
多人数で過ごす場合は、側面を拡張してできる限り広げておかないとかなり狭苦しいです。
下の写真は、拡張した側面を中から見た様子です。写真だとピンとこないかもしれませんが、高さ含めてずいぶん大きくなっています。
5) 設営完了!
そして、前後のガイラインをペグダウンしたら完成!
前後のガイラインで引っ張ることで、天井にテンションがかかり、天井の中央の弛みが解消されます。
他に四方にガイラインがありますが、今回は省略しました。というか本体付属のペグは8本しかなく、持参した追加のペグも使い切ったのでペグがありませんでした。
この日は風も強くなかったので、これで良しとしました。
なんにせよ、ペグが足りないので多めに買い足しておくことをおすすめします。
インナーテントやテーブルを配置する
では、なかにモノを置いていきます。
まずはハイランダー製のインナーテント「ポリコットン2(3人用)」を一番奥に配置します。
このインナーテントの奥行きは180cmですが、こうして置いてみると意外と場所を取ります。
ポールを二股化したおかげで、ポールに邪魔されずなんとか一番奥のぎりぎりまで押し込むことができました。
続いて手前のリビングスペースに120cm長のテーブルと、その他もろもろの荷物を置きます。
これでいっぱいいっぱいですね。
こちらは翌朝、撤収前の写真。
椅子を2個置いてます。
この日は子供と僕の2人で過ごしましたので余裕がありましたが、リビングのテーブルを囲めるのは4人までかなー。
もしも5人目がいるとしたら、上の写真で言うところの手前にもう一人座ることになりますが、出入り口が近いので、座るスペースはなさそうです。
そもそもインナーテントが3人用なので4,5人での宿泊は無理ですね。別途小さなテントを外に追加する必要があります。
そうそう、ヘキサライト エボには中央付近にランタンフックがありません。
そこでポールとポールの間に長いロープをかけて、LEDランタンを吊るせるようにしました。
まとめ
「NEMOヘキサライト エボ 6P コンボセット」を設営し、別途購入したインナーテントをなかに入れて、いわゆるカンガルースタイルで1泊してきました。
感想を箇条書きすると……、
- タープの要領で張るので設営が簡単。撤収も楽
- タープとして使う分には居住空間が広い。しかしインナーテントを入れると決して広いとはいえない。快適に過ごすなら3~4人が限界
- 二股化は必須。これがないと、インナーテントを置けない
- ペグが最低限しかないので10本は買い増ししておきたい
まだ1回しか使ってませんが、今後は子供と2人でキャンプに行くときなどで活躍の場が増えそうです。
家族5人なら「ゼインアーツ KUKU-2」もしくは「キャプテンスタッグ DXオクタゴン400UV」。2~3人なら「NEMO ヘキサライト エボ 6P コンボセット」といった具合に使い分けていきたいと思います。
















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